今日のゲストは、尾鷲市内で素敵なレストランを営む平山浩介さん。
優しそうなお顔でしょ。
お店は「葉っぱがシェフ」Joumon という名前です。
和のハーブと奥様が作る縄文なべが作り出すお料理は、自然のおいしさを感じる事ができますよ。
最近は塩作りにもはまっているそうです そんなこだわりのお料理、尾鷲に行ったらぜひ!
■変わった名前のお店ですが・・・?
ボクはレストランを経営していて、普通はオーナーシェフですが、実はうちは葉っぱがシェフなんです。
はい、あの植物の葉っぱですね(笑)。
たんぽぽ、オオバコ、ヨモギ・・・、
椿とかヒノキとか。
いわゆる草木ですね。
この草木の葉っぱが、みんなうちのシェフなんです。
とはいえ、葉っぱたちは主役であって主役ではありません。
主役はやはり食材。
食材に香りをつけて、薬効成分を入れてくれるのが葉っぱ。
だからシェフなんです。
ボクは葉っぱたちに使われているんですよ(笑)。
■縄文鍋というのを使うと聞きましたが・・・?
ボクは陶芸もやっているので自分でつくりました。
鍋は土で出来てますよね。
だから自然に近くて葉っぱとの相性もいいんです。
これを使うと、調味料がほとんどいりません。
魚なら海と同じぐらいの塩分は含まれているので、葉っぱの香りだけで十分いただけます。
しかも保存食にもなる。
おもしろいでしょ?
お寿司とかフレンチとかみたいに格好良くしなくてもいいんですよ。
葉っぱたちが勝手につくってくれるんです。
■最初はお客さんが驚いたのでは・・・?
スタートしたのは2005年です。
最初は確かに得体のしれん店やなあ、と思われたでしょうねぇ・・・(笑)。
20年ほど前の洋風建築だった自宅を改造してお店にしたんですが、誰も教えてくれる人がいなかったので大変でした。
だって誰もやったことがないんですから(笑)。
コンサルにもお願いしたんですが、先方も困ってました(笑)。
■これからの展開は・・・?
あまり無理をせずにボチボチといければいいかな、と思ってます。
複雑なことをやっているわけでもないし。
あるもののを利用してやっていけばいいんですから。
自然に生えてくるもんを、ちょっとわけていだいて、生活していく・・・・それが行き着くところですかねぇ、やっぱり(笑)。