FM三重『ウィークエンドカフェ』2014年4月26日放送

今回のお客様は、志摩市観光協会の西崎晋介さんです。
これからは海の幸にちなんだイベントがたくさんあって楽しそうですね。
『御食つ国』とよばれる志摩、おいしいものがたくさんあります。
志摩の名物、てこね寿司のお店マップも観光協会のカウンターに置いてありま志摩の魅力、とっておきの情報を西崎さんにうかがいました。

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■ゴールデンウィークのイベント!

志摩には『志摩マリンランド』や『志摩スペイン村』など、いくつものテーマパークがあります、また市内には5つの町があり、それぞれが個性豊かです。
ゴールデンウィークには地元の有志が集い、観光客の方たちを来もてなそうというイベントもあります。
浜島町では『海ほおずき』で『はまじまサザエさん物語』というイベントを、また志摩町のふれあい公園で、『あわび王国まつり』を開催します。
5月5日には、大王町波切の大王崎観光駐車場にて『波切かつおまつり』を行います。。
どれも海の幸満載で、『御食つ国』と呼ばれる志摩市ならではのイベントです。


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■志摩市の町、それぞれの魅力

合併して10周年になりますが、市内の5町はそれぞれ魅力的です。

・浜島町
まもなく開催される『伊勢海老まつり』は、回を重ねる毎に大きな祭りに成長していて、まさに「伊勢海老の町」ということを体感していただけます。
伊勢海老だけでお祭りが成り立つのがスゴいですね(笑)。
町のところどころに伊勢海老のモニュメントがあったり、シンボル的存在である『伊勢海老大王』も季節ごとに服装を変えて、みなさんをお迎えしています。『ザ・伊勢海老』の町。

・磯部町
磯部町では日本三大御田植祭の一つ、『伊雑宮 御田植祭』が、毎年6月に開催されます。http://www.kanko-shima.com/saijiki/otauematsuri/otaue.html
歴史も長く、早乙女や『竹取り神事』なども、一見の価値ありです。
昔ながらの参道沿いに屋台も並び、大変賑わいます。
里山・里海の町、風情をぜひ味わってほしいですね。

・大王町
大王町には文化財に指定されている灯台があります。
それが『大王崎灯台』。
大王崎の灯台までの石畳、干物を並べて売っているお店などを見ながら歩くと、疲れなくて、散歩にとても良い距離です。
ちょっと路地裏をのぞくと祠があったりして、風情がありますよ。

・阿児町
阿児町にも文化財に指定されている灯台『安乗崎灯台』があります。
映画『喜びも悲しみも幾年月』の舞台になった場所ですね。
ちょっと時期がずれますが、こちらの特産は『きんこ芋』という干し芋。
冬の時期になると海沿いに一面に並べて天日干しをするのですが、黄金に輝いて、見事な光景です。

・志摩町
志摩町には3つの大きなパールブリッジがあります。
これらは映画『小さき勇者たち〜ガメラ』に登場した橋なんです。
その辺りの海沿いを散歩する際、道の所々に『志摩子ちゃん』の看板があることに気づいてほしいですね。
地元の方や来られた方の知恵の結晶と言うか、本当に案内してほしいところで、「右よ」「左よ」と指してくれるんです。
それを探しながら歩くと、志摩町の良いところをぐるっとめぐることができます。散歩にぴったりな取り組みですね。
歩いていると、本当に頻繁に登場するので、みなさん探してくださいね。

ところで以前、『真珠まつり』が60回目を迎えたことで、世界一長い真珠のネックレスを作ろうというイベントがありました。
かつては志摩市がその記録を持っていたのですが、その後、ほかの地域に記録を破られてしまったんですね。
それで、もう一度取り返すためのイベントのお手伝いを。
その際、市民のみなさんには真珠を糸に通すという作業に協力していただきました。
その縁で、地域々々のイベントやお祭りにお邪魔することが多くなり、地域の雰囲気を知ることができました。

同じ志摩市の中でも漁師町、田畑を営んでいる町、山の方の方とか、気性の違いを感じます。
景色にしても、大王崎の灯台から右と左で、海の色がちょっと違って見えるように、言葉も少し違いますし。
けれど合併後は言葉が混ざってきて、逆にどこの子かわからないことも増えてきました(笑)。


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■『伊勢志摩ツーデーウォーク』!

5月24日(土)〜25日(日)に、『みんなで歩こう ココロとカラダがはずむ「志摩里海のみち」』をキャッチフレーズに『伊勢志摩ツーデーウォーク』を開催します。h
今年は志摩市合併10周年記念事業も併せていて、実際は4回目となります。
今回は歩くだけではなく、賢島や的矢から、普段遊覧船として使っている船を渡し船にしていただいたり、さらには電車を使うコースもあります。

コースは7つ。
本格的なウォーキングをしている方にも満足できるよう最長で35km。
また『合歓の郷』『志摩地中海村』を中心に、ご家族や小さなお子様連れでも楽しめる6kmのコースもあります。
どれも、志摩市同様、バリエーションに富んだコースになっています。

毎回、全国津々浦々から参加者があり、昨年は2日間で3500名ほどが参加。80代の方がロングのコースを歩くなど、こちらが元気をいただいたほどです。

当日は参加者を九鬼水軍の出陣太鼓でお送りします。
日中は『恵理原の早餅つき保存会』による餅つきを行い、みなさんに召し上がってもらいます。
また、スタート&ゴール地点である『志摩マリンランド』にもウォーキングに参加した人が楽しんでもらえるよう、配慮してもらっています。

こいいった体験型観光が良いのは、家族の絆が深まることですね。
同じ景色を見て、歩いて・・・そんな風景が小さなお子さんの記憶に残って、次回来た時に、また思い出してもらう・・・そんなきっかけになれば良いなと思います。


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■いろいろな年代とニーズに対応するリゾート地

もちろん運動だけではなく、特にシニアの方には、温暖な気候の中ではゆったりとしたリゾート地として楽しんでもらえます。
おいしいものや温泉、歴史など・・・ゆっくり時間をかけて志摩市を味わってください。
定番ではありますが、横山の展望台から見るリアス式の海岸は海外にも負けない絶景だと思います。
大王崎も(イタリアの)アマルフィのような風情があります。
ゆったりと楽しんでいただきたいですね。
若い方は、これから夏に向けて、サーフィンのできる海岸、非常に水質の良い海水浴場がたくさんありますよ。

志摩市観光協会の事務局は、近鉄鵜方駅の構内にあります。
電車に乗って志摩を訪れると、ここで多くの情報を得ることができますし、浜島町、大王町、志摩町にも案内所があります。
それぞれの町で、それぞれのオススメを紹介してもらい、志摩を満喫してください。