FM三重「ウィークエンドカフェ」2010年03月06日放送

本日のお客さまは、うまし宿 漁亭 美乃島の女将 大西美奈理さんです。
美乃島の自慢は、マンボウ料理。
そしてこれからの季節はあま~い生うに。
大正ロマンあふれるお部屋も魅力です!

■宿のご紹介を・・・

うちの宿は紀北町古里(ふるさと)地区にあるんですが、十数軒ある中のひとつです。
オープンして20年、夫婦ふたりでやってきました。

最初は4部屋しかない宿だったんです。
それで大幅にリニューアルして・・・
お客さんが求めていらっしゃるレベルが高くなってきているでしょ。

「りょうてい」と名前にありますが、料理の「料」ではなくて「漁」なんです。
やっぱり地元の海であがった魚が自慢ということで・・・。

■いろいろ苦労があった・・・?

そうですね・・・・代々やっていた宿ではなく、私たち夫婦がはじめた宿ですので、最初は誰も知りませんし。
なので、オープンしたとき、私は民宿ガイドみたいな本を出している会社に手紙を書いたんですよ。
そしたら取材にきてくれて、お客さんもきてくれて。
そのお客さんがいまもリピーターとして来てくれている・・・本当にありがたいことですね。

何か特別なことをしているわけじゃないんです。
自分なりにおもてなしを、がむしゃらにしているだけで。
経験もなくてそれしか出来なかったですしね。

とにかく考えたのはお客さんの目線でのおもてなしです。
クーラーは別料金、テレビも別料金という時代だったが、それをいち早く撤廃しましたし。
問題点はそのうちの日に解決する・・・これがモットーでしょうか。

■さて、自慢のお料理は・・・?

紀伊長島といえばマンボウ。
マンボウ料理を楽しみにして来ていただくお客さんも多いですね。

先程も言ったようにリピーターの方が多いので、焼いたり煮たり、いろんな料理方法でおもてなししています。
オススメは肝和えですかね~。

ただ、マンボウがなかなか手に入らないのが問題です。
楽しみにされている方が多いので大変です。

あとは生うに。
海女さんにとってもらっているものなので、甘さが全然違います!
初めてのお客さんは本当に驚かれますね。

夏になると、天然の岩牡蠣も人気です。
これも甘くて、ぜひみなさんも!(笑)

お客さんが満足して帰っていく・・・その姿をお見送りしての達成感が・・・やりがいだとか。
離れの特別室をつくることが、将来の夢だそうです。