三重テレビ『ハピ3!』2013年8月17日放送

南伊勢町五ヶ所浦出身の偉人『愛洲移香斎久忠』は、今から560年前の室町時代にこの地で生まれ、後に剣術の源流のひとつとされる『愛洲影流』を築いた剣術の始祖!
その功績をたたえ、後世に残そうとする『愛洲氏顕彰祭・剣祖祭』に、日本中から選りすぐりの剣士が集います!

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風光明媚な南伊勢町五ヶ所浦地区。
実はここ、剣術の流派の1つ『愛洲影流』を築いた『愛洲移香斎久忠』の出身地なんです。
時代劇などでよく聞く『柳生新影流』は、『愛洲影流』が基になったと言われています。


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そんな剣道の祖、愛洲移香斎久忠の事をもっと広く沢山の方に知ってもらおう、と行われているのが、毎年8月に開催されている『愛洲氏顕彰祭・剣祖祭』。
今年は8月25日です!


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『愛洲氏顕彰祭・剣祖祭』について、『剣祖祭実行委員会』委員長の西岡孝夫さんにお聞きしました。

「全国各地から、剣祖『愛洲移香斎』を慕って、武道家や剣士のみなさんが、五ヶ所城址で演武を披露してくださいます。
山の上の城跡ということで、孟宗竹や林が生い茂った中で、厳粛な気持ちで演武に臨まれる。
剣士にとって心が洗われるような真剣な気持ちで演武をしてもらい、喜んでもらっています」

『愛洲氏顕彰祭・剣祖祭』は今年で32回目。
『愛洲移香斎』を偲び、全国各地より各流派演武者による武芸奉納が行われます。
様々な流派が一堂に会する姿は一見の価値ありです!


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今では世代や国境を越えた交流もあるこの『剣祖祭』。
ピンと背筋が伸びる、凛とした独特の雰囲気を間近で感じてみてはいかがでしょう。


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会場となる五ヶ所城址は『愛洲の館』の上にあり、『鍛錬の段』という急な階段を登って行く方法と、公園内を通り、自然を散策しながら行く方法との2つ。
行きと帰り、愛洲移香斎久忠の威徳を偲びながら、両方の道をお楽しみ下さい。


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演武に感動したあとは、『愛洲の館』の公園で、地元の方によるそうめんのふるまい。
風情がありますね。
器の材料の竹は、地元の方が採ってきて形を整えた手作りのもの!
美味しさもひとしおです。


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午後からは『愛洲の館』で『少年剣道大会』が開催。
将来の剣士を夢見みる子供たちの、晴れの場です。
こちらも見応えたっぷり!


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『愛洲の館』内の『資料展示室』では剣祖祭について、楽しく学ぶことができます。
ぜひ足を運んでみて下さい!


愛洲の館
住所 南伊勢町五ヶ所浦2366
開館時間 9:00~16:00
入館料 大人 250円 小中高 150円
休館日 火曜日、年末年始


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『第32回 愛洲氏顕彰祭・剣祖祭』は8月25日(日)、『愛洲の館』および、五ヶ所城址にて開催!
来週末は南伊勢町へどうぞ!