第82回『サルシカ隊長レポート』2014年5月

三重県の「素晴らしい!」を伝えるサルシカ隊のリーダー、隊長オクダは、大紀町を訪ねる!!
大紀町編ラストは、阿曽の風穴に潜ってプチ探検!

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さて、隊長レポート大紀町編のラストである。
お昼ごはんを食べようと立ち寄った阿曽湯の里で、思わず気まぐれ取材となり、なんとも慌ただしくあちこち回る旅になってしまった。
が、ここだけは行っておきたい!
そう写真師マツバラとワタクシが強い意思で決めていたのが、阿曽の「風穴」である。

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国道42号線を、阿曽湯の里の入口がある道に入り、そのままずっと里山の集落を抜けるてえんえんと走り抜けたところにある。
突き当ったところが駐車場で、そこに車を止める。

清流が流れ、なんとも静かなところ。
マイナスイオンに満ちている。

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来た道を少し戻ったところに風穴の入口がある。
道の脇にぽっかりと開いた口。
人がひとりやっと入れるほどの穴が、目的の風穴である。

長年の水の浸食により、石灰岩が作りだした天然の洞窟で、古くから名所と知られてきたそうだ。
が、この日は平日の真昼間。
あたりには誰もいない。
気配すらない(笑)。

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小さな穴、しかも先は真っ暗。
入るにはなかなか勇気がいる。
実は、写真師マツバラとワタクシはどっちが先に入るか、ひとしきりモメた(笑)。

この様子は動画でもレポートしているので、まずはこちらの動画から観てもらった方が雰囲気がわかるかも知れない。
よろしければ、まずどうぞ!!

>>動画レポートを見る!!

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出入口周辺はかなり狭い。
図体のでかいワタクシにはかなりの苦行である。
途中でひっかかってしまったらどうしようという閉所恐怖症的な恐ろしさがある。

しかも暗くて足元すら見えない。
おいおい、こんなところに入っちゃっていいのか、と思ったとき、センサーを感知したのかライトが点いた。

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おおおおおおおおおおおおおおお!!!

ライトの光に浮かんだ風穴に、ワタクシと写真師は思わず声をあげた。
思っていた以上に天井が高い。
5〜6メートルはありそうだ。

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光の陰影によって、ますます神秘的にみえる。
道の脇からちょいと入っただけで、もはや川口探検隊の気分である。
お手軽な探検だ。

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奥にも空間がある。
簡単に言ってしまうと、ひょうたん型の洞窟で、手前が広く、先は少し狭い。
狭まったところを抜けて、先の暗闇に足を踏み入れると、また感知ライトがパカッと点灯する。
予想もしてなかったので、それに「わわっ」と驚く。
写真師マツバラはワタクシの声に驚いて「わわわわっ」となる。

続いてコウモリが飛び交い、「わわっ」となる。
連動してまた写真師も「わわわわっ」となる。

もうずっとこんな調子(笑)。

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奥の間には水の流れがあった。
岩の間を流れる水の音が、まるで高級割烹の入口に設けられた池のように響いている。
あまりにもわざとらしい音なので、どこかにスピーカーが仕掛けられているのではないかと思ったほどだ(笑)。

手を浸してみると、超冷たい!!
ひゃ〜〜となる(笑)。

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実際の奥行きはどれぐらいだろう。
たぶん10メートルはないと思われる。

探検はものの5分で終わってしまうが、なかなか本格的な気分を味わえる。

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ここだけを目標に遠くから来ると、ちょっと拍子抜けだが、大紀町方面まで来たのならばぜひ立ち寄ってもらいたい場所だ。
なんせ無料だし、気軽に入ることができる。
とはいえ、ハイヒールなどで入ると危ないので、足元だけはしっかりとした格好で。

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さて、旅は終わった。
半日ちょっとで回った割には、充実した旅であった。
ついつい見落としがちな大紀町の魅力。
ぜひ機会がありましたら、みなさんも回ってみてくださいね〜。


写真:松原 豊