三重テレビ「ゲンキ!みえ!生き活きリポート」2010年3月28日放送

ゲリラ豪雨で壊滅的な被害を受けた『朝明渓谷』に緑を取り戻せ!
地域で活動するボランティアグループやボーイスカウトと協力して、植樹イベント開催!

菰野町の朝明渓谷。
鈴鹿山脈のほぼ中央に位置する景勝の地で、御在所岳登山などのベースキャンプ地にもなっています。

しかし2008年9月。
記録的なゲリラ豪雨によって朝明渓谷の山域は、大きな被害を受けました。
そんな朝明渓谷に木を植えよう、子どもたちに環境について考えてもらおう、と昨年、植樹イベント『山に木を植えよう』が開催されました。

この植樹イベントは、災害復旧事業を行う県と『四日市大学・自然環境教育研究会』と共に企画。
生物多様性条約第10回締約国会議、COP10開催に 向けたパートナーシップ事業にも認定された取り組みです。
『四日市大学・自然環境教育研究会』は、北勢地域で活躍する動植物など自然科学に詳しい専門家たちがよりネットワークを広げて、自然環境の保全活動に取り組んでいこうと結成されたグループ。
四日市大学に拠点を置き、そして野山のフィールドに飛び出して活動してきました。

植樹を行うのは、2008年秋の集中豪雨で一番被害の大きかった斜面。
生えていた木は跡形もありません。

植える木は、コナラやミズナラなどの広葉樹 を中心に、さまざまな苗を300本以上。
植物も動物も多様性に富んだ森になるように祈りつつ植樹します。

いろいろな地域から、たくさんの人が集まり、森の再生を願っての植樹・・・。
この植樹活動には、朝明川流域で活動する環境グループもやボーイスカウトも参加。

さまざまな木が茂り、さまざまな動物たちが住む森に。
そしてたくさんの人が集まり、すごせる森に。
大切なのは、続けること、見守っていくとこと、そして広げていくこと。
子どもたちの未来のため、そして地域のための植樹活動はこれからも続くにちがいありません。