三重テレビ『ゲンキみえ生き活きリポート』2014年1月12日放送

大紀町のゲンキさんと紀北町のゲンキさんが、地域を越えての交流!
ジビエの達人と、そばの達人のホットなコラボレーションです!

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基本情報はこちら野原工房げんき村
基本情報はこちら下河内の里山を守る会




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今回お邪魔したのは、大紀町の『野原工房げんき村』。
こちらは廃校となった『旧七保第一小学校』を、そのまま活用。
野原地域の住民全員が参加して地域の活性化活動を続けています。

『野原村元気づくり協議会』会長の鳥田陽史さんに、活動についてお聞きしました。

「『野原工房げんき村』では、廃校となった小学校をフル活用しています。
喫茶、書道教室、木工塾。
そして、秋には、住民の運動会と、ほとんどの教室を利用しています」


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こちらの『シカちゃんコロッケ(3個入り100円)』や『猪丼(300円)』などは、喫茶室の人気メニュー。
県内各地で問題になっている害獣、シカやイノシシの肉を使った特産品づくりに早くから取り組み、今や不動の人気を誇っています。
他に、お弁当などもあり、地域内外の人に好評です。


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そしてこの日、『野原工房げんき村』へやってきたのは、紀北町の『下河内の里山を守る会』のみなさん。
かつて、海と山をつなぐ街道の要所であった紀北町紀伊長島区の下河内地区で、人口は少ないながらも、昔ながらの里山風景が残るこの山里を「憩いの場」として、守っていこうと、そば打ち体験やこんにゃく作り体験などを通して、他地域との交流を続けているグループです。


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この日に開催されたのは、野原工房げんき村の依頼で『下河内の里山を守る会』による、『そば打ち体験教室』

実はこの『そば打ち体験教室』は、昨年に続いて2回目の実施。
下河内のみなさん、慣れた様子でそば打ち体験の準備を進めていきます。


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『下河内の里山を守る会』の奥田成子さんに、この取り組みについてお聞きしました。

「前回同様、今回も『野原工房げんき村』のみなさんから、そば打ち体験がしたいとのお願いがありましたので。
男性とか、女性とか、年齢とか一切関係なく、『そば』という共通のものによって、色々な方と出会えるのが素晴らしいと思います」


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そば打ち体験教室の準備を終えた下河内のみなさんは、喫茶室で、『野原工房げんき村』のみなさんのおもてなしを受けてのお昼ご飯。
もちろん、いただくのは、人気のジビエ料理が入ったお弁当です。

「今回は、シカちゃんコロッケではなく、シカちゃんハンバーグなんですよ」

ジビエ料理や『そば打ち体験教室』を通して、2つのグループが交流。
これも、大切なことなんです。


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いよいよ、『そば打ち体験教室』がスタート。
今回の参加者は、地元大紀町の方や玉城町など、地域内外からで定員満杯の16名。


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テーブル毎に、先生が一人つき、8つのグループに分かれて進められていきます。
お子さんたちも楽しそうにこねていますよ。


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先生役となる『下河内の里山を守る会』のメンバー、新居さん(上)と中西さん。

新居「楽しいですね。新しい出会いがあって、本当に楽しいです」
中西「みなさん上手です。一生懸命やっているところが楽しいですよ」

参加者の中には、前回参加された方も。
前回の『そば打ち体験』で、おいしいおそばの味を覚えたため、今回も参加。
さらに『下河内の里山を守る会』の年越しそばを購入するなど、新しいつながりが、すでに生まれているようです。


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完成した、そばがこちら!
打ちたてをゆでて、さあ、試食タイムです!


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「とても歯応えがあって、コシがあります!」
「おいしい!!」
と参加者のみなさんは大絶賛。

『下河内の里山を守る会』のメンバーさんも、

「大変上手です!」

と、太鼓判。

鳥田「高齢化しつつある今、現在行っているイベントや事業で精一杯です。
今度はそれを、若い人に継承していかないと。そのためには、子どもたちと一緒に、この地域を発展させ、魅力を引き出し、発信し続けていきたいですね」

奥田「私どもの方では、里山の田舎暮らしの体験をPRをしています。
来る方には、そば打ち体験と、旭屋の田舎暮らしでのんびりしてもらっています。
最近ではお客さんも増え、毎月第2土曜日の『下河内の日』には、リピーターの方も増えて来ましたので、さらに、それを充実させていきたいです」


「生涯現役!」を合言葉に、野原地区の住民がひとつになって地域活性化に取り組む『野原村元気づくり協議会』のみなさん。
そして、「楽しいから集まり、集まるから楽しいことが始まる」をモットーに活動を続ける『下河内の里山を守る会』のみなさん。
それぞれ、これからの取り組みに対する思いがあります。


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お互いに、そば打ち体験をきっかけに、新しい交流、可能性を見出そうと頑張っています。
地域を越えたつながり。
それは三重県のゲンキを生み出す、希望の光なのかもしれません。


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