海と山と、地域と世代をこえた交流で地域の将来を築く!『赤須賀漁業協同組合①~干潟観察』(ゲンキみえ)

三重テレビ『ゲンキみえ生き活きリポート』2012年11月25日放送

漁業の未来のために!
豊かな海を次の世代に残していくため、子どもたちに体験学習を開催!
海と川とのつながりを知ってもらいます!

今回ご紹介するのは、木曽三川の豊かな水、そして伊勢湾の恵みで生きる、桑名市赤須賀。
シジミ、ハマグリ、アサリの漁が桶狭間の合戦の翌年、1561年から続いていると言われています。

海洋資源の枯渇、環境の変化により、特にハマグリについては、一時は漁獲が無くなる状態にまで追い込まれましたが、70年代から始まった厳しい資源管理、稚貝放流など、地域一丸となった取り組みによって、再び、漁獲高は増加。
今では、100tの大台にまでなりました。

『赤須賀の奇跡』と呼ばれる、復活をみせつつある地域です。


そんな赤須賀漁港で、この日開催されたのが、地元の桑名市立城東小学校と、岐阜県賀茂郡東白川小学校の4年生の児童を招いての、干潟観察会。


この交流会に協力しているのが、『赤須賀漁業協同組合』のみなさん!
海と山のつながりを知り、自然の豊かさ、そして、大切さを学んでもらおうとの思いから、交流会を開催。

赤須賀漁協は、漁業の未来、そして、豊かな海を次の世代へと残していくため、今回のような体験活動の他、山林での植樹活動への参加など、様々な取り組みを始めています。


干潟観察会に参加している小学生は、黄色い帽子が岐阜の東白川小学校の児童、そして、白が地元・城東小学校の児童です。

赤須賀漁港から船で向かうのは、船で15分ほど走った場所にある干潟。


干潟に到着!
子どもたち、赤須賀漁協のみなさんの案内で、いよいよ、上陸。
海の上に、ぽっかりと浮かんだ不思議な空間です。


それにしても、干潟観察会に、なぜ、船に乗って来たのでしょうか。
その理由を、赤須賀漁協青壮年部の水谷正敏さんにお聞きしました。

水谷「この干潟は、河口堰の浚渫土砂を使って人工的に作られたものなんです。
干潟は『生物のゆりかご』と言われるほど、生物の生息しやすい環境。
稚貝が育ちやすかったり、ゴカイなどがいたりで水が綺麗というか。
埋め立てなどで、なくなってしまったので、また作ったという感じです。
広さは約40ヘクタール。今見えているより、もっともっと広がりますよ!」


そしていよいよ、干潟の観察会がスタート。
夢中で干潟の生き物を探す子どもたち!
中には、こうして海の生き物に触れるのが初めてという子もいて、みんな大興奮!


赤須賀漁協のみなさんも、探し方のコツを教えながら、色々な海の生き物を捕まえていきます。
子どもたちの様子に、赤須賀漁協のみなさんも思わず笑みがこぼれます。


赤須賀漁協の長谷川裕志さん。

長谷川「岐阜県の山や川から、水が流れてきて海につながっているということ知ってほしいですね。
自分たちが住む場所の川が汚れれば、海も汚れるということを学んでくれればと」


左:東白川小学校校長 榊間誠さん
右:城東小学校校長 田鶴浦昭典さん

榊間「山や森とは、五感で感じる部分が普段と違うので、楽しんでると思います。『海の水というのは森が作っているんだ』ということで、ふるさとの自然やつながりを学んで欲しいです」

田鶴浦「赤須賀漁協の青年部のみなさんも、城東小学校の出身者がほとんどなので、自分たちの後を継いでくれる子どもたちに思いを伝えようと一生懸命してもらって、本当にありがたいです」


昼食は漁船の上で。
海からの風、潮の香りが最高のおかずです。
桑名の城東小学校、岐阜の東白川小学校、両校の子どもたちは、すっかり打ち解け合ったようです。


港に戻ったら、干潟で取ってきたハマグリなどの生き物を、実際に見ながらの勉強会。
見て触って、しっかりと勉強したようです。

海から山へ。
東白川小学校の子どもたちは、海で何を学び、どんな思いを、岐阜に持ち帰るのでしょうか。


左:赤須賀漁協青壮年部 水谷良樹さん
右:赤須賀漁協青壮年部 安田博幸さん

水谷「東白川小学校は山の方なので、今回、子どもたちは干潟で楽しんで生き生きしていましたね。僕らたちの思いがきっと伝わっていると思います」

安田「自然に触れている子どもたちの姿が本当に可愛らしかったです。
農業・漁業が、今、日本から消えていくような状況の中で、僕たちも努力するので、自然を本当に大事にしていってもらいたい。
ハマグリ漁に関しても、父親や先輩たちが育ててくれた漁場なので、ちゃんと守り、孫やひ孫世代につなげていきたいです」

子供たちに海と山のつながりを知ってもらい、豊かな海を次代へとつなげる・・・『赤須賀漁業協同組合』の活動は、さらにフィールドを広げていきます!