三重テレビ『ゲンキみえ生き活きレポート』2024年2月11日

子どもの誕生日に買ってあげた1つのプラレールが「亀鈴(きれい)トイレールクラブ こまち」の始まり。亀山から全国各地へ活動の場を広げ、トイレールのイベントを開催しています。地域と子どもたちの夢をのせて出発進行!
トイレールで子どもたちを笑顔にしています!


亀山市立図書館 1F文化情報プラザでは一周年を記念した様々なイベントが行われています。
今回は夢の世界にいるようなトイレールの運転会を主催している「亀鈴(きれい)トイレールクラブ こまち」のみなさんを紹介します。

 


大きなモニュメントがあります!
「亀山」って描いてありますね。
近くに行ってみると電車が走っていますよ!

 


このトイレールを設置したのは、亀鈴トイレールクラブこまちの小林桂さんです。
これは全部小林さんの私物ですか?
「はい、全部僕の私物です。考えられないような量を持ってます。
沢山の子どもたちがトイレールで遊んでいる姿を見て、一番嬉しいのは僕だと思います。」

 


プラスチックの電車「トイレール」で夢を広げよう!
そんな思いを胸に「亀鈴トイレールクラブ こまち」は2009年に発足しました。
以来、三重県だけでなく、全国各地でトイレールの運転会を実施。
時代や会場に合わせてテーマを設け、たくさんの子どもたちを楽しませています。

 



イベント開催の1週間前。小林さんたちの準備は始まります。
さっそく作業を進める小林さん。
一緒にトイレールを組み立てていくのは奥さんの美香さんと、3人の子どもたちです。

 


「今日は、うちの家族とその友達、中高生のボランティアの方が手伝いに来てくれました。
基本的なことは私と嫁がやってます。
地方地方に行ったら応援してくれる仲間がいて、
僕が面白いことやってるなぁ、という感じで手伝いに来てくれるんです。」

 


今回の会場は、1周年を迎える亀山市立図書館。
小林さんたちにとってはいつもより少し狭めの会場ですが、準備したトイレールはご覧の量。
これをひとつひとつ、小林さんのイメージに沿ってみんなで組み立てていきます。

 


トイレールの運転会を始めたきっかけは何ですか?
「男が生まれたから、プラレール買ったろかって買ったら、私がはまりました!
色々買って、家で作って息子に壊されての繰り返し。もっと広い所でしたいなと・・・。
催事場が無料貸し出しをしていたので、半年に一回くらいやっていました。
段々、僕を見つけた人にイベントをしてほしいといわれて・・・。
今では全国規模になりました。」

 


「電車類が部屋を2部屋潰してますかね。
廊下もプラレール、玄関もプラレール!
子どもの部屋までちょっとプラレール置かしてもらってる状態です。」

 


なぜ、手伝いをしているの?
「小学校1年生ぐらい?入る前ぐらいから手伝っています。
年々と規模が大きくなっていくので、手伝える日は出来るだけ手伝って、負担減らしたいなって思いました。」と長女の千壽さん。

 


やりがいを感じる時はどんな時ですか?
「いろんな人たちにすごい楽しいって思ってもらえるようになったことが、とても嬉しいです。
新しい図書館でやれて嬉しいなって思います。」と次女の杏壽さん。

 


「家族の交流が広がって、いい経験になるんじゃないかなと思ってます。」と長男の桂壽(けいじゅ)さん。

 


家族の絆も繋ぐ、トイレール。友情も深めてもいるようです。
今回は、桂壽さんの友人の一人に、モニュメントに描く文字のデザインも担当してもらいました。

 


「小さいお子さんがやっぱり多いので、楽しんでもらえるようなものを作りたいと思って作っています。」と桂壽さんの友人楠井倖太さん。

 


やはり重要な存在はお母さん!!なぜ、手伝うようになったのですか?
「プラレールどころか、鉄道にも全く興味はなかったです。
今も興味があるかって言われると興味はないんですけど・・・。
お客さんが遊びに来て楽しそうな顔をするのが嬉しかったんです。
じゃあもっと楽しませてやろうと。
逆に人が集まってないって所は楽しくないとこだと思うので、
そこをいかに人が、子どもが楽しめるだろうかっというのを考えていくのが楽しかったんです。」と妻の美香さん。

 


えんえんと続く組み立て。
気が遠くなるような作業です。作業は夕方まで続きました。

 


今回のテーマは何なんでしょうか?
「亀山駅に夢の世界を・・・というので亀山駅をモデルとしたようなロータリーです。
亀山駅にリニアの中間駅が来ることが決定してるんですよ。
だからリニアを走らせました!また、そのリニアに亀山の色「緑」が塗ってあるんです!
これが亀山のオリジナルのリニアです。」
「子どもたちが最高に楽しそうで、パワーをもらってすごく自分も楽しくなってきます。」と小林桂さん。

 


トイレールで出来た、夢の亀山の町。
大勢の子どもたちとその家族で賑わいます。
列車が止まらないように、夢が途絶えないように、小林さんたちは見守りながら、手入れを続けます。

 



来場者のみなさんからは喜びの声が!!
「来週また来るよ、大好きだから」
「こうやって無料で見せてもらえるのはありがたいですね」
「楽しい」
「操作も出来るので、すごい楽しそうに集中してたのでいいなって思いました」
「お家ではこんな規模で出来ないので、見てる方もすごい楽しい!!
こういう機会をつくってもらってすごく嬉しいです」

 


みなさんの今後の抱負は?
「地元でプラレールを開催することがなかったので、とても嬉しい気持ちでいっぱいです。」と長女の千壽さん。
「不安と心配でいっぱいでしたけど、今は嬉しさと楽しさがあります。」と次女の杏壽さん。
「これからもっとこのトイレールのことをみんなに知ってもらえたらなって思います。」と長男の桂壽さん。
「子どもたちの笑顔です!
あと、遊びに来てくれた子たちががっかりしないような・・・残念に思って帰らないような、常に笑顔になれるような活動にしていきたいです。」と妻の美香さん。
「亀山市から、こういうものが行っているっていうので、亀山市を盛り上げられたら嬉しいです。」と小林桂さん。

 


「トイレールで、地域を盛り上げるぞ!」