三重テレビ『ゲンキみえ生き活きリポート』2013年12月22日放送

小さな小さな産直市場ながら、地元の人や観光客にも大人気!
品揃えが豊富なのはもちろん、ゲンキであたたかなお父さん、お母さんが、お店を切り盛りします!

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今回ご紹介するのは、サニーロードを走り、南伊勢町に入ってすぐの場所にある、『産直市場・南伊勢』。
な、な、なんと!
こちらのお店は、トラックの荷台部分である『コンテナ』を店舗に改造したものなんです!


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『産直市場・南伊勢』は、地元の有志が集まり、手づくりを形にしたお店。
地域の40を超える生産者に参加してもらい、商品を集め、南伊勢町の魅力を、ずらりと並べています。


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オープンから5年。
今や、県内はもちろん、県外からも大人気の『産直市場・南伊勢』。
土曜日曜の営業日は、ご覧のように、多くのお客さんでにぎわいます。
このお店を作った経緯を、世話人の世古好弘さんにお聞きしました。

「これまで、野菜を作っても近所の人たちに配り合ったりするだけで、売る場所がなかったんです。地域の活性化や高齢者の生き甲斐づくりのためにもと思い、仲間に声をかけたところ、みんな賛同してくれて、このお店を始めました。
孫へのお小遣いにもなりますしね(笑)」

地域の活性化。そして、高齢の生産者のやり甲斐づくり。
そんな目的のためにオープンしたこちらの市場は、現在、4人の世話人が中心となって運営しています。
開店前の品卸しに、接客、そして、レジ係まで。
忙しい時は、家族の協力も得て、地域のみなさんの手によって、生まれ、運営されているのが『産直市場・南伊勢』なのです。


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世話人の荘司剛直さん(上)と、東伊久雄さん

荘司「たくんさんの人と話し、楽しみながらできるのが、一番良いことですよね」

東「当初の目的である『高齢者の人たちの生き甲斐、健康のため』。それが達成できているので、私たちのやり甲斐も夢も広がっています」


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『産直市場・南伊勢』で扱っている商品の一部。
自家製の竹炭を使った商品や、地元の人たちの趣味を生かした商品など、盛りだくさんです。


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しかし、何といっても人気は、南伊勢の特産品や名産品。
近くの生産者から届く、新鮮な野菜!
さらに忘れてはならないのが、南伊勢町自慢のみかんです!


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こちらは『産直市場・南伊勢』にみかんを納入している内瀬地区のみかん農家さん。
内瀬は地形や土地、気候などの環境が良く、一日中ふんだんに陽が当たるため、みかんの栽培に最適なんだとか。


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生産者の田所一成さんに、『内瀬みかん』と『産直市場・南伊勢』についてお聞きしました。

「世話人の世古さんたちから、この地域の活性化をしようという話を聞き、何か役に立てればと思い、商品を出させてもらっています。
口の肥えているお客さんが多いので、味の評価がダイレクトに伝わってきます(笑)
直接お客さんの声を聞くことで、毎年毎年、もっとおいしいみかんを作ろうと思います」


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こちらは『産直市場・南伊勢』に野菜を納入している右田さん夫妻。

功さん「今まで野菜を作っても、余らせてしまうことが多かったので、その分を売らせてもらおうと、野菜の納入をはじめました」

幸子さん「若い人たちと一緒に活動することで、気持ちが若返りますね」

高齢者のみなさんの生き甲斐づくりにも、着実に貢献しているようですね。


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そして南伊勢町といえば、新鮮な魚介類!
ここ『産直市場・南伊勢』では、地元の魚屋さんが鮮魚を販売しています。
しかも、浜値!!
本当に南伊勢の魅力満載のお店ですね!


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2年前には、食事処もオープンしました。
この建物も、もちろん手作り。
人気は、玉子付き伊勢うどんに、カレーうどん!


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今や名物、五ヶ所湾で採れたアオサを粉砕して生地に混ぜ込んだ、『アオサ大判焼き』!
口に入れた瞬間、磯の香りがあふれます!
アオサの風味とあんこの甘みが絶妙と、お客さんからも大評判です!


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世話人の一人、滝済之さん。

「『産直市場・南伊勢』が、みんなに寄ってもらって、話ができる憩いの場になってほしいです。
そして南伊勢には素晴らしい素材がたくさんあるので、それを加工して、いかに販売していくかが、これからは重要になっていくと思います」


ぜひ一度、『産直市場・南伊勢』へお立ち寄りください!