三重テレビ『ゲンキみえ生き活きリポート』2013年12月8日放送

童謡から海外の名曲まで・・・本格的なジャズの生演奏!
プロミュージシャンの演奏を見て聞いて踊って!!
親子でいっしょに楽しみましょう!!!

12-8-2

12-8-3

今回紹介するのは、親子でジャズとカフェの雰囲気を楽しむ『親子jazz cafe』。
企画しているのは、童謡から海外の名曲まで、プロミュージシャンの演奏を見て聞いて踊ろうという『Kids Jazz(キッズジャズ)』です 。


12-8-4

『キッズジャズ』を主宰する百本麻衣さんに、活動を始めたきっかけについてお聞きしました。

「最大のきっかけは自分が子どもを生んだことです。
夜、ジャズクラブでの演奏ができません。けれど歌いたし、夫婦そろって音楽を続けたい。
子どもを授かったからこそできることがあるはず、という考えから始めたのが、この活動です。
まずミュージシャンを集めて、『子供たちに生の音楽の魅力を伝えたいと思っています』と、どんどん外にアピールして、演奏の場を拡げていこうと」


12-8-5

子どもも大人もいっしょに楽しめるジャズライブ『キッズジャズ』は、2011年からスタート。
地元だけでなく、岐阜や愛知県で活躍するプロのジャズミュージシャンを招き、さまざまなイベントや施設で演奏。
たくさんの子どもたち、そしてお父さんお母さんとジャズを通じてつながってきました。


12-8-6
そして今回は、津市内の人気のカフェ『カフェ・サンチェ』で『親子jazz café』を開催。

開演の1時間半前、リハーサルがはじまりました。
この日も演奏するのはプロ奏者ばかり。
『キッズジャズ』に初めて参加する人もいるにもかかわらず、音を合わせるのはこのリハーサルのみ。
演奏曲や楽譜もこのときに渡されます。
本番直前までリハーサルを繰り返し、アドリブをまじえながら、音をつくっていきます。


12-8-7

『親子jazz café』開始の時間には、たくさんの親子がやってきました!
音楽の前に、まず用意されたのは特製のランチボックス。
メニューはおにぎりと唐揚げ、そしでハムとブロッコリーのキッシュです。


12-8-8

そしていよいよ『キッズジャズ』がスタート。
はじめて目にするジャズに戸惑い気味の子どもたち。
百本さんとメンバーのみなさんは、リズムに合わせつつ、自然に子どもたちを巻き込んでいきます。
演奏するのは、『ぞうさん』『ドングリころころ』『いぬのおまわりさん』などの童謡を、ジャズにアレンジしたもの。

こうして見ていると、子ども向け、家族向けとはとても思えません。
本物の演奏に、子どもも大人も関係ないんですね。


12-8-9

歌以外に、こんなアドリブも。
本物の楽器に触れて楽しめるのもキッズジャズならでは。
耳と目だけでなく、全身で音楽が楽しめるのです。


12-8-10

第1部と第2部の間は、おやつの時間。
これも子どもたちにはたまりませんね。


12-8-11

「とても格好良くてビックリしました。子どもたちも大はしゃぎで楽しそうでしたね」
「直接聴いているため、振動まで感じられました。生で聴くと楽しいし楽器にも興味が出てきますね」
お父さんやお母さんにも好評です。

妊娠9ヶ月という妊婦さんは、
「お腹がすごく動いて、胎教にも良い感じです」とのこと。

演奏後、出演したみなさんにお話を聴きました。


12-8-12

コントラバスの長谷川さん

「題材はあくまでもジャズ、子供たちの知ってる曲をジャズでする。
大人が聴いても楽しめるというこの企画自体は非常に素晴らしい分ですし、それを形にするのは非常に難しいですね。
僕は初めて参加したのですが、良い形でできたと思いますし、僕自身もとても楽しかったです」


12-8-13
ピアノの平光太郎さん

「本物を見せないと意味がないと思うので、子どもたちの前でも演奏は変えずにいつも通りにしたつもりです」


12-8-14
ドラムの近藤久峰さん

「ジャズミュージシャンとして妥協してするのではなく、『親子で楽しむ』という制約があってもキラリと光る手応えを感じるので、いつも楽しくさせてもらっています」


また、意外にも、お父さん・お母さんもジャズライブを聴くのが初めて、という人が多いそう。
これをきっかけに『ジャズは難しい』『静かに聴かないといけない』というイメージを払拭してくれれば、と百本さん。
ジャズに限らず、音楽を通じて人と楽しむ、分かち合うことが広がり、受け継がれてほしいとのこと。


生演奏のジャズを目と耳で楽しむ。
本物を身体で感じる。
そして音楽を、親子で、みんなでわかちあう。
それが『キッズジャズ』です。