『旅ぐるま放浪記』2014年4月

祝!紀勢自動車道開通!
高速道路が通り、アクセスが格段便利になった三重県南部地方。
そんな南部地方の町の一つ、大自然溢れる大紀町を堪能すべく、キャンピングカーが出動!
大宮大台IC途中下車編です。

001トップ画

2014年3月、かねてより工事中だった長島IC~海山ICが開通!
これで三重県を南北に貫く高速道路(伊勢自動車道~多気勢和JCT~紀勢自動車道)が尾鷲まで繋がり、桑名市から熊野市まで、一部区間を除いては、ほぼノンストップで三重県を横断する事が可能となりました!
という事は・・・例え、夜遅くまで遊んでいたとしても、いざとなれば、高速道路を突っ走って帰ればOK!
三重県端から端まで日帰りの旅っていうのも、まんざら不可能ではありません。
なので、今まで以上に、三重県の観光名所をのんびりまったり巡る事が出来るんです♪

何といっても、三重県南部は山あり海ありと見所満載!
という事で、今回は高速道路のICを途中下車し、あちこちの観光名所を巡ってみる事にしました。
あ、そうそう。
今回の旅ももちろん「実はそれ、ぜんぶ三重なんです!」のみえ旅パスポートを持参!

002パスポート

みえ旅パスポートを持っている人しかサービスを受けられない、というおもてなし施設もありますので、今回の旅から家族4人分のパスポートを用意!
ピンバッジ(*みえ旅案内所で100円で販売中)装備で、今回も三重県をフルに活用したいと思います~♪

まず今回の旅は、自宅から一番近いIC「大宮大台IC」からスタート。
そこから国道42号線(熊野街道)を南下し、瀧原宮の前を通過・・・向かったのは、大紀町阿曽。

「ほほえみ庵あそ野」
大紀町「阿曽温泉前」交差点を曲がってすぐの所に、「あじさいやき」を販売している「ほほえみ庵あそ野」という、小さなお店があります。

003ほほえみ庵

“あじさいやき”は、天輪焼きみたいな感じ。
ホットケーキのようなモチモチしっとりした生地に餡が挟んであり、1個100円。
味は、アズキや白あん、カスタードクリーム、抹茶、さくら。

004ほほえみ庵2

しつこくない甘さで、どれだけでも食べられそうな感じ♪
人気のあるカスタードや抹茶などは売り切れるのが早いので、なるべく、開店直後に行かれた方がいいかもしれません(汗)
なお、こちらのお店でパスポートを提示すると、10個お買い上げで1個サービスとの事♪
是非、食べてみて下さい~!美味しいです♪

「ほほえみ庵あそ野」
度会郡大紀町阿曽434-2(阿曽温泉すぐ横)
0598-86-3800
定休日 火・水曜日
営業時間 午前10時~午後5時 (*売り切れ次第閉店)
P有り(2台)


「龍祥寺」
005龍祥寺1

「ほほえみ庵あそ野」から車で走る事1分。
同じ阿曽地区に「龍祥寺」という、立派なお寺があります。
こちらのお寺には、県の名木百選にも選ばれる程、立派で、有名な桜があります。
樹齢130年とも伝えられており、国道42号線からも、その姿を拝見する事が出来るくらい、それはとにかく大きくて、見事な桜なんです!
今年は、暖かかったり寒かったりで、満開の時期を少々過ぎてしまっていましたが、それでも、近くで見る桜の木はとても素晴らしかったです。

006龍祥寺2

こちらは、曹洞宗の寺院で、御本尊様は薬師如来様。
授乳や子育てに御利益のあるお寺として、地元の方からも信仰厚いお寺です。
また、こちらのお寺は「勢州七福神霊場巡り」の札所にも指定されております。
松阪市の神宮寺(毘沙門天様)、多気郡勢和の昌慶寺(大黒天様)、明和町の久安寺(布袋尊様)、伊勢市の泉寿院(福禄寿様)、鳥羽市の白言寺(弁財天様)、志摩市の隣江寺(寿老人様)、そしてここ大紀町の龍祥寺(恵比寿天様)の七ヶ寺を巡り、御朱印やスタンプを頂きます。

007龍祥寺3

スタンプラリーの用紙は、誰でも気軽に巡る事が出来るよう、境内に設置されています。
私も、是非福を授かろうとスタンプラリーを開始致しました!
頑張ります♪
また、こちらのお寺の裏山にあるお稲荷さんからの眺望が、実に素晴らしい!
椿なども植えられていて、本当に綺麗なお寺でした。
御利益を頂きがてら、都会の喧騒を忘れ・・・自然溢れるお寺を散策してみてはいかがでしょうか?

基本情報はこちら「曹洞宗 不盡山 龍祥寺」



「風穴」
龍祥寺を出て、山の方へ登っていくと「風穴」と呼ばれる鍾乳洞があります。
道路の脇に、ちょこんと案内看板が立っていますので、見落としにご注意。

008風穴

見た瞬間、中へ入るのを躊躇われるかもしれませんが、御心配なく!
センサーライトがちゃんと点灯しますので、細部までじっくりと鍾乳洞を満喫する事が出来ます♪
こちらの「風穴」・・・ずっと長い間、山から染み出す水で浸食された事により、石灰岩がこのような形になったんだそうですが、何とも、神秘的&ミステリアスな場所ではありませんか!まるで「ナニコレ~!?」と叫びたくなるような、冒険心をくすぐる、迫力満点の場所です。
まさか、三重県にこんな所が存在するとは・・・(汗)
今のように暖かい時期は、特にお勧めです!

「風穴」
度会郡大紀町阿曽
*駐車場は八重谷湧水入り口広場をご利用下さい。
*使用可能なWCがありませんので、ご注意下さい。


「八重谷湧水」
その「風穴」から、歩いて数分。
そこは山間の、とても静かな場所・・・そんな所に、コンコンと水が湧き出る「川が生まれる場所」があるんです。

009八重谷湧水

何とも、魅惑的な看板が立っているのを見つけ、早速行ってみる事にしました
川の源流なんて、そう滅多に見る事は出来ませんので、非常に貴重な場所だと思います。
人の多い都会をウロウロするのが苦手な我が家には、こういう空気の澄んだ綺麗な所を歩くのが大好き♪
ゲームセンターに行きたい!と喚いていた娘達も、こういう所へ来ると、先陣切って歩いて行くから不思議です(苦笑)
美しい自然の中では、誰もが、無邪気な童心に帰れるような気がします。

010八重谷湧水2

途中、上の娘が川に落ちるというハプニングもありましたが(汗)マイナスイオンたっぷりの場所をのんびり散歩し、ゆっくりと心の洗濯をして参りました♪
花粉症の私達ですが、ここへ来ると、一切症状が出ないから不思議・・・きっと、空気がとても綺麗なんだと思います。
本当に、癒しの空間でした。
湧水への入り口広場には、水汲み場も完備。
水筒など、入れ物持参でどうぞ♪

「八重谷湧水」
度会郡大紀町阿曽
P有り。(*八重谷湧水入り口・東屋周辺に数台駐車可能)



「紀勢笠木渓谷」
八重谷湧水を出て、再び、国道42号線を南下。
向かったのは、「原始の不動滝」があるという「紀勢笠木渓谷」。
マイナスイオンをたっぷり浴びたいな~と思い、紀勢自動車道の下をくぐり、深緑の大紀町の山へと向かいました。

011笠木渓谷

こちらの渓谷には、何ルートかの登山道が完備されており、標高726メートルの笠木山山頂を目指し登っていけるようになっております。(*所要時間2時間~)
未就学児連れの為、本日は、忠五郎桜のある広場 → 雄滝 → 雌滝でUターンして下山・・・という超簡単ルート(20分くらい)での登山でしたが(汗)

012笠木渓谷2

晴れ間が続いたせいか、滝の水量が若干少なめでしたが(汗)マイナスイオンたっぷりの美しい風景を眺めながら、ダイエットを兼ねた軽いトレッキングを存分に楽しんで参りました。
桜も、まだ咲いている所がチラホラありましたので、遊びに行くなら、今頃が気候的にもベストかもしれません。
ただ、渓谷の登山ルートは、小さいお子様にはちょっと厳しいかもしれません(汗)
登山される際は、あまり無理をせず、十分注意して登って下さいね!
渓谷内にある“もみじ茶屋”の3階には展望台有り。美しい渓谷が一望出来ますので、お勧めです~!

「紀勢笠木渓谷(もみじ茶屋)」
度会郡大紀町崎4339-2
0598-74-0190
営業時間 午前10時~午後5時(*冬季時は変更有)
月・火定休日
P有り
WC有り



「山海の郷紀勢」
国道42号線に面した、笠木渓谷への入り口に「山海の郷紀勢」という産地直売センターがあります。

013山海の郷

地元の海で取れた新鮮な魚や干物はもちろん、町の特産物の「しいたけ」、大内山牛乳の乳製品などがたくさん販売されています。
また、こちらのお店は、みえ旅案内所になっておりますので、みえ旅パスポートにスタンプを押して頂けます。
それに、みえ旅おもてなし施設にもなっておりますので、センター内の「喫茶 どんぐり」さん(*700円以上のランチ注文で小鉢1品サービス)や、松田商店さん(*1000円以上お買い上げで大内山バターキャンディープレゼント)で、パスポート提示による「おもてなし」を受ける事が出来ますので、パスポートを絶対お忘れないように~!
パスポートは必携ですよ♪
是非、休憩がてら立ち寄ってみて下さい~。
こちらの「草もち」、地元の方の手作りで、とっても美味しかったです!

「山海の郷紀勢」
度会郡大紀町崎2154-1
0598-74-0323
営業時間 午前10時~午後6時
定休日 火曜日(*祝日の場合は翌日が休み)
P有り
WC有り



「阿曽湯の里」
あちこちの山を歩き、かなり汗をかいた私達。(←そんなに歩いてないけど・・・汗)
お風呂に入ってさっぱりしたい、という事で、国道42号線を再び阿曽まで戻り、こちらへ。

014阿曽温泉

阿曽温泉「阿曽湯の里」です。
ここは、以前、小学校だった場所。
廃校になった為、その跡地利用として作られた温泉です。
こじんまりとした温泉ですが、あまり混雑しないので、のんびりとお湯に浸かる事が出来ますし、昭和の時代を感じさせるその古めかしい建物が大好きで、雑賀一家も時々利用しております。

015阿曽温泉2

こちらには“あすなろ”という食堂も完備。(*平日は午後6時、土日は午後8時まで営業)。
卓球台もあります(*入浴客は無料・一時間以内・道具は貸与)ので、家族団欒にはもってこいの場所だと思います(笑)
なお、パスポート提示者のみ、入浴料が100円引き。
なので、必ず、入浴される方全員分のパスポートをご用意下さいね♪
また、敷地内には“エコミュージアムセンター・宮川流域交流館たいき”や“産地直売 四季の店 旬彩”というお店もあります。
いずれも、廃校になった建物を再利用されているそうで、とても懐かしい感じがしました。
ここに来ると、何だか落ち着きます~♪

基本情報はこちら「阿曽湯の里」

さて、次回も、紀勢自動車道のどこかのICを途中下車し、ドライブを楽しみたいと思います!