三重テレビ『ゲンキみえ生き活きリポート』2014年6月15日放送

その名前の通り、久居をゲンキにしようと結成!
自称「若者たち」20名が、地元の祭りやイベントに、まさに、ガチンコで立ち向かいます!

6-15-2

6-15-3

近鉄久居駅前にある『緑の風公園』で、昨年から始まった『グリーンフェスティバル』。
今年は4月26日に開催されました。
アコースティックライブや、地元の飲食店のみなさんが出店しての「マルシェ」、そして夜には2000本を超えるキャンドルを使ったキャンドルナイト。
夜の公園を幻想的に浮かび上がらせ、久居の町をさらに盛り上げました。


6-15-4

『グリーンフェスティバル』を立ち上げたのは、こちらの『久居げんき会』のみなさん。
その名前の通り、久居をゲンキにしようと2年前に結成。
自称「若者たち」20名が、ガチンコで立ち向かいます!

『久居げんき会』会長の石川禎紀さんに、グループを立ち上げたきっかけについてお聞きしました。

「自分の住んでいる町がとても好きで、いろいろな祭りや団体に参加させてもらっていました。その中で、もっと若い子たちと一緒に活動をしていけたらと考え、座談会などを開いたところ、けっこう集まるんですよ。
個人でがんばっている若い子が何人もいたので、じゃあ、みんなで一緒にやろうよ、一緒にできることを探そうよ、と『久居げんき会』を結成しました」

昨年1月に結成した『久居げんき会』は、地元の祭りやイベントに積極的に参加。
地産地消の飲食ブースを出店したかと思えば、子どもたちとのカヌー体験イベントを開催。
はたまた、オリジナルの盆踊りソングまで作るなど、まさに、溢れ出さん勢いで活動してきました。


6-15-5

『グリーンフェスティバル』開催当日の、午前10時。
スタッフとボランティアのみなさんが揃いました。
その数、なんと100名!
早い人は、前日から泊まり込みで準備だったそうです。

イベントのスタートまで、あと5時間。
スタッフとボランティアのみなさんは、ライブステージ、飲食販売のマルシェエリアなどそれぞれに分かれて会場の設営。


6-15-6

マルシェエリアでは、出店者が用意してきた調理器具やテーブルなどスタッフ・ボランティアのみなさんも、一緒になって搬入をお手伝いします。
会場では、こうした光景が至る所で見られます。
あらゆる参加者が、互いに協力して作り上げていくのが『グリーンフィスティバル』なのです。


6-15-7

こちらの広い空間は、キャンドルを灯すためのスペース。
キャンドルは、ペットボトルを再利用して、全て手作りです。

今回の新たな試みは『キャンドルシェード』。
地元の小学校に協力してもらい、児童たちに思い思いの絵を描いてもらいました。


6-15-8

「キャンドル用のペットボトルに水を入れる作業です。いくつあるのか・・・山のようにあるのは確かです(笑)」

「去年はひどい天候の中での開催で、火が付くかどうかもわからない状態でやっていましたので、火がついた時の感動は大きかったです。
それで、あの瞬間をもう一回見たいなと思い、今年も参加しました」

「去年は来てすぐキャンドルが点いた状態だったんです。その時も感動したのですが、最初から参加したら、また違う感動があると思い、今年は朝から来ました」

昨年で感動したので今年も・・・ボランティアさんの気持ちが嬉しいですね。


6-15-9

春の日差しが降り注ぐ中、午後3時。
地元の小学生によるチアリーディングのステージで、『グリーンフェスティバル』が始まりました。


6-15-10

大勢のお客さんで賑わう飲食エリア『グリーンカフェ・マルシェ』。
ここに出店しているのは、久居で実際に商売をしている人気店ばかり。

上画像は、久居野村町にお店を構えるイタリアン『tecci ant co.』。
地元の養豚場から直接仕入れている豚ロースの炭火焼が、この日のメイン。

「久居と言えば、この『グリーンフェスティバル』というふうな感じになって
いってほしいですね」とご店主。

下画像は久居のパン屋さん『ラ・ミシェット』。
『グリーンフェスティバル』のために、特別料理を仕込んで来たそうです。

「『久居げんき会』さんから声をかけてもらったので、久居を盛り上げるのに協力したいと思い、出店しました」

他のお店も、久居を盛り上げようと、限定メニューや特別セットを用意してがんばっていました。


6-15-11

午後5時をまわり、陽が傾きかけた頃、キャンドルの点灯が始まりました。
子どもも、大人も、参加者のみなさんが協力してキャンドルに火を灯していきます。


6-15-12

久居の夜に浮かび上がるキャンドルの灯。

ひとつひとつの光は小さくても、その個性豊かな光は久居の人と町と暮らしを照らし、そしてつなぎ、若い世代が担う元気な未来を浮かび上がらせます。


6-15-13

「やりきった感があります。感無量です。
子どもたちが自分が作ったキャンドルシェードを探している姿が見られて、本当に嬉しいです」

「感動しました。みんなの想いが、一つ一つに灯っているのを感じます。
このキャンドルナイトを落ち着いて迎えられて良かったです」

と、『久居げんき会』の平将之介さんと石川美由希さん。


6-15-14

「僕たちがやりたかった『一想一灯』という想いを、たくさんの人が集まることによって実現できるということがわかり、感動しました。
僕たちはこれを風物詩にしようという気持ちでいるので、1年2年では意味がありません。
やはり10年20年とやっていきたいので、市民団体と行政で連携して、お互い
を補い合いながら、これからもずっと続けていける、市民参加型のイベントにしていきたいですね」

「久居は何もない町ではない、自分たちで素敵な町を作ることができ、素敵な人たちがいるんだよ、わかってもらえると嬉しいですね」

『久居げんき会』のメンバーでもあり、『久居まつり実行委員長』の近藤久史さん、そして『久居げんき会』会長の石川さん。

まさに、若者たちの熱意とエネルギー、そして、久居のみなさんで作り上げた祭典、『グリーンフェスティバル』。


久居げんき会では、毎月『ひさい緑の風マルシェ』も開催中。
毎月第3土曜日 10:00~15:00です!
こちらにも、ぜひ足を運んでみてください!