『M子の地産地消レストラン』2012年10月

『その地でとれたものを、その地で食す』がコンセプトの、『地産地消レストランめぐり』。
今回は、一年に一日だけの『伊勢海老刺し網オーナー体験』に参加!
イベント前日からちゃっかり、土地の味を堪能しています!

美味しいものを求めて日々、街やネットをさまよっているM子。
夏のある日、たまたま『ゲンキ3ネット』のお知らせで見つけた記事に、いきなり大興奮。


『志摩の国漁協和具青壮年部』による『伊勢海老刺し網オーナー大募集!』です!!
何それ何それ!?・・・と鼻息荒く読み進めると。

『古来より、武勇と長寿の象徴とされている、おめでたい高級魚『伊勢海老』。
10月1日より伊勢海老刺し網漁が解禁となり、この時期には多くの水揚げがあります。
今回は、その網にかかった伊勢海老とその他の魚を、応募して下さったオーナー網元で山分けするという、年に一回、一日限りの企画です!』

一年に一日だけ、憧れの『伊勢海老刺し網漁のオーナー』になれる・・・まるでシンデレラのようなイベント!


しかもオーナーとなる漁船(漁師さん)を選べるという遊び心まで。
漁師歴などのプロフィールや、過去の実績まで見比べて、どの漁船のオーナーとなるかを検討します。
丸一日、散々検討した上で、メールにて申し込み。
(2012年のオーナー募集及び、イベントは終了いたしました)


そしてイベント2週間ほど前に届いたのが、この『伊勢海老刺し網オーナー証』。
私にとってはプラチナチケットも同然です。

ご覧のとおり、私は『片山丸』に賭けました。
果たして、こっちが勝手に寄せている期待に応えてくれるのかどうか・・・。


というわけで、イベント前日の10月19日。

何故か和具漁港近くの宿、『和洲閣』へ(この画像は翌朝撮ったものです)。
イベントは翌20日の朝8時から。
当日の朝出発するとなると、余裕を持って5時にはM子宅を出なければならぬ。
ならば前泊してしまえば良いではないか!・・・と相成ったわけです。



『和洲閣』女将の伊藤泰子さん。

実は『和洲閣』は、以前夫が『ゲンキみえ!生き生きレポート』の仕事でお世話になった経緯があり。
そのご縁で、今回お邪魔させていただいたのです。
女将さんの伊藤さんは、Facebookで三重県内で活動する人たちと交流を持ち、志摩市や和具を積極的にPRしようと、精力的に活動しています。
また志摩市内の旅館や飲食店、真珠販売業、主婦などによる女性グループ『志摩いそぶえ会』の代表でもあり、土地に伝わる料理の紹介や、志摩の海の幸を使った料理の開発などを行なっています。

『和洲閣』のHPへ
『志摩いそぶえ会』の基本情報へ


夕食はいきなりの、お刺身盛り合わせ。
イカやタコやマグロやカンパチ・・・もちろんどれも前ものです!


中でも珍しいのは、アジを骨付きのまま筒切りにしたお刺身。
これを味噌ダレでいただくのが、この地域ならではのアジの食べ方だとか。
実際味噌を浸けて口にすると、生なのに一瞬、火が通った料理をいただいているような錯覚。
味噌味と生アジというあり得ない組み合わせに、舌が一瞬、勘違いしてしまったようです。
でも、これはこれで確かに美味しいです!
焼酎に合いそうですね。


明日が本番だというのに、伊勢海老のお刺身!
美味しい!甘い!美味しいけれど、今、食べてしまって良いのでしょうか?

さらに地元で獲れた鯛を使った、鯛しゃぶ!
火が通ることで旨味が活性化されて、いくらでも食べられそうです!

ムツの煮魚は、身がしっとりほっくり。
煮汁が薄味なので、身の味がしっかり味わえます。

サザエの壺焼きをプルンと抜いてみたら、前回、神島の『浜辺の店 潮波(さっぱ)』で教えていただいた、アタリの白い肝!
アン肝に似たねっとり感でした。
幸先が良いです!
海老の塩焼きは焼きたてで熱々!
そしてなんと、茶碗蒸しにまで伊勢海老入り!
頭の部分が丸ごと入っていて、丁寧に引かれたた出汁に、味噌が溶け出しています!
それにしても、しつこいようですが、イベント前日に、ここまで堪能してしまって良いものでしょうか。

シメのご飯は、まさかのウニご飯!
お腹がいっぱいなのに、香りが良くてついつい箸を・・・いったん取ってしまったら、もう止まりません。
ウニの磯の香りがむせ返るようで、結局完食いたしました。

怒涛の『伊勢海老刺し網 網上げ・網さばき体験&バーベキュー』当日へと続きます!