■伊雑宮の御田植式2023■
■開催日時
■内容
伊雑宮の御田植式とは
御田植式は伊雑宮(いざわのみや)に古くから続く神事で、「磯部の御神田(おみた)」の名で国の重要無形文化財に指定されています。
御田植式の歴史
約2000年前、伊勢神宮に贄の神饌を奉納する御贄地(みにえどころ)を探しておられた倭姫命は海産物が豊富な志摩地方をその地に定めました。そのとき、この地に真名鶴が稲穂を落としたことから、倭姫命は「物言わぬ鳥すら奉るものをと申された」と感心し、この稲穂から天照大神に供える米を作らせました。米作りは今もなお神事として脈々と受け継がれ、毎年6月24日に御田植式が行われます。
御田植式2023
昨年は、コロナコロナウイルス感染症対策のため、規模を縮小しての式の開催と、一般のお客様のご見学をお断りしていましたが、今年は例年通りの開催となりますので、ご見学いただくことが可能です。(※竹取り神事のみ規模を縮小します)
色鮮やかな装束は青空と新緑に映え、地元の人々の厳かな一連の行事は優美であり、荒々しくもあり、見る人の心に残ることでしょう。
志摩に初夏の到来を告げるこの御田植式をぜひご覧にお越しくださいませ。
※写真撮影はマナーを守っていただきますようお願いいたします。
スケジュール
8:10 | 朳・田道人役は「七度半」の使いいたつ。 |
9:50 | 「式三番」を納める。 |
10:30 | 伊雑宮一ノ鳥居内に整列し、修祓をうける。御正殿に参拝。修祓所にて神官は作長が早苗を授ける。 |
10:50 | 伊雑宮より御料田に参進する。神官は御田を清め、作長は左、右、中と早苗を基下する。 |
11:05 | 早乙女、田道人らは苗代を三周半して早苗を取る。 |
11:20 | 「竹取りの神事」。 |
11:30 | 「御田植神事」。 小謡一番から九番が済むと中休みとなり、奉仕者は若布の引張肴で酒宴。次いでおくわかさいわかによる「刺鳥差の舞」。続いて小謡十番から十八番で御田植が終わる。 十二時五十分頃終了。 |
15:00 | 「踊込み」。御料田から約二時間かけて伊雑宮一ノ鳥居まで練る。 |
17:00 | 役人一同一ノ鳥居内に整列し、太鼓、俺の三人が 「千秋楽の仕舞」を行い、御田植祭はめでたく終了する。 |
※行事は予定より遅れがちになります。
アクセス
電車でのアクセス
近鉄志摩線「上之郷」駅下車。そこから徒歩3分で御田植式が行われる伊雑宮にアクセスできます。
車でのアクセス
道道160号線を進み、「磯部ふれあい公園」に駐車してください。そこから伊雑宮まで15分弱の道のりです。