FM三重『ウィークエンドカフェ』2023年8月19日

桑名、七里の渡しのすぐ近くにかわいいカフェがあります。
今回は、『machi(まち) cafe(カフェ) flatiron3(フラットアイロンスリー)』のさやかさんがお客様。
カナダ人のご主人と一緒に英会話教室とカフェの運営をしています。

年前に故郷に帰ってきてカフェをオープン

3年前にカナダから地元桑名に戻ってきまして、ちょうど1週間後にコロナが始まってしまいました。
どちらかというとカフェを先にオープンした形です。
それから生徒さんがだんだん集まって、今は50名ほどになりました。
自分たちでDIYで民家を改装し、カフェにしました。
カナディアンブランチや、夫が生地からこねて作るピザ、それから月に一度、炭火で焼いている五平餅もあります。
夏の時期は『桑名かき氷街道』に参加させていただいています。
今年は20店ほどが参加していて、桑名の暑い夏を涼しくしようということで、盛り上がっています。
カフェや和菓子屋さんでかき氷をはじめられたところとか、いろいろあります。
まずは他のカフェで置いていないような珍しいメニューにしたいというのが一点。
それから、私の大叔母が鳳来寺の方で旅館をしていて、その際に五平餅を売っていたそうなんです。
引退した際に母と母の妹が、五平餅を焼く炉を譲り受けまして、それが納屋で眠っていたので、なにか活用できないかと思い、このあたりで五平餅を販売しているお店もないということで、せっかくなので月に一度、炭火で焼いてみようとはじめました。
五平餅がわりとコーヒーと合うんですね。
ですからコーヒーと五平餅でお召し上がりいただくお客様が多く、1回に40〜50本焼くと予約で完売してしまうことも多いです。

 

ばさんにレシピを教えてもらって再現。当たりつきの五平餅

3年前に母が亡くなってしまったので、母の妹に味噌の作り方からご飯の炊き方、米ともち米の配合などすべてを教えてもらい、再度復活という形で、もともと大叔母がやっていた五平餅をお出ししています。
形成と言って五平餅の形を作るところから、炭火を熾して・・・炭火を熾すと焼くのが夫の担当です。
すべて夫と二人で、あとは父も手伝ってくれてやっています。
すべて手作りで、ご注文いただいた前の日から作業が始まります。
本格的な五平餅なので美味しいと思います。
大叔母が旅館を閉めたときに母と母の妹に受け継がれた木枠で、ここに旅館の名前が入っています。
私がここに、うちの店名を入れまして、この枠にヒノキの串を置いて、160gのご飯を入れて、五平餅の形に形成します。
よくプラスチックを使うところもありますが、ヒノキを串にすることで香りもとても良いですし、健康効果もあるそうです。
それにご飯にもヒノキの香りが移るんですよ。
炭火で焼くと、特に良い香りがします。
『◎』が出ると当たりなので、当たった方はお店に持ってきてくれると、コーヒーなどのドリンクが一杯無料になります。
当たりくじのある五平餅です。

 

ーヒーシロップのかき氷にした。カナディアンロッキーという名前にした

私どものコーヒーは有機豆を使用していまして、カナダのお気に入りのロースターさんから豆を直接輸入しています。
かき氷も変わったものを出したいなということで、あまり出ていないようなものを選ぼうと。
せっかく美味しいコーヒーを出しているので、コーヒーからシロップを作って出そうということになりました。
『カナディアンロッキー』という名のかき氷を作りました。
夫がカナダ出身なのでこの名前にして、コーヒーと、カナダ産のオーガニックメープルシロップを使用したかき氷となっています。
クラッシュしたピーナッツバタープリッツェルを上からパラパラとかけて、ちょっとカナディアンロッキーに見えるようにご提供しています。
氷を搔いてかけるだけではないので、それまでの準備にかなりみなさん力を入れて、いろいろなかき氷を出しています。
それぞれの店舗の味があって、一軒ずつみなさんに行っていただきたいです。
1年目は私がこちらに帰ってきたばかりで、かき氷街道のことを知らなかったのですが、2年目に『FUNATSUYA』さんからお声がけいただき、参加させていただきました。
ですから去年からですね。
コーヒーは譲れないなということで、去年はコーヒーと、カナダから輸入した紅茶、三重県尾鷲市から取り寄せた甘夏のかき氷、この3点をお出ししました。
今年はコーヒーと、三河産の梅を使った梅シロップのかき氷にバニラアイスクリームを入れてお出ししています。

 

を出すのに苦労をした

コーヒーは色が沈んでしまいがちなんですね。
氷にかけると白っぽくなってしまうんですよ。
黒いコーヒーの濃さがなかなか出なくて、上からかけたり、また上からかけて・・・と試行錯誤しまして、なんとか黒っぽい感じにできるようになりました。
みなさん色を出すのは、けっこう難しいと思います。
コーヒーの苦さとメープルシロップの甘さに、あと何かと言ったら、私は塩が好きなので、甘いのと苦いのと、塩味のバランスですね。
ちょっとこうスパイスを効かせようかなと思ったときにぴったりだったのが、カナダのピーナッツバタープリッツェルだったんです。
砕いてかけるとちょっと塩気が効いて甘みも引き立ちますしコーヒーの苦味も引き立つのでオススメです。
夫の故郷がカナダですし、私もカナダの生活が長いので、みなさんにカナダの良いところを日本のみなさんにも知っていただきたいですし、日本の良いところを夫や夫の知人にも知って欲しいので、架け橋的な事ができたら良いなと思っています。

家族が応援してくれるので、カフェも英会話もできるし、お客さんたちが来てくれるから、楽しく営業できています。