三重テレビ『ゲンキみえ生き活きリポート』2014年6月8日放送

真宗高田派本山専修寺ご本山の寺内町である一身田を盛り上げるべく、地元一身田の28の企業が出資して設立した会社が運営する『手作り総菜の店 ぼんぼり』!
夜は『坊主BAR』に変身!?

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こちらは津市の真宗高田派本山専修寺のすぐ近くのオープンした、手作り総菜のお店『ぼんぼり』です。
すでに店内はお客さんで大賑わい!


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揚げ物やだし巻き、煮物に白和え、サラダ・・・どの料理にもたくさんの野菜が使われていて、ヘルシーです。
これは女性の心を掴むに違いありません。


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「もう2回目。あんまりおいしいので友だちを連れてきました」

「野菜の味が忘れられずに、また来ました」

「重さで値段が決まるのが面白いですね」

そうなんです。
『手作り総菜の店 ぼんぼり』は100グラム220円でおかずを量り売り。
好きなモノを好きなだけ選ぶことができます。


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ちなみにこちらの料理で、驚きの650円です!
メニューは定番ものの他、季節の食材を使ったものも登場。
リピーターが続出するわけです。

経営は、地元一身田の商工振興会に所属する、28の企業が出資して設立した、地元による地元のための会社『㈱あかり屋』。
昨年9月にリニューアルオープンした高田会館の運営もまかされ、一身田の発展ためにがんばっています。


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『㈱あかり屋』の代表である下津浩嗣さんに、『手作り総菜の店 ぼんぼり』を作った経緯をお聞きしました。

「僕が生まれる前の一身田はとても賑わっていたそうなんです。
いまもイベントやお七夜さんの時は賑わうんですが、普段は閑散としているんですよ。
高田本山という立派なお寺があるのに寂しいと思い、『ぼんぼり』をポンプ役として商店街に人を送り込みたいなと。
と同時に、商店街の店舗がそれぞれにがんばって魅力を作ってほしいですね」

代表の下津さんをはじめ、『ぼんぼり』を支えるのは、一身田商工振興会に所属する地域のみなさん。
『お七夜マルシェ』など、高田本山のお膝元でさまざまな催しを企画してきました。
そしてイベントから常設のお店へと発展したのが、この『ぼんぼり』なのです。


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さらに下津さんはチラシを手に、寺町のお店を訪問。
実は『ぼんぼり』では毎月、夜に『坊主BAR inぼんぼり』というイベントを開催。
その案内とチラシの配布に、社長自ら、1軒1軒まわっていたのです。


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『坊主BAR inぼんぼり』を企画した、若林祐基さん。

「夜にあまりお客さんが入らないので、一身田の方たちで、夜に人が集まるような企画をしようと。
目の前に高田本山があるので、僧侶の方と交流できたらな、という思いから『坊主BAR』を開催することになりました」


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いよいよ『坊主BAR』のはじまり!
こちらは津市の浄徳寺の副住職、佐藤弘道さん。
『アラモちゃん』として音楽活動を行っています。
お坊さんである『アラモちゃん』ホストとなって、お客さんをもてなし、話し、盛り上がるのが、『坊主BAR』 。


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もちろんバーですからお酒もOK!
ざっくばらんに悩みごとを相談するもよし、普段なかなか聞けない仏道のお話を聞くもよし。
ちなみに会費は3000円です。


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「前回参加してお料理もおいしかったので、また参加しました。
普段お会いできない人といろいろお話を聞けて楽しいです」

「新聞で見て、どんなことをされるのかと思って。
お坊さんの側として、つながりをもてる場をどういうふうにやっていくのか勉強したかったんです」

なんと、お坊さんもお客さんとして参加していました。


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『アラモちゃん』による、演奏。
この活動について、『アラモちゃん』である、佐藤さんは、どう感じているのでしょう。

「一身田は、真宗高田派本山専修寺ご本山の寺内町でもあるので、仏さんの教えが伝わっている町であってほしいですね。
一身田の町から、幸せが全国に向かって広がっていくような」


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そして一身田に店を構える、下津さんの仲間たち。

「下津さんが入ってきてくれて、商工会もとても変わって来ました。
転換期になってこれからいい方向にいくと思います」

「リーダーができて、方向性が見えてきて楽になったことが一番いいことですね」

「『ぼんぼり』に来たお客さんが、こちらの店にも寄ってくれるようになりました」


寺町の昼を盛り上げ、夜をほのかに照らし出す、『ぼんぼり』。
その優しい光は、たくさんの人をひきつけます。
一身田と出会う場所、寺町へ足を踏み入れるきっかけとなる店・・・そんな存在であるために。
『ぼんぼり』の取り組みはこれからも続きます。