三重テレビ『ゲンキみえ生き活きリポート』2012年10月21日放送

特産品の『大台茶』を使ったスイーツ開発で、茶葉の消費拡大と地域活性化!
健康にも良く美味しいスイーツで、大台町の特産品をアピールします!

今回ご紹介するのは、全国茶品評会で何度も高い評価を受けているお茶の生産地、大台町。
お茶の生産量はなんと年間930トンで、町を代表する特産品の一つにもなっているんです!
しかし、ここ数年茶葉の消費量が落ち、厳しい状態が続いています。


そんな中、『道の駅 奥伊勢おおだい』で大台町のお茶を使った『オオダイ・スペシャル・スイーツ』が販売され、人気を呼んでいます!
洋菓子やクッキー、水まんじゅうなど、『大台茶ツイーツ』は全部で12種類。
『道の駅 奥伊勢おおだい』のほか宿泊施設の『奥伊勢フォレストピア』でも絶賛販売中です!


この『大台茶スイーツ』を作っているのが、『大台スイーツプロジェクト』のみなさん!
このプロジェクトは、町内の店舗や主婦グループなど7団体が参加し、スイーツを通して地元特産品『大台茶』のPRと茶葉の消費拡大を目的に活動。
昨年、みんなで意見交換をした座談会から始まり、定例会や勉強会を経て、それぞれのスイーツが完成しました。


『大台スイーツプロジェクト』の小笠原利津子さん

小笠原「特産品を地域活性化に役立てたい思いと、緑茶は身体に良いので、健康面面からも役立てたいという思いで作っています。『お茶がよく効いている』『安心して食べられる』というありがたい声もいただいています」


『サクラ菓子工房』の千原貞子さんと、久保香里さん。
なんと親子でお菓子を作っているのだとか!

お菓子は、中に栗が入ったカステラ風の『お茶美人』。


『ふるさと耕房』の浮田さつ子さん、浮田幸子さん。
こちらで作っているのは、水まんじゅうの『茶々丸』。

深蒸し煎茶の粉がふんだんに使われており、口に入れるとお茶の香りが立ち上ります!


こちらは『道の駅 奥伊勢おおだい』のすぐ近くで、伝統的な和洋菓子を一つずつ手作りしている『モンマルトル亀屋』さん。
地元のお菓子屋さんも参加しているんですね!


亀屋さんの大台茶スイーツは『ダックワーズ』。
こだわりについて、店主の谷口守男さんにお聞きしました。

守口「大台茶を使うのに慣れていなかったので、研究しました。
口に入れるとお茶の風味が広がって、中のバタークリームがちょっと甘めで。
お茶の色が見えるよう、ヒビを入れたりと工夫しました」


大台町の高奈地区から大台スイーツプロジェクト』に参加しているのは『高奈一福亭』。
『高奈一福亭』は、お茶の生産農家の奥さんたちが集まって作られたグループ。
長年お茶と向き合い、お茶のことを知り尽くしたみなさんが、新しいお茶の楽しみ方を提案してくれます。

これまでに開発したスイーツは、お茶を使った『ふところ餅』と『生キャラメル』。
生キャラメルは、煎茶をパウダー状にしたものが入っており、お茶の香りや苦味も再現。
そして程よいミルキーさが特徴です。


そして現在開発中の『大台茶スイーツ』がこちら。
お茶入りのトリュフで、これまでは煎茶だけだったのを、今回はほうじ茶にも挑戦!

日持ちと常温が必須のお土産用商品開発には、なんと1年ほどかかるそう!
しかし『大台町』と『大台茶』を広めるため、みなさん日々研究を進めています。


『大台スイーツプロジェクト』では、役場や商工会もつなぎ役として関わり、活動展開のサポートを行っています。
名古屋で開催される物産展への出店など、全国に向けてのアピール。
そして、11月11日に開催される『どんとこい大台まつり』では、いくつもの『大台茶スイーツ』を、一度に楽しめるお試しプレートを用意。
積極的なPR活動を展開しています。

大台の特産品と、地域のみなさんの思いが詰まった『大台茶スイーツ』。
ひとくち食べて広がるお茶の風味に、ふるさとを思う。
そして、大台茶の魅力を知る。
香り立つみなさんの取り組みは、まだ、始まったばかりです!

*どんとこい大台まつり
 11月11日(日)10:00~14:30
 会場 大台町役場周辺駐車場