桑名 六華苑 秋の舞楽会

■開催日時

2013年11月9日(土)・10日(日)
両日とも 10:00~,13:00

■開催場所

六華苑
http://genki3.net/?p=24102

■入場料

無料
※だたし、六華苑の入苑料300円が必要

■内容

日本の心を音楽と舞で伝える雅 楽
演目:太平楽、還城楽、賀殿ほか

■舞楽について

雅楽の舞は、古代歌謡を起源とする「国風歌舞」(くにぶりのうたまい)と、外来舞を起源とする「舞楽」(ぶがく)があります。いずれも、 平安時代に国風文化の影響を受けて、外来楽舞を受容しつつ日本人の趣向に再構成され、日本の伝統文化として継承されてきました。 舞楽は、中国インドシナなど南方系伝来の「左方舞」(さほうのまい)と、朝鮮半島など北方系伝来の「右方舞」(うほうのまい)に大きく分類され、「舞人」(まいびと)は「管方」(かんかた)演奏にあわせて舞います。

<演奏>
演奏方法も、左方は「唐楽」(とうがく)と右方は高麗楽(こまがく)に原則として分類され、楽器構成が異なり、舞も、唐楽は管楽器の旋律に、高麗楽は打楽器の拍子に合わせます。
○ 唐 楽 … 管楽器(鳳笙、篳篥、龍笛)と打楽器(鞨鼓、太鼓、鉦鼓)
○ 高麗楽 … 管楽器(篳篥、高麗笛)と打楽器(三の鼓、太鼓、鉦鼓)
<種類>
舞の種類は、左方右方ともに、平舞(ひらまい)、童舞(わらべまい)、武舞(ぶのまい)、走舞(はしりまい)などに分類されます。
 ○ 平 舞…「萬歳楽」「延喜楽」など、文人姿の舞人がゆったりと優美に舞う。
○ 童 舞…「迦陵頻」「胡 蝶」など、青年前の男子や若女がかわいげに舞う。
○ 武 舞…「太平楽」「陪 臚」など、武人姿の舞人が鉾を持って勇壮に舞う。
○ 走 舞…「陵 王」「納曽利」など、舞楽面の舞人が桴を持って闊達に舞う。
<装束>
舞楽装束は、四季に恵まれた我が国ならではの自然の色彩と感性で、花や動物などを、袍(ほう)や下襲(したがさね)などに絹刺繍で意匠した芸術作品です。唐楽は赤紫に金細工、高麗楽は青黄に銀細工を装飾の基調としています。
平舞では、赤と緑の豪華絢爛な唐様「襲装束」(かさねしょうぞく)と、紫と青の王朝様式の「蛮絵装束」(ばんえしょうぞく)を用います。そのほか、「別様装束」(べつようしょうぞく)は、舞楽ごとに面や装束が異なります。走舞では、遊牧民族の毛皮を現した毛べりの裲襠装束(りょうとうしょうぞく)を用います。
<舞台>
舞台は、三間四方の平台に緑色牡丹文様の地敷(じふ)を敷いて、その周囲を四間四方の擬宝珠(ぎぼうしゅ)柱と朱高欄(こうらん)で囲
みます。舞人は、左方は舞台の左から、右方は舞台の右から、それぞれ登台して舞い、退出します。管方は、楽所幕(がくそまく)を背景に、大太鼓や大鉦鼓(左方に日輪の金に昇龍、右方に月輪の銀に鳳凰)などの装飾された打楽器と公達姿の楽人を配置します。

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