企画展 尾呂志と尾呂志神社例大祭

■開催日時

令和5年10月28日(土)~12月10日(日)
会期中無休

■開催場所

企画展示室
入場料 無料

■内容

御浜町の尾呂志(おろし)と呼ばれる地区は、山に囲まれた中に尾呂志川によって削られた比較的平坦な土地に田園風景が広かる豊かな土地です。古くは1万年前の石器が見つかっており、そのころから人が住み着いていたと考えられます。これは人が住んでいた証拠としては東紀州で一番古い痕跡です。
 紀伊続風土記には尾呂志荘として記述があり、山間から吹き降ろす風により実りが豊かだと記述があります。この風が「風伝おろし」であり、文字通りこの地の代名詞となった自然現象です。また、熊野古道が通っており、横垣峠を越えると尾呂志にはいり、風伝峠から本宮道へ至ります。このような尾呂志の地にある、尾呂志神社の例大祭を取り上げます。
 例大祭は春と秋の2回執り行われ、秋の例大祭には子供みこしが練り歩き、神事の後には皆が楽しみにしている「餅ほり」がおこなわれます。尾呂志でつくられた自慢のもち米を使い、氏子自らついた餅がまかれ、「餅ほり」と呼ばれています。派手ではないが、心安らぐような素朴な祭りが引き継がれています。

<付属講演会>
大馬神社宮司(尾呂志神社代理宮司)の山東美晴氏による女性神主ならではのお話と、意外と知らない神社にまつわる面白い話をテーマに講演いただき、神事の舞を実演していただきます。
演  題「女性神主として~楽しい神社のおはなし~」
開催日時:令和5年12月9日(土)午後1時半~3時まで
入 場 料 :無料
定  員:60名(要申込・先着順)
講  師:山東美晴氏(大馬神社宮司、尾呂志神社代理宮司)
開催場所:交流棟大ホール
受付期間:令和5年11月8日(火)~12月8日(金)午後5時まで