三重テレビ「ゲンキ!みえ!生き活きリポート」2009年11月15日放送

収穫されたばかりの新鮮野菜の直売で、地域をゲンキに!
小学校・中学校への給食も地元産の野菜をたっぷり使い、子どもたちもゲンキにします!!

風車の見える町、津市美里町。
市街から車で30分ほどの場所ですが、のどかな田園風景が広がっています。

ここで、地域で取れた農産物や加工品を販売しているのが、『美里フラワービレッジ』。
ご近所、そして遠方のお客さんに応援されている人気の農産物直売所です。
中山間地で販売拠点のなかったこの地域に、『美里フラワービレッジ』が開業したのは平成13年。
農業をとおした地域振興を目的に、地域の農家を中心とした110名の会員のみなさんが、心をこめてつくった農産物や加工品を販売しています。

朝採り野菜を中心に、とにかく採れたて新鮮!
しかもこの価格!人気なのが当たり前!
こちらでは、商品を陳列するのも値段をつけるのも、生産した農家のみなさんです。

また、周辺にスーパーなどの小売店がないため、ご近所のみなさんのために肉や魚も販売。
まさに地域に支えられ、そして地域を応援する、そんな心温まるお店です。

会員さんのキャベツ畑では、収穫の真っ最中。
この新鮮なキャベツが、フラワービレッジに並んでいるのです。
他の会員さんも含め、みなさんこれまでは自分たちで消費する分を作ってきたのだそう。
そのため、余ってしまうこともあったのだとか。
フラワービレッジができたことで、作った野菜を売ることができ、さらに作る量を増やす・・・嬉しい循環が生まれました。

『フラワービレッジ』というだけあって、ここでは季節ごとの花の苗も豊富に販売。
ちなみにこちらの花も美里産。
フラワービレッジ近くのハウス内で栽培されています。

そしてなんと、『美里フラワービレッジ』では、、美里町の幼稚園・保育園、小学校、中学校、と連携。
農産物を給食食材として納入し、地産地消、食育の推進に大きく貢献しています。

小学校の給食の、この日のメニューはこちら。
すべて地元美里産の野菜を使った煮物。
そしてお豆腐は、なんと手作りです!
知っているおじさんやおばさんが作っている野菜・・・自然に『食べ物』の大切さを学ぶため、給食を残す子どもは、ほとんどいないそうです。

そんな地域と連動した活動が認められ、『美里フラワービレッジ』は平成20年、『豊かなむらづくり全国表彰事業』で、農林水産大臣賞を受賞しました!

地域の子供たちに安心安全な給食を提供し、自然に『食育』を学んでもらい、訪れる人には、田園風景を楽しんでもらいながら、安心安全な農作物を食べてもらう・・・。

健康で豊かな野菜を作るゲンキさんたちが、地域を、そして訪れる人たちをゲンキにします!