三重テレビ「ゲンキ!みえ!生き活きリポート」2011年2月6日放送

伊勢海老やみかんや卵・・・豊かな地域資源のブランド化で、『南伊勢町』の知名度アップ!
どうしても買ってみたくなる商品を作り出します!

伊勢志摩国立公園の南玄関に位置する南伊勢町。
海の幸はもちろん、山の幸も豊かなこの町で、『南伊勢町』の名を広めるために頑張っているゲンキさんがいます。

『南伊勢ブランド開発実行委員会』のみなさんと委員長の溝口安幸さん。

南伊勢町と商工会、そして町内の事業者によって2007年に立ち上げられたこの会。
南伊勢の特産品のブランド化を図ると共に、販路の開拓、新たな特産品の開発に取り組んでいます。

溝口さん「生産者は、自分の商品の良さは知っているけど、それを伝えるのが苦手。
 なので、みんなで集まって、『お互い助け合いしながら、やっていこう』という集まりです」

三重県は、高速道路が南の方へ延びてるため、南伊勢町はその通過地点になってしまいがち。
だからこそ地域で目立つものを作り、観光客やお客さんに足を止めさせる、「新しいブランド力」のある商品を作る必要があったのです。

現在、『南伊勢ブランド』として認定されている商品は、14品目。
有識者で構成される『南伊勢ブランド認定委員会』の審査を得て、認定されました。

『内瀬みかん』は、甘さと酸っぱさの絶妙なバランスが特徴。
品質として、赤の秀(最上級)青の秀(上級)以上のものが認定対象となっています。
『大伊勢海老』は、年間に水揚げされる約20tのうち、およそ2割に当たる400g以上のサイズが、ブランド認定されるとのこと。

他にも『真鯛の燻製』や『たいの西京漬け』なども認定されています。

この取り組みは着実に実を結び、伊勢の大手のスーパーなどでも、『南伊勢の販売コーナー』が設けられるようになりました。

そして新しく『南伊勢ブランド』として認定を受けるべく、開発に取り組んでいるのが、この『桧扇貝』。
地元ではアッパ貝、アッパッパ貝と呼ばれる貝で、南伊勢町は県内生産量第1位!
貝柱にとても甘みがあり、歯応えもしっかりしているそう。
しかし生のままだと日持ちがしないため、考案されたのが。

なんと桧扇貝入りカレー、その名も『アッパレカレー』です!
開発委員会メンバーで、何度も試食を繰り返し、より完成度の高いものにするため試行錯誤しています。

行政、商工会、そして生産や販売の事業者が一体となって進む地域ブランドづくり。
豊富な資源を有効に活かし、付加価値を高めることで、『南伊勢』の知名度向上に一役買い。
さらに、個々の商品の開発からさらに進んで、地域を代表する大きな『特産品』開発へと・・・。

『南伊勢ブランド開発実行委員会』の取り組みは、まだまだ続きます!!

※『南伊勢ブランド』商品は、毎月第3日曜日に開催される『SUN!3!サンデー!ふれあい市』でも購入可能です。
会場:南伊勢町町民文化会館駐車場