今日のお客様は中村文俊さん。
海を守るサークル 海守りの代表です。
本業は土木建設業の中村さん。
「自分たちが住む島勝地区の海を未来の子供たちに残すためには、何かをはじめなくてはいけない!」
そう思ったのが海守りを作ったきっかけです。
去年(2009年)はイセエビの稚魚の放流も行ないました。

■活動をはじめたきっかけは・・・・・
ボクらの先輩なんですけど、「海っ子の森サークル」というグループがあって、ボクはそこにも登録をしてるんですよ。
海っ子はおもに鳥羽で藻場の再生(藻の植林)活動をしているんですが、それに参加しているうちに、自分の海のそばで暮らしているんだから、地元(紀北町島勝)でもはじめようかなあ、と。
海に植林するって面白そうだったし。
そんな気持ちから、最初はメンバー2人ではじめたんですよ。
■いい名前ですね・・・・
名前は「海を守る」という意味と、「海の森」という2つの意味があります。
ない知恵を絞りました(笑)。
いまメンバーは6名。
でも漁師はいない。みんなサラリーマンや土建業やら、陸の仕事ばかり。
最初は海に潜るボクと友人の2人からはじめました。
免許もいるし、できるところからがんばっていこうと。
■小さいころの故郷は・・・・
じいさんもお父さんも漁師で、子どもの時から手伝ったりして海に親しんできました。
昔はイカがよくあがったが、いまは少なくなった。
藻場がなくなってきたせいでしょうね。
イカの産卵場所である藻がなくなってきたので、イカは船のロープにまで卵を生むようになった。
それほどに海の森が枯れている。
■それでいまどんな活動を・・・・
藻場をつくるために、地道に藻をつくり、海底に植林しています。
いま、大きな藻がないから、胞子もあまり飛ばない。
で、藻がなくなってきているというか、痩せてきているんです。
ボクらは育てた藻を石につけて、海底に設置しています。
海の中のことだからわからないことだからけ。やりながら覚えていくしかない。
効果があがることを期待していますが・・・。
いま、サークルではひとりでも多くの人に興味を持ってもらうために、海や山でのイベントを
開催しています。
イセエビの放流もしました。
子どもやお年寄りやいろんな人に活動を見てもらって、環境に対する意識づけをしていきたい、ひとりでも多くの方に活動に参加していただけるようにがんばっていきたいですね。
子供たちのいきいきとした姿を見ることが中村さんの幸せです。
少しずつなんですが・・・といってましたが、その少しずつ・・・私たちもお手伝いして行きたいですね。