も

ともとは看護師。リフレッシュ講座に参加したのがきっかけ

もともと看護師をしていましたが、子育てもあり退職して、しばらく専業主婦をしていました。
明和町で『ママのリフレッシュ講座』という、アロマスプレーを作る企画があり、それに参加したのがきっかけです。
とてもたくさんの香り…精油を持ってきてくださって。
香りは一つ一つ違って、働きもいろいろあるという話を聞いて、香りに癒されたというのもありますが、そんなにいろいろ働きがあるんだ…と。
お薬みたいと思ったのが、最初に印象ですね。
それで興味を持って勉強をはじめました。
香りって主観的なものなので、同じ香りを嗅いでも、人それぞれいろいろな反応をされるし、好みもいろいろです。
同じ人でも、状況によってこの香りが受け入れられるとか、今は無理とか…反応が変わっていくのがとてもおもしろいところだと思います。
香りを求めてこられる方は、基本疲れていて、癒やされたいという気持ちがあります。
心もそうですが、身体も何か不調があって、それで来られるというケースが多いですね。
ですから、ある程度身体の仕組や病気を、ちょっと理解できているところからすると、昔の経験だったり、これまでの学びがあって、良かったというか生かされている場面が、とても多いです。

自

分自身が何よりも必要だからずっとやっている

何よりも自分が必要だからやっていると思っています。
実は私、飽き性なので、これを始めたときもすぐに飽きると思っていたんです。
なのに10年以上携わっているということは、私にとって必要なんだと思いますし、やってもやっても、学んでも学んでも深いんですよね。
興味の範囲がどんどん広がるんです。
アロマは植物からできている香りなので、植物のことが気になるとか。
ここだと植物が原料だけではなく動物香料というのもあるので、動物のことも気になりだしたり。
あとは使う方の心に響くものだったりもするので、人の心…心理学にも興味が出てきたり。
これまでやってきた解剖・生理もそうですし、病気のこと治療のこと、医療のこと、また対人関係のことなど、いろいろなことが気になりだして、知ろうと思うと、まだまだどんどん、興味を持ちながら勉強していける気がします。

か

おりを嗅いでチャートを作成し分析をする

香りに対する人の反応から体調や心の変化を読み解くのが嗅覚反応分析です。
好きなにおいから自分の心の状態がわかります。
香りを嗅ぐと、大脳辺縁系という、人の本能を司る部分に香りの成分や刺激が届くと言われています。
そこの反応をグラフ化することで、心と身体のバランスを見たり、ある程度予測でいます。
その結果から、今のあなたに似合う香りはこれですよ、とか、合う食べ物や運動法、日々の暮らし方などもわかるというのが『嗅覚反応分析』です。
どうして香りを嗅ぐだけでわかるのかというと、香りに対する反応はとても素直なので、香りの働きなどを知っていると、この香りを欲しているということは、こういう状態なんじゃないか…と、逆読みしてある程度わかるんです。
必ずしも100％ではありませんが、だいたいは当たっています。

朝

の香り、昼の香りなど香りのパターンをいろいろ替えて楽しむ方法もある

朝の香りとか、昼の香り、帰ってからの香り、寝る前の香り…みたいな感じで、一日の中でも香りのパターンをいろいろ変えて楽しむという方法もあります。
朝だと、学校や会社に行く前なので、身体を起こし、頭を目覚めさせるような香りがあっていると思います。
お昼は休憩時間などで、勉強や仕事で疲れた午前中をリフレッシュしようという香りだったり。
仕事や学校が終わって家に帰ってきて寝るまでの時間は、リラックスタイムなので、心も身体も癒やされるような…睡眠に向かってクールダウンしていくような香りを使う。
時間やライフスタイルによって香りを使い分ける方法も、一日のリズムを整えていくためには、とても有効な方法ですね。
午前お店で嗅いだ匂いが『良い匂い』と思って、買って家に持って帰ってから嗅いでみると、『思ったほど良い匂いじゃないな』と感じることもあるんですよ。
そのときに『良い』と思っただけなので、ずっとその匂いを良いと思うことができるコンディションじゃないんですよね。
香りって面白いですよね。
自分の環境や体調によって香りの感じ方が変わるので、『どういう香りがオススメですか？』と訊かれても、『いま、あなたはどういう状況ですか？』『どういうふうになりたいですか？』という要望を聞いて、そうなりたいためにはこの香りかな…とか。
そういう感じですね。

自分の心と身体を整えるためのツールとして、『香り』というものがあるんだよ、ということを伝えたいですね。