8年前、奥さんの故郷である、いなべ市に家族で移り住み、育児と主婦業を担当してきた橋本英明さん
広がる自然と恵まれた環境。
けれども、子どもたちが音楽という文化に触れる機会が少ないことに、少し物足りなさを感じていました。
そこで自宅で音楽教室を開業!
老若男女問わず、どなたでも大歓迎です!
こちらは、いなべ市にある、『さくらウクレレスタジオ』。
略して『さくレレ』。
いろんな楽器を見て触れて感じて、そして音を出して楽しむ体験型の音楽教室です。
先生の橋本英明さんは、愛知県稲沢市出身の34歳。
2021年10月に、この教室を始めました。
「結婚して、こちらに移住して来て娘を育てています。
で、町を見渡すとまちに楽器屋さんがなかったり、音楽教室がなかったり…子どもたちと、若者、中年ぐらいの方々などみなさん、音楽と出会う場所がないんですね。
それだと地域的に寂しいと思い、音楽がない地域に音楽を持ってくるのは俺しかいねぇ!という感じに盛り上がってしまい、はじめました。
音楽の趣味のハードルをみなさん高く捉えてるような気がするので、ハードルを下げたいんです!
音楽は本当は。とても簡単なんです。
ウクレレに関して言えば、世界一簡単です!」
と、橋本さん。
自宅内スタジオはこちら!
すごい!
まずはメインのウクレレを見せていただきました。
そもそも『ウクレレ』とは、フレットが施された小型の弦楽器。
弦の数や胴体の形状、サイズや素材には様々な種類があります。
「例えばクラシックギターは、ほとんど形が決まっていて、使われる木材も何種類かに絞られていて決まっていますが、ウクレレの場合ですとご覧のように、いろんな形、いろんな木材、作る方によって形が違ったりと、決まりがないんですね。
音としてしての違いも多少あると思いますけど、多少ですかね」
『さくらウクレレスタジオ』にはウクレレ以外にもギターやドラム、各国の打楽器等、様々な楽器が揃えられていて、実際に触れて体験することができます。
「電子ドラムと、アコースティックドラムですね。2台並んで、ドラムのレッスンをしています」
「この四角い物はね、カホンと言います。
座って・・・叩ける楽器ですね!」
※『カホン』はペルー発祥の打楽器。
長方形の木箱を叩いて音を出します。
「他にもボンゴ、ジャンベ、ボンゴ、ジャンベ、コンガとかいろいろです。
この辺の太鼓は今、子どもたちとリズム遊びをして遊んでいます
このスタジオは、いろいろな楽器を自由に触って体験していただく場所です!
まずは楽しむのが一番かなぁと思います」
※『ジャンベ』とは西アフリカ起源の太鼓で、打楽器のひとつ。
胴は木をくり抜いて作られていて、鼓面には主にヤギの皮が張られています。
橋本さんは愛知県出身。
8年前、奥さんの故郷である、いなべ市に家族で移り住み、育児と主婦業を担当してきました。
広がる自然と恵まれた環境。
けれども・・・子どもたちが音楽という文化に触れる機会が少ないことに、少し物足りなさを感じていました。
それが、自宅での音楽教室に、つながったといいます。
「もともと楽器を弾くのが好きで、6年生の時にドラムを習い始めました。
家では親父のギターを触ったり、吹奏楽部で金管楽器吹いたりしていました。
高校卒業後に音楽の専門学校に行って、いろいろ弾けるようになり、マルチプレーヤーと名乗っています。
レッスンは子どもたちはもちろん、全年齢対象です。
特に、音楽が身近にない人こそ、来て欲しいです!」
ちなみに楽器の種類と数は、本人でも把握していないほどの量だとか!
ウクレレ教室は、ママ友の前でウクレレを演奏し、教えてほしいと頼まれたことがきっかけでした。
子どもの頃からたくさんの音楽に触れてきたその経験を、より多くの人に伝えたい。
教室を始めるにあたって立ち上げたホームページは、驚くほどの反響が。
子どもたちを始め、地域の人たちが音楽に触れる機会を求めていることを知りました。
「ウクレレをはじめて半年ほどです。
知っている曲を演奏したときに、自分が弾いた曲がちゃんと曲になっているのがすごいと感じました。
ほんとに簡単なんやと思って、めっちゃ楽しいと思います」
「今までこんな教室が、いなべ市になかったので、この年になってまた新しいものに出会えるっていう感じが、すごい良かったです」
と教室の生徒さんたち。
大人の教室が終わった後は、今度は子どもたちの教室。
この日は、生徒は幼稚園の年長さんと、小学生がふたり。
橋本さんは主夫業をこなしつつ、月曜日から土曜日まで音楽教室を。
週末も可能な限りイベント等に参加して、子どもから大人まで、音楽の楽しさを伝える活動をしています。
「子どもたちが音楽に触れているのを見るのは幸せですね。
楽しそうにしているから」
と、橋本さん。
「4歳から習っています」
「音楽をやっていると楽しいです!」
「弾いているときが楽しいです!
早く弾くところとか」
「『うわー! こんな楽器触ったことない~!!』
とかね、この部屋で目をキラキラさせているみなさんを見ると、やりがいを感じます!
教室に、いろんな種類の楽器を置いて体験できるようにしているんですけども、まだまだ足りてなくて、もっと増やしていきたいですね。
イベントが出来る環境づくりをして町全体を音楽で盛り上げていきたいなと考えています」
と、橋本さん。
みんなが気軽に立ち寄れる、まちの音楽室!!
『さくらウクレレスタジオ』。
詳しくはウェブサイトをご覧ください!!