三重テレビ「ゲンキ!みえ!生き活きリポート」2010年9月19日放送

一度は消えた青年団が若者たちの熱意で復活!
祭りやビーチボール大会、そしてビアガーデン!
楽しみながら地域を盛り上げます!

熊野市の新鹿海水浴場。
環境省・海水浴場百選にも選ばれた、海が綺麗で透明度が高い海水浴場です。
ここで頑張っているゲンキさんが・・・。

『新鹿青年団』のみなさん!

たくさんの方の姿がありますが、実はこの青年団、10年前に一度、団員の減少により消滅。
神社の祭りやイベントにも盛り上がりがなくなり、町から活気が消え、さびしい状態となっていました

しかし、20年に一度のお木曳きをきっかけに、地域を盛り上げようと有志で再開したところ、口コミでメンバーが集まり、現在はなんと40人に!

団員は、新鹿在住者、近隣に暮らす出身者で構成。
地元の祭りへの参加、町内清掃、そしてビーチボール大会の開催など、さまざまな活動に取り組んでいます。

この日は、花火大会に恒例のビアガーデンの準備です。
くじ引きの景品のカブトムシは、子どもたちを喜ばせるため、メンバーが朝早くから山に入って捕まえてきたもの。

公民館の厨房では、料理の仕込み。
大人気の焼きそばの材料となる、大量のキャベツやニンジンを用意していました。

『新鹿青年団』のビアガーデン、スタート!
たくさんのお客さんがやって来て、朝から準備をした商品が次々に売れていきます。

里帰りで帰ってきた懐かしい顔、近所のおじちゃんおばちゃん。
でも青年団のみなさんには話している余裕もありません。


花火とビアガーデンが終わったら、団員たちでの打ち上げ。
頑張った一日を互いに労いあうひととき・・・。
これも青年団ならではの楽しみです。

一方『新鹿青年団』では、イベントの他に意外な取り組みを行っています。

『新姫(にいひめ)』という新種の柑橘類の栽培。
熊野市でしか採れず、新鹿町で発見されたことから『新姫』と名付けられたのだそう。

『新姫』を使った商品は、独特の酸味と風味が人気で、『紀和町ふるさと公社(TEL 0597-97-0640)』などで購入可能。
新鹿の地域ブランドとして育ちつつあります。

もう一度、新鹿の町に活気を。
もう一度、ふるさとを見直したい。
そして、一人でも若い人が新鹿に住み続けてほしい!
その思いで、新たな『新鹿青年団』は、活動を続けているのです!