FM三重「ウィークエンドカフェ」2010年02月27日放送

今日のゲストはオープンセサミカンパニーの代表の伊藤衡基さん。
大紀町の大内山でゴマ栽培をしています。
本業は建設業なのですが、ゴマ栽培にも熱~い想いをもって取組まれています。
99パーセント外国産のごまを少しでもいいから国産のごまにしていきたいと語ってくれました。
そんな伊藤さんは、多趣味な方でもあります。
人がhappyな気持ちになれる占いもやってくれるんですよ~。
未来は「Open sesame!」

■いまなぜ「ごま」なのか・・・?

実は日本の食卓に出ているごまは99%が輸入されているもの。
この地産地消がいわれている時代に。

昔は日本でもごまをたくさんつくっていたらしいんですよ。
この三重の気候もごまには合うという話も聞きました。

じゃあ、安心でおいしいゴマをつくりましょうよ。
ごまで新しい大内山のブランドをつくりましょうよ、ということになったんですね。
それで地域をゲンキにしてきましょうよ、みたいな。

2009年にはじめてごまづくりに挑戦しました。
ごまは素人でも結構つくりやすい作物です。
手入れもあまり必要ないし。
でも刈り取りのときは大変です。
機械化が進んでいないので、すべて手作業でやるしかない。
これがごまをつくらなくなった理由かもしれませんねぇ。

■どんなごまをつくっているのですか・・・?

「ごまぞう」という日本で開発された新しい品種を育てています。
ごまには、白ごま、黒ごま、金ごまと基本3つの種類があるんですが、そのどれよりも栄養素が高いんです。

ごまづくりを教えてくれている方に聞いたんですが、普通ごまは反100キロぐらいとれるらしいんですね。
しかしボクたちは昨年2反やって、とれたのは30キロ(笑)。

まあ、ずいぶん手抜きしましたし、草抜きもさぼったし・・・(笑)。
しかし今年は愛を注いで育ててるので何キロとれるかな、と、楽しみで仕方ないですね。

■伊藤さんが考えるごまビジネスとは・・・?

いま地域の料理グループのみなさんにホットケーキやクッキーみたいなのをつくってもらったり、乳製品を扱っているお店でパンを焼いてもらったりしています。
超ごまごまパンは歯ごたえもあって香ばしくおいしかった!

いまはどんどん利用を広げていきたいですね。
そしてごまをつくってくれるところも増やしていく・・・。

ボクはこのごまのビジネスは、コミュニティビジネスだと思っているです。
いろんな人に広げていく、仲間をつくっていくことが大切だと思ってます。
ごまの1粒1粒は小さいけれど、集まれば大きな力になります。
仲間をつくって語り合ってビジネスチャンスをつくっていく・・・これがコミュニティビジネスなんですよ。

この町の希望と勇気を、小さなゴマ一粒にたくして・・・・。
伊藤さんの取り組みはまだはじまったばかりです。