スペインが誇る食文化であり、街角にかかせない憩いの場「バル」。
お昼にはランチ、午後のひとときにはカフェ、そして夜になるとお気に入りの一品料理を食べ歩きながらハシゴ酒を楽しむ!
そんなバル文化の魅力を取り入れ、開催されるのが「尾鷲旬のコツまみバル」!
なんと尾鷲の43軒が参加!
隊長、ディープな尾鷲にどっぷりとはまる!
いよいよはじまった「尾鷲旬のコツまみバル」ツアー。
43軒の協賛店のうち、最低でも10軒はハシゴしようではないかと意気込みで、鼻息もふんがーと荒く向かったのは、夢古道おわせ。
ここは深層海洋水の温浴施設とお母ちゃんのランチバイキングが人気の観光スポット。
ここもバルに参加しているのだ。
まだお昼前であるが、ランチバイキングはすごいお客さん!
すさまじい人気なのだ。
バルのスタートは正午から。
お邪魔したのは5分前。
ま、そろそろいいだろうと思ってレジに声をかけ、バルのチケットを見せると、
「は・・・?」
の反応。
慌てて奥に引っ込んでいく。
ありゃ、夢古道はやってなかったっけ、と慌ててパンフレットを見返す。
と、愛想のいい笑顔の女性が出てきて、
「すいません、はじめてのバルのお客さんなので慌ててしまって。もう大丈夫なんですけど、あいにくいま席のほうがいっぱいで・・・」
なんとワレワレは本日最初のバル客であったのだ。
席がいっぱいというわけで案内されたのが、外のテーブル。
おお、日差しも暖かいし、眺めも最高!
これはこれでいいぞ!
こちらの1品は、手づくりピザのハーフサイズ。
飲み物は、やはりバルなので生ビールを注文。
真っ昼間から外でピザとビール。
なかなかごきげんなのだ。
まずはビールをくいっと。
くは〜!!
幸せ〜。
こんな素晴らしい取材でいいのであろうか。
みなさん申し訳ない、と詫びつつ、もう一口。
が、ハーフのはずのピザが大きい。
焼きたてのアチアチでチーズも生地も美味しいのであるが、ずっしりと胃袋に響く。
すべて食べ終えたら、もう完全満腹状態。
こんな調子でこれから回れるのであろうか。
すでに満腹の腹をさすりながら次のお店に向かう。
細い路地を入って、あちこち迷って辿り着いたのは、葉っぱがシェフjomon。
こちらは野草と薬草を使ったヘルシーな野菜料理が売りのお店。
玄関で靴を脱ぎ、一般のご家庭にお邪魔するみたいな感じで部屋に通される。
席数は3つほど。
外に気持ちのいいテラスがあり、そこで食事をしている人たちもいる。
「いらっしゃいませ〜」
シェフの平山さんみずから、料理を運んで説明してくれる。
まだバルがはじまって1時間も経たないが、すでに数組のお客さんがやってきているという。
こちらのバルメニューはワンプレート。
が、3品が載せられている。
ここもなかなかのボリュームだ。
中でも存在感があるのは、マグロの頭をぶつ切りにし、葉っぱでくるんで蒸し上げた料理。
味付けは塩のみ。
が、葉っぱの香りがハーブのように効いて、味に深みを出している。
食べつつ飲みつつ。
その間も平山さんは、料理法について説明してれる。
石を敷き詰めた、縄文鍋で蒸し焼きにするのが、ここの料理の最大の特徴。
そして庭先でとれた野草や薬草で香りづけをする。
うまい。
まったくもってうまい。
ボリュームもたっぷりで何の文句もない。
だが、今回はバルなのだ。
普通でも5軒、ワレワレは10軒も回るのだ。
1軒でこんなにボリュームがあったら回るのが大変ではないか。
企画的にヒジョーに困るである。
そんなゼータクな文句を言いつつ、次へと向かうのである。
滞在時間およそ20分(笑)。
2軒連続で食べて、もうこれは絶対に10軒なんぞ回れるわけがないと思った。
特に昼は、ランチとセットにしてあるところが多い。
そんなのを食べたら、もう本日終了である。
そこで同行スタッフの「K」氏に、一番ヘビーそうなメニューの店へいくことを命じる。
K氏もピザと縄文料理を食べているのだが、このあと別の用事に出かけるようなので、それならば食べるだけ食べさせて離脱させようという作戦である(笑)。
というわけで以下はK氏のリポートと写真である。
私が向かったのは「カフェレストハウス めしや」さん。
場所は尾鷲市末広町。
国道42号線沿い、イオンの前にあります。
お弁当が地元のひとに人気の喫茶&食事処。
営業時間は朝7時から夜9時半。
定休日は土曜日・・・。
なんだかやたらレポートが細かいのである。
メンドーなので、ここから隊長のワタクシが。
では、こちらのバルメニューをご覧いただこう。
どどーん!(笑)
なんとこちらのバルメニューは、ランチセットにコーヒーである。
しかも、今回のバル用に、マグロのメンチカツがサービスでついている。
ただでさえすごいボリュームなのに、そこに揚げ物のおまけつきなのである。
よくわからないまま注文したK氏は、目の前に出てきて卒倒し、まさに死に物狂いで食べたという。
この写真が送られてきたメールには、
「もうだめです、動けません、家に帰って寝ます。さようなら」
と書いてあった。
それにしても尾鷲バルは恐ろしい企画である。
もはや大食い選手権の様相なのだ。
いや、一歩間違えれば、なにかの罰ゲームだ(笑)。
まだワレワレの戦いははじまったばかり。
さあ、次の戦地へと向かうのだ(笑)