三重テレビ「ゲンキ!みえ!生き活きリポート」2010年12月26日放送

廃校・休校になった学校を利用して地域活性化!伊賀市比自岐地区の「笑みの市運営委員会」のみなさんが、大紀町野原の「野原工房げんき村」を訪ねます!

健康野菜づくりと販売で地域をゲンキに!
そんな活動をしているのが、伊賀市比自岐地区の「笑みの市運営委員会」のみなさん。
毎月第一土曜日と第三土曜日、過疎高齢化に悩むふるさとを活気づけようと、地域の高齢者がつくった野菜、答志島の新鮮な魚介類を販売しています。

そんな「笑みの市」のみなさんですが、何やら悩み事があるそうで。
それは現在休校となっている地元の小学校の活用方法。
うまく活用して地域をゲンキにしたいということで、すでに先進的な取り組みをしている大紀町野原のこちらにやってきました!

以前にもご紹介した「野原工房げんき村」さんです!
廃校になった小学校を活用して、さまざまな教室や体験学習イベントを開催。
鹿肉や猪肉を使ったジビエ料理が注目されています。

というわけで今回は、伊賀市比自岐の「笑みの市」のみなさんが、大紀町の「野原村元気づくり協議会」のみなさんを訪ねます!

まずは、校舎まえの産直品売り場へ。
朝市をやっている「笑みの市」みなさんとしては見逃せません。
ここでもしっかりと情報交換。

さっそくげんきづくり協議会会長の鳥田さんに校舎を案内していただきました。
懐かしい学び舎に、笑みの市のみなさんも感慨深げ。

かつてたくさんの子どもたちが学んだ教室のひとつは、誰でも自由に学べる書道教室になっていました。
他にも喫茶室や、郷土の偉人である大瀬東作さんの資料室を見学。
あるものを利用しての楽しい空間づくりに、笑みの市のみなさんは感心しきりのご様子。

続いては、このげんき村の人気を支えるジビエ料理の見学。
こちらの野原工房げんき村では、いろいろなグループに分かれて、それぞれの目的と責任が明確になっています。
このしっかりとした組織づくりも成功の秘訣かも。

こちらが野原工房げんき村自慢のジビエ料理。
猪肉丼、シカ肉コロッケが大人気だそうです。

笑みの市のみなさん、加工品販売も視野にいれているだけに、
真剣に情報収集。

このあと、別の教室に移って、
メニュー誕生までの苦労、繰り返された試食会でのエピソードなどを鳥田会長からうかがいつつ、猪肉丼を試食させていただきました。

しかし驚いたのが、野原工房げんき村の集客数。
平成19年度に3700人(年)だったのが、20年度には4800人に。
21年には大きな祭りがあったこともあって、なんと14800人に!
そして22年は15300人もの方々が野原工房げんき村を訪れました。

かつての学び舎で、互いが先生になり、生徒になり、
ふるさとをゲンキにする術を学び合いました。
まさにここは、地域活性のための学校なのです。

いま、笑みの市のみなさんは、地元比自岐で、新しい取り組みをはじめています。
地元の方がつくった野菜を販売するだけでなく、その野菜から加工品をつくる・・・。
更には料理として提供し、大勢の人が集まるお店を開く・・・。
夢は学校で育ち、地域に広がります。

比自岐笑みの市のみなさん!そして、野原げんき村のみなさん!
これからも、地域を盛り上げるために、がんばっていきましょう!