働

いていた直売所のクローズがきっかけで2020年の12月にオープン！

『農の匠』は2020年12月にオープンしました。
もともとは温泉施設に併設していた直売所でしたが、その施設が閉まるとなりました。
農家さんも集荷するところがなくなってしまうそ、お客さんも困るしで、ここをお借りして個人ではじめました。
やはり農家さんの力が大きくて、「やりなさい」との後押しがあり、実現しました。
本当にたくさんのお客さんが来てくださっています。
農家さんもけっこう抱えていたので、なくなってしまうと不便という方が多かったです。
どうしようと思っていたときに、菅原神社の宮司さんが「空いているからお店をやりませんか？」と声をかけてくださって、決めました。
お店をしたことは一度もなく、ずっとその直売所の一パートとして働いていたので、わけもわからずはじまりました。
ずっと支えていただいているので、農家さん合ってのお店です。
前のお店のお客様と、ご近所のお母さんたちに来ていただいています。
町中、どこも買い物するところがありませんので、お野菜だけですけど、買いに来てくださっています。
本当にご近所のお母さんたちで、自転車や歩きで来てくださるので、ありがたいです。

少

なくていいというお客様が多いので農家もそれにあわせてくれる

スーパーと違って、旬のものしかないので、ないお野菜もあります。
夏野菜がそろそろ出はじめました。
お客様から「そろそろかな？」と教えていただいて、思い出すという感じです。
スーパーに行けばなんでもあるので、お客様自身も「あれないの？」と戸惑ったりしています。
たくさんはいらないというお客様もいるので、農家さんによっては少なく出すなどの工夫をしてくれて、お店屋さんからも注文をいただくので、それは揃えて持っていったりという形です。
この並びも飲食店さんなので、買いに来てくれたりします。
この裏がにぎやかなんですよ。
隣のラーメン屋さんはいつも並んでいます。
待っているあいだに寄ってくれるので、ありがたいです。
お店をしていて大変ということはあまりありませんが、いかんせん年齢も上がってくるので、しんどいなと思うときはあります。
冬はお店に暖房を入れませんので、とても寒いです。
でもそんな中来てくださるので、ありがたいです。
農家さんによって得意不得意があります。
それも把握していますし、これはこの人というので間違いないというのも長年の付き合いでわかっているので、とてもやりやすいです。
お客さんと直越お話をしてくださる時もあり、とても楽しいです。

新

聞を読みニュースを見て、どんな話にもできるだけ対応できるようにしている

ここはお話をしに来られるので、新聞を読んだりテレビでニュースを見たり、世間のことにも詳しくないといかんと思って勉強しています。
話についていけないと大変ですので。
野菜以外にも、しっかりやっております。
いろいろな話をしてくれるので、楽しいです。
一度、『今日はお金を持たずに散歩だけ来た』、というお客さんがいらっしゃって。
お金を持っていないのに寄ってくださるということは、私に会いに来てくださったんだなと思って、すっごい嬉しかったんです。
そういうことも、あります。
いろいろなものをたくさんいただきますね。
漬物を漬けたよとか、ジャムを作ったよとか、ここで買ったお野菜で作ったものをいただいています。
お花などもありますし、自分も仕事をしていて楽しいですね。
自分のお母さんのようなお客様もいらっしゃいます。
同じ年代の主婦の方が食べ方を聞いてくることが多いので、なるべく自分も食べるようにして、農家さんにどうしたら良いかを聞いたりしています。
キュウリなんかは、1回そのまま食べてほしいですね！
絶対に味が違うので。
お塩付けて食べるだけでも絶対に美味しいので！
一度やってみてください。

お

いしい食べ方は農家さんや飲食店が教えてくれる

ナスやトマト、とうもろこしなど夏の野菜がこの時期は満載です。
農家さんからおいしい食べ方を聞いて、それをお客様に伝えています。
これからはズッキーニも美味しいです。
餃子に入れるなど、変わった使い方もあります。
裏のカフェバーさんとのコラボでレシピを作っていただいているので、ぜひご活用ください。
カフェバーさんで出しているメニューをレシピにしてくださって、野菜に付けている農家さんもいますので、そういうのも楽しみにしてもらえたら、と思います。
これが欲しい、というのもリクエストいただいたら、農家さんに当たったりもできます。
最近は、珍しい野菜を作る努力もしてくださっているので、みなさん、ありがたいです。
自信はずっと付くことはありませんが、毎日が違うので新鮮ですね。
今はマルシェなどで、店から飛び出していろいろなところで販売させてもらっています。
だけど本当に来てほしい、高齢者の多い地域など、そういうところに野菜を持っていきたいなあという気持ちがあります。
空き家とか多いですし、田舎に行くと高齢者の一人暮らしも多いです。
うちの近所もそうなので、そういうところに車で販売に行けたらな、と。
今も配達はしているのですが、そういうのがもっとできたら良いな、と思います。
自分でも理由はわからないのですが、前の店が閉まるときに、「自分がなんとかしなければ！」という思いがとてもあって、それではじめました。
家族にも支えてもらっています。
本当にいろいろなご縁があって、ありがたいです。

家ではそんなになんですけど、ここに来ると元気になります。
ここで元気をもらっています！