清水重蔵写真展「熊野神櫻~越後桜・福島桜競演~」

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■開催日時

4月5日(土)~5月11日(日) 
午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)※期間中無休

■開催場所

三重県立熊野古道センター 展示棟企画展示室

■内容

日本の春を美しく彩る桜。山の中で一本力強く咲く桜に始まり、川のせせらぎと共に人々の心を癒す桜や、見る者を優しく包み込ように咲く桜など、様々な美しさを持った桜。人にも表情があるように、桜一本にも様々な姿があります。平成19年から、熊野を訪れては四季折々の熊野を撮影してきた写真家の清水重蔵氏は、平成23年4月に熊野を訪れた際、スギ・ヒノキの緑が茂る山中に誇らしく咲く桜の姿に魅せられ、それから3年間、熊野の山々を中心に桜を撮影しました。

三重県立熊野古道センターの春の企画展では、清水氏が撮影した、桜咲く熊野の風景写真を、三重県の伝統文化である伊勢和紙に印刷した作品を展示する「熊野神櫻~越後桜・福島桜競演~」を開催します。古くから林業が盛んであった地域であるにも関わらず、スギ・ヒノキの植林の中に、桜を残してきた先人のつくった風景が、いつしか熊野の景観となり、風土として長く引き継がれています。

桜を通して土地の風土を見るという観点から、熊野だけではなく、清水氏が生まれ育った新潟県の桜と、平成23年3月11日の東日本大震災から現在も復興が続く福島県の桜、違う土地の桜それぞれの風景を並べ、土地の風土に根差した桜の姿から、熊野の魅力、三重県の魅力、また、日本の魅力として再発見していただける写真展を目指します。 また、震災後でも咲きつづける福島の桜を展示することで、被災地の復興を願う気持ちの風化防止を呼び掛ける事ができれば幸いです。

■その他

三重県立熊野古道センター
電話 0597(25)2666