FM三重『ウィークエンドカフェ』2023年8月5日

大きなグリルを囲んで、にぎやかな声が聞こえてきました。
今回は『三重バーベキュー協会(日本バーベキュー協会三重支部)』会長の吉岡公春さんがお客様。
本格的なバーベキューの楽しみ方を多くの人に広めています。

ストコで蓋つきのグリルに出会ったのがきっかけ

家で使っていたバーベキューグリルが古くなったもので、2018年にコストコに買いに行ったんですね。
その時に売っていたバーベキューグリルが、全部蓋付きなんですよね。
なぜ蓋が付いているのかと、興味を持って調べだしたのがきっかけです。
ウェーバーの57cmのグリル。
これがアメリカで60%のシェアがあるグリルです。
こちらから始まりました。
基本は蒸し焼きもできますし、日本のグリルのように直火で焼くような食材以外にも適しています。
それから燻製もできます。
バーベキューというのは人が集まるコミュニケーションツールだと思っていますので、僕は詳しくなりたくて『バーベキューインストラクター』という資格を取得するにあたって検定を受けました。
そこで目からウロコが落ちるくらい、衝撃を受けました。
で、ハマりました。
今まである日本の『焼肉スタイル』とは、塊肉や野菜などの食材の美味しさが、全然味が違います。
バーベキューの炭の熾し方なども、とても簡単にできてしまうと知り、衝撃を受けました。

 

テーキの世界大会に参加して視野が広がった

アメリカではバーベキューに国際色があります。
日本では基本、河川敷でよく行いますが、アメリカでは庭でゲストを呼んで、家のオーナーが『ピットマスター』という焼き手になって、調理する側となってパーティーをします。
僕はお客さんをお招きすることもあれば、バーベキューインストラクターのお仕事として行くこともあります。
僕はあまり遠出をしないタイプでしたが、神奈川や四国の高知県、いろいろなところにお邪魔させてもらっています。
全国のバーベキュー好きの方と知り合いになって楽しかったのですが、今年の3月にアメリカのテキサスに行き、ステーキ大会に参加しました。
そこでアメリカ人のインストラクターとも知り合って、余計に世界各地で友だちができてしまったという感じです。
楽しいです。
InstagramやFacebookでなにか投稿があると、翻訳ソフトを使っていろいろやり取りしています。
歴史も長いですし、アメリカで『バーベキューレストラン』だけで4000店舗以上、北米だけでもあると言われています。
産業的にも4000億規模になっているので、いたるところにバーベキューレストランがあります。

 

肉のかたまり肉がメイン。じっくりと何時間もかけて焼く

日本で焼くお肉は薄いものが多いと思いますが、僕たちが焼くのはかたまり肉。
1kgや2kgのかたまり肉を低温・長時間で美味しく焼き上げるというのが、本当のバーベキューという形ですね。
ポーク、豚肉がキングオブバーベキューですね。
アメリカではどちらかというと、ポークのほうが盛んです。
時間をかければ焼くほど美味しいと言われています。
今日はポークリブ・・・スペアリブに近い部位なんですが、それだけで約8時間かかります。
それから豚肩は昨日の夜の10時から焼いて、今日の朝の8時まで焼き続けました。
もういろいろ、機械も揃えて。
全部ほぼほぼアメリカで揃えましたが、日本でも売っていますよ。
バーベキューの友だちやら家族やら・・・みなさんが食べるというので、ハマりました。
バーベキューは料理も簡単にできて、炭も簡単に熾すことができて、片付けも簡単。
そして人と人とのコミュニケーションがとても広がる!
そこがとても楽しいですね。

 

を囲んで、みんなのコミュニケーションが深まるのがいい 

燻製することと調味料。
アメリカでは『rub』と言うのですが、調味料を擦り込む。
これにはいろいろあり、ブラウンシュガーやパプリカパウダー、ガーリックパウダーなどを混ぜ込んで、擦り込んで燻製にします。
そうすると焼いている最中でも肉の旨味が逃げないんですよね。
今回のチキンは桜の木のチップで、ポークはりんごの木のチップで燻製しています。
一応日本でも開催されていますが、アメリカでは毎年、バーベキューの国際大会があります。
僕はまだ、バーベキューの国際大会には出たことがありませんが、今年3月にステーキの世界大会に参加しました。
世界各地から来るので、選ばれた参加者だけで900名。
その中から、常時90名に絞られて激戦になります。
盛り上がりは違いますね!

本物のバーベキューをすると、完全にみなさん笑顔になります。
驚きと、笑顔、ですね。