FM三重「ウィークエンドカフェ」2010年01月16日放送

本日のお客さんは、魚まち歩観会の植田さん。
長島の町をゆっくり楽しみながら歩いてもらうためにいろいろな仕掛けを行なっています。
そんな植田さんの夢はかつお船をもつこと。
この船を使って、紀伊長島のことを子供たちをはじめ大人の人にも楽しんでもらえるようにしたい!っておしゃってました。
その植田さんが経営するカフェは東長島にあります。
おもしろおかしいものでいっぱいなんですって。
かわいい女の子にはシーグラスのアクセサリーもプレゼント(笑)。

■どんなきっかけからどんな活動を?

地元の人といっしょに歩くと、その町が全然違うように見えてくる・・・って話をお客さんから聞いたことがあって、ああ、そういうものかと・・・それでガイドのようなことをボランティアではじめたんです。
他にも、いろいろなイベントをしてますけど。

■案内しているのはどんなところ?

紀伊長島は漁業の町で、地元ではあまり言わないけれど「魚まち」なんですね。

紀伊長島では、路地のことを「アエ」というんですよ。
しかも紀伊長島には、細い道が多くて、おもしろい「アエ」が多い。

そこを案内しています。

案内しているボクたちも楽しいですよ。
自分たちが暮らしているのに知らなかったこと、新しい発見がある。

■見どころは・・・・

メインは2つの橋です。
ひとつはアルファ橋、紀伊長島橋が一望できるほど高度のある橋で、アルファの文字のようにぐるりと回って上にあがるんです。
もうひとつが昇降橋。
運がよければ、あがってるところが見れますよ。

地元の漁師さんとも会えます。
生の語り部。
言ってほしくないことまで語ってくれます(笑)。

■植田さんが子どもの頃は・・・

ええ、その「アエ」を通って学校に通っていました。
寄り道ばかり。
天ぷら屋に寄ったり、海で泳いだり。
山を越えたり。
楽しかったですね。

アエは自動車が通れないところが多いので、面子をしたり、今でもそんな懐かしい風景が見られますよ。

■他にはどんな活動を・・・?

歩観会では、陶板の案内板を町につけています。
紀北町の魚のマンボウの形をした陶板で、いまで100枚ぐらいでしょうか。

それを利用して子どもたちにウォークラリーとかも計画しています。

■今後の夢は・・・?

海のそばで生まれ育ったのに、漁船に乗ったことがない子どもが多いんですよ。
毎日見てるけど、乗ったことがない。
そんな子どもたちを船に乗せてあげる体験をさせたいなあ、とか考えてます。
楽しんで、将来、カツオ船に乗りたい、って子どもが増えてきたらいいなあ、とか。

■いま植田さんは・・・・?

片上湖畔というところで、かっぱ倶楽部というレストランを経営しています。
かなり不思議なお店で、巨大なカッパの像が立っていたり、七福神や大仏がレストランの裏山にごろごろ転がっていたりする。

「これらは父がつくったものですが、私は巨大なモアイ像をつくってみたいなあ・・・」