■企画展「海女がつなぐ13人のART」■
■開催日時
2023年4月8日(土)~2023年6月25日(日)
■開催場所
海の博物館 ギャラリー
■内容
昨年5年ぶりに鳥羽志摩の海女人数調査を実施しました。最初に調査をおこなった昭和47(1972)年約4000人いた海女さんも、514人と8分の1に減少しました。今そのほとんどが60代~70代、この先10年後20年後の海女の存続が危ぶまれています。高齢化後継者不足はもちろん、海の環境の変化は、漁獲物の減少にも大きな影響をあたえ、海女の減る原因にもあげられます。この現状や海女文化をもっと広く伝えるべく、今回はアート作品、それも若手のアーティストたちによる多様な作品によって、興味を持っていただければと思いました。表現し続けるアーティストたちも、海だけでなく環境の変化を敏感に感じ、作品を制作し続けています。自分の息だけで、自然に逆らわず、とりすぎない漁をする稀有な存在である海女、作家たちにどのようにうつるのでしょうか?
今回、抽象画や版画、イラスト、写真やコラージュ、そしてダンスなど異なるアプロ―チで【海女】表現しています。海女文化を身近に感じていただくとともに、新たな若い世代の海女ファン作りに一役買うことができればと思っております。
展示アーティスト(あいうえお順)
・いとうひでみ(イラストレーター)
・稲垣美侑(油絵1点、水彩1点) 画家
・ウィギーカンパニー(版画)2点 図案家
・大野愛子(写真コラージュ) 2点 フォトグラファー
・荻野夕奈(油絵1点、水彩1点) 画家
・リー・クラッチ(岩絵の具 1点) アーティスト
・後藤美月(アクリル画コラージュ2点)イラストレーター
・ダダオ (3D作品) グラフィックデザイナー
・リンダ・デニス (エンボス1点、版画1点) アーティスト
・長嶋祐成 (水彩1点)魚譜画家
・ゾエ・ポーター(布1点) アーティスト
・前納依里子 (ダンス・映像) 振付師
・蘭陵亭子梅 (水彩1点) 妖怪書画家