FM三重『ウィークエンドカフェ』2023年4月29日放送

今回は度会町の中井克利さんがお客様です。
中井さんは世界の打楽器を集め、演奏を楽しんでいます
最初に出会った楽器はジャンベ。
様々な打楽器に魅了されました。

太鼓が好きだったけど一人でできる楽器を探した

もともと僕は和太鼓が好きで、趣味でやろうかと思っていたのですが、仕事が忙しくて練習の機会が持てない。
当然、みなさん同じ目標に向かってやっていれば音もバッチリ合うでしょうが、練習に参加することがなかなかできないので、一人でできる楽器がないかと思い探していたところ、『ジャンベ』というアフリカの楽器に出会いました。
その後で、ジャンベもやはりグループでダンス、歌をする楽器だと知り、やっぱりこれも無理だいました。
その後、スリットドラムを知り、これだったら自分でもできるかな、とはじめました。
それがきっかけです。
ここにハンドパンという楽器があるのですが、もともとはスイスの会社で作っている楽器なんです。
東京でハンドパンを作っている人がいて、その人にお願いしました。
僕は童謡が好きなんですが、童謡はファとシがない歌が多いらしいです。
ファとシのない楽器を作ってあげるわ、ということで作ってもらいました。
もう10年くらい前になります。

 

される楽器が好き。ハンドパンはとてもおもしろい

ハンドパンの音は穏やかな癒しの音。
指先ではじくように叩くと美しい長い音が出ます。
気持ち、癒やされる楽器だと思います。
それからプロパンボンベをくっつけたゴング。
ここにあるスリットドラムを叩く棒をマレットというんですけど、これが欲しかったもので、セットで買いました。
これも音階はとても広いんです。
楽器でいろいろ、精神的にも安定できていると思います。
いろいろあるんですよ、ギターとか。
若いときからやっていないものですから、コードに全然指が届かないんです。
孫が高校のときにギター教室があり、そこに行ったときに習いました。
半年くらいでやめました。
これは無理だなと思って(笑)。
自分で叩く音楽をはじめました。

 

状腺がんにかかった49歳

49歳のときに甲状腺がんにかかりました。
そのときに頭の中が真っ白になってしまって、もう好きなことをしようと思いました。
しかし、それがなかなか…普通です。
それから特に、こういうことを始めるようになりました。
アフリカのジャンベは数人で歌と踊り。
年1回開催される度会町の『福祉まつり』で、3回ほど出演させてもらいました。
今まで、これがあったからガンを患っても生きてこられたのかな、と思います。
僕の、いろいろな趣味を考えると、やはり趣味は持ったほうが良いと思いますね。
できるだけ自分の気持ちに素直で、悔いが残らないように生きる。
今は孫たちも打楽器に興味を持って、一緒に楽しんでいます。

 

それ?と言いながら人が集まってくる

何なんそれ、とみなさんに言われます。
ゴングという楽器なんですけど。
プロパンボンベを2個くっつけた楽器になります。
これも手で叩く楽器になるのですが、今回はマレックで叩いてみます。
最近は東南アジアなどでたくさん作っていますね。
家庭用プロパンで良い音がしますよ。
こういうのに出会えたので、ラッキーやったのかなと思っています。
年も年なので、そんなに長く続けられないので、こういった楽器をほそぼそと続けていこうかなと思います。
基本的には数人でやる楽器なので、単品でやるのはジャンベですね。
昔は通信手段として使われていたそうです。
低音、中音、高音を組み合わせて曲を奏でます。

心に響く楽器が、好きですね。
どうしてもそういう方向に目が行ってしまいますね。