三重テレビ『ゲンキみえ生き活きレポート』2023年4月23日

伊勢志摩国立公園内に位置する『神岳』の豊かな自然の中でインスピレーションを感じ、新鮮なアイデアを生み出そう!と誕生した、キャンプ場を併設したコワーキング施設『神岳(かみだけ)テラス』!
伊勢市のIT会社『UNICO(ユニコ)』の代表・坂本勝さんが、生まれ育った伊勢市神薗町と、その周辺地域『沼木地区』を盛り上げていきたいと数年前から構想を練り、仲間と共に取り組んで来ました!
以前は棚田だった場所を、キャンプ場としてよみがえらせ、併設するコワーキング施設にも『棚田」をイメージしたラウンジが設けられています
自然の中』仕事をし、キャンプを楽しみ、鳥羽・志摩エリアにも足を伸ばすことが出来る、究極のワーケーションを提案!
過疎化が進む地域の活性化を目指します!!

けっこうな坂道を登ってきました。
今回は伊勢市神薗町に新しくオープンしたキャンプ場、地域の拠点となるアウトドアスポット『神岳テラス』をご紹介します!

 

左から支配人の谷崎朝美さん、代表の坂本勝さん、副支配人のモノオキトさん。
後ろの山が『神岳』と呼ばれていることから、『テラス』を付けて、キャンプ場を併設したコワーキングスペース『神岳テラス』と名付けられました。

「ホームページの制作をしている、IT会社の『株式会社UNICO(ユニコ)』代表の坂本です。
なぜか、ちょっとこんな施設を作っちゃいました」

と、坂本さん。
谷崎さんもモノオキトさんも、UNICOの社員です。

 

IT会社の社員たちが、本気でワーケーションを考えたらこんな施設になった!
伊勢志摩国立公園内に位置する神岳(かみがだけ)の豊かな自然の中で、キャンプをして遊び、楽しみ、インスピレーションを得て、斬新なアイデアを生み出そう!
そんな場所をイメージしたのが、4月12日オープンの『神岳テラス』。
キャンプとコワーキングスペースが一体化した、そんな場所で、地域の活性化、そしてクリエイターのネットワークづくりを目指しています。

 

こちらは『神岳テラス』から徒歩2分ほど下がった場所にある、元は棚田だった場所を活用した自然豊かな玄人向けキャンピングサイト。

「入口のサイトはかなり大きいので、ファミリーやグループ向きです。
ここから奥に行くと基本的にはもうソロキャンパーさん、もしくは玄人のお客さん向けで、思い思いの過ごし方をして下さい、というサイトですね」

と、副支配人のモノオキトさん。
敷地内には綺麗な小川もあり、夏は川遊びや、スイカを冷やしたりすることもできます。

 

「僕はYouTuberで、ここに来る前は岐阜の山奥でキャンプ場の管理人をしていたりとか、林業に携わっていたりしたので、このキャンプ場づくりの担当にはピッタリだと思いました。
かつ、『神岳テラス』がまだ施設を作る前の段階だったので、そちらを映像で押さえたいということもあり、好都合でした」

 

「なるべく手をつけずに、自然を活かす方向でやっていこうというコンセプトがありまして、区画を仕切る石も小川からとってきたものであったり、なるべくここに因んだもので構成しています」

と、モノオキトさん。

 

オートサイトは『神岳テラス』本館に隣接し、キャンプ初心者やコワーキング施設利用者が手軽にアウトドア体験を楽しむことができるキャンピングサイトとなっています。
※現在整備中

 

次は『神岳テラス』の施設内を見てみましょう。
2階は『棚田ラウンジ』。
『神岳テラス』のコンセプト『棚田』をイメージしたラウンジで、フリースタイルのワークスペースとして利用ができ、窓からは移りゆく季節が楽しむことができます。

 

「棚田の部分で腰かけてお仕事しても良いですし、打ち合わせに使っていただいても良いです。
思い思いの場所で、思い思いの格好で心地良いように過ごしてもらいたいですね」

 

「カフェのように少しザワザワした方が仕事がはかどるという方は、カウンターでお仕事をしてもらっても良いと思います。
貸切にすれば50人ほどのコンサートも開くことができますし、イベントを開催することもできます。
いろいろな使い方をいろいろな方にしてもらえたら嬉しいですね」

と、谷崎さん。

 

そしてこちらは、ひとりでこもって作業をしたい人のための「個室」。
この他にも、予約制の会議室もあります。
自分に合った最高の居場所が、きっと見つかるはず!

 

他にも打ち合わせや複数人での共同作業に利用できる会議室もあり、プロジェクターやスクリーン等、WEBツールを用いたリモート会議に必要な設備も完備しています。

 

改めてみなさんに、神岳テラスを企画したきっかけをお聞きしました。

「僕がここの神薗町の出身で、今も住んでいますが、過疎化が進み人が少なくなっていく中で、地域起こし的なことをしたいと考えていました。
神岳は稲作が行われていたので、棚田の痕跡がとても残っています。
所属する『沼木まちづくり協議会』が開催した『沼木ふれあいウォーク』がきっかけで、神岳に残る棚田後の活用を思いつき、そこからいろいろな事業をスタートさせました」

と、坂本さん。

「キャンプ場だけだったら参加はしませんでしたが、コロナ禍で『ワーケーション』が注目されたことも重なり、プラスαの事業をするのであれば会社として取り組みましょうということになりました」

と、UNICOの社員でもある谷崎さん。

そんな中参加したのが、モノオキトさんでした。

「僕は移住者ですので、移住者目線でやっぱりここが良いと認められ、この地が盛り上がっていくことを望んでいます。
その為にはいろいろな体験ができるような施設など、いろいろな付加価値をつけていきたいと思っています」

 

この日は、オープンまであと6日というタイミング。
地域の方々にも手伝ってもらい、最後の追い込みに入っていました。

 

「まったく使っていなかった田んぼで、草とか杉の木などがたくさん生えていたので、一緒に片づけたり、整地を一緒にやらさせてもらいました。
最初に比べてもう本当に変わって、いい感じになったと思います。
過疎化した沼木地区が、楽しい場所の代表になれるよう、がんばってもらいたいです」

と、地域のサポータである道清剛光さん。

「初め来た時は、本当に人が入るのも大変な場所で、石ころ拾ってまずは人間通れる道を作ろう!なんて感じからスタートしました。
どんどんこんなに素敵になってきて、早くここにテントがたつのを楽しみにしています。
いろいろな方に利用してもらいながら地域アピールができ、地元の人がまず自分の所がいい所なんだということを認識して欲しいですね」

と、地域サポーターの倉世古久美子さん。

『地域サポーター』は、『神岳テラス』のある神薗町を含む周辺8つの自治体で構成され、『沼木地区』全体の活性化に繋がることが期待されています。

 

「これをやっていること自体が夢が実現していると思いますが、更にいろいろなことをしながら、移住・定住などの部分にもスポットを当てて頑張っていきたいと考えています。
この町、伊勢市、三重県を良くするために何かできることはないかなと、常に模索していきたいと思っています」

と、坂本さん。

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