三重テレビ『ゲンキみえ生き活きリポート』2013年2月17日放送

三重大学の学生を中心となり、ボランティアでカフェを運営!
おしゃれなカフェスタイルながら、料理も本格的と大人気!
学生と地域の人たちをつなぐ、新しい空間です!

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今回ご紹介するのは、三重大学の正門に程近い『ミワモカフェ』。
白を基調とした、和風モダンでおしゃれな店内が素敵です。


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なんと、この『ミワモカフェ』を運営しているのは、三重大学の学生さんたち!
医学部の学生たちを中心に、およそ10名の三重大生がボランティアで運営しています。
おしゃれなカフェスタイルながら、出される料理はどれもどれも安くてボリュームあるものばかり。
昨年9月にオープンして以来、すでに三重大生や地元の人に人気のお店になっています。

ちなみに『ミワモ』とは、『三重大学・和風・モダン』の頭文字を取って名付けられたとのこと。


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初代店長の三重大学医学部4年、森維久郎さんに、『ミワモカフェ』を始めるきっかけをお聞きしました。

森「僕は医学部なんですが、医学部の人間は基本的に医学部としか付き合わず、人文学部の人は人文同士・・・。しかし三重大は総合大学なので、色々な学部の人間が集まる場所ができたら良いな、と思ったのがきっかけで始めました」


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ランチタイムは11:30から。

開店と同時に入ってきたのは、赤ちゃんを連れたお母さん。
スタッフの接客も手慣れたものです。

そして三重大学の学生さんたち。
友人が『ミワモカフェ』のスタッフということもあり、既に何度か来店しているとか。
左の学生さんは毎週来ているそうですよ!
ランチがワンコインで食べられるとあって、学生さんたちにも人気は上々。
しかも安いだけでなく、料理の評判も良いんです!


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『ペペロンチーノ』はキノコとベーコン入り。
ガーリックが効いていて、大人の味です!

『オムライス』はデミグラスソースとトマトソースの2種類がかかっていて、タマゴもトロトロ!
これは美味しいです!

ちなみにデザートも女性スタッフの手作りで、お値段200円!
ランチタイムなら、プラス50円でドリンクもセットにできます。


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学生スタッフたちも、

「普通に学生生活を過ごしている人とはまた違うつながりを持てる」
「ケーキのデザインや味など、自分が思う形にして、お客様に出させて頂くことができるのが嬉しい」

と、やり甲斐を感じているようです。


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『ミワモカフェ』を設計・改装したのは、三重大学工学部建築学科の学生を中心としたグループ『ASIT(アジト)』。
デザイン活動を通じての、街づくり、人づくりを目的とし、地域とコラボしたイベントや、講演会場の設営など幅広く活動。
木材業者の協力を得て、尾鷲ヒノキをつかってつくられた『並木プロジェクト』は、人も風も通り抜けられ、留まることもできる並木通りのような空間。
学生たちが気軽にくつろげる場として生み出されました。

主宰の三重大学大学院工学研究科、三谷裕樹さん(中央)に、カフェの改装を手がけたきっかけをお聞きしました。

三谷「元々倉庫だった場所をカフェにしたいと声をかけられたのがきっかけです。
予算も少ない中で何が可能かを3ヶ月くらい医学部の学生と話をして、明るくて白いイメージと地域の方も入ってこられるような、オープンなカフェを作ろうとなりました」

医学部と工学部、学部を超えたコラボレーション。
それが地域と学生たちをつなぐ拠点をつくりあげたのです。

『ASIT』の詳しい情報はこちら


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この日の閉店後、『ミワモカフェ』のメンバーと『アジト』のメンバーが久しぶりに顔を合わせました。
改装中の苦労話、開店後の店の状況、そしてそれぞれの現状の活動と今後について・・・。
この『ミワモカフェ』も、そんな話し合いの中から企画がスタートし、実際に形になったのです。

『ミワモカフェ』2代目店長、三重大学医学部1年の若山裕人さんに、カフェの運営についてお聞きしました。

若山「良いお店というのは、お客さんが来て満足できるということなので、もっともっとお客さんのことを考えていきたいです。それは内装であったり接客であったり料理であったり・・・色々な面を一つ一つ突き詰めて、お客さんを大切にできるお店にできれば、と思います」

つくることが生み出した学生たちの交流。
そしてカフェが生み出した、地域と学生たちの交流。
そのつながりが、また次の何かを生み出すに違いありません。