三重テレビ『ゲンキみえ生き活きリポート』2014年6月29日放送

手作り品をレンタルショーケースで展示販売!
NPOサポートセンターが代行で販売してくれるので、子育てなどで外に出られなくても、『自分の作品を見てほしい』と願う、作り手さんの夢をかなえることができます!

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最近なにかと話題の『津センターパレス』。

毎週水曜日にはセンターパレス横の津市まん中広場で移動販売車が出店する青空レストラン『まん中広場青空ランチパーク』を開催。

昨年は、その2階に津市中央公民館が移転。
さらに昨年7月には、子どもたちの福祉施設『まん中こども館』地下1階にオープンしました。
そして以前からある『津市市民活動センター』は、さまざまな講習やレッスン、イベントの場として多くの市民に利用されています。


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そんな中、今、大人気なのが、販売目的のレンタルショーケース『ハコチカ』。
ずらりと並んだ36個のハコは、ひとつひとつが小さなお店。
販売は、ハコチカを運営している『津市NPOサポートセンター』が代行しています。

登録手数料は500円、月額使用料は1000円。
販売手数料は売り上げの10%。
現在、出店希望者が20人近く予約待ちしている超人気ぶりです。


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『ハコチカ』の担当者、西川かよ子さんにお話をうかがいました。

「この地域には手作り雑貨を作る方が多いと聞き、その方たちの作品をお預かりして販売することで、地域とに結びつきや地域貢献がができるのではと考えました。
また、創り手さんたちの夢の実現、自己実現の場所をと提供できるのでは戸の思いから『ハコチカ』をはじめました」

実際に販売を始めてみると、大盛況!
最初は「かわいいのものがたくさん並んでいる」という認識だったのが、お客さんごとに、自分の好きな作家さんが出てきて、入荷するとすぐ買いに来られる人もいるそうです。


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こちらが『ハコチカ』で販売されている商品の数々。
おしゃれなアクセサリーからかわいい雑貨、そして木工玩具など、
現在34人のオーナーさんが小さなボックスの中で自分を表現しています。


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納品と商品のチェックに来ていた『chaco』の萩久子さん。

「最初はお客さんとしてここに来たのですが、『こんな可愛いお店、私もしたい!』と一目惚れし、ここに出店するようになりました。
『ハコチカ』のポイントはレイアウトにあるので、どう並べるか難しいです(笑)」

そんなオーナーさんの気持ちを受け、運営者である『津市NPOサポートセンター』のみなさんは、『ハコチカ』に来ていただくお客さんを増やすため、ネットを活用した宣伝活動などを行っています。


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こちらはハコチカオーナー、『tomogo』高木朋子さんの自宅兼工房。
高木さんが『ハコチカ』で販売している商品についてお聞きしました。

「『ひんやりガーゼマフラー』と言いまして、保冷剤をこの中に入れて、首に巻いてもらいます。学校行く時に行きは保冷剤は冷たいのですが、帰りは柔らかくなってしまうので、これを水で絞ってもらって首に巻いて帰って来ると」


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こちらは冬の人気アイテムの立体ガーゼマスク。
やはりこちらも肌に優しいガーゼを使用。
繰り返し洗って使えるので環境にもお財布にもやさしいマスク。
生産が追いつかないほどの人気だったそうです。

「今までは自分の子どもやお友だちのプレゼント用に作っていました。
子どもが小さい時分はフリーマーケットへの出店も難しかったので、新聞で『ハコチカ』がオープンすると知り、「これだ!」と、申込受付の初日、朝10時オープンに『津市NPOサポートセンター』へ行きました」

と、高木さん。

『ハコチカが』がスタートした時からずっと出品しているそうです。

「子育て中はお客さんに対して売る場というのがありませんでした。
その売る立場を『ハコチカ』のスタッフの人たちが代わりにしてくれるので、好きなモノを沢山作って、自分のハコに入れるだけで人とつながりが増えてゆく・・・すごく楽しいし、そういう場を作ってくれて感謝しています」


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もう一軒のオーナー『Aroma Soapclay 香りの花せっけん』の安田己保子さん。
実はこれらの作品は、石鹸を原材料にした粘土でできているんです。
しかもアロマの石鹸粘土なので花の香りが部屋いっぱいに広がります。


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安田さんは、自宅でも『香りの花せっけん』の体験教室を開催しています。
白いものは石鹸粘土専用の接着剤。
どんなに加工しても、あとで実際に石鹸として使用可能だそうです。
でももったいなくて使えませんよね。


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現在『ハコチカ』でも、安田さんの香りの花せっけんなどをはじめたとした、手作り雑貨教室を積極的に開催中。
オーナーさんとお客さんが直接コミュニケーションを取り合える、そんな貴重な場として毎回大人気。
すぐに定員が埋まってしまうそうです。

また地域で行われるチャリティイベントなどにも出店。
オーナーさんにも参加してもらって、新たなファン、そして可能性の発掘に勤しんでいます。
また『ハコチカ』の売り上げの一部は市民活動団体に寄付するなど、地域にも貢献しています。

「私たちがしているのは、お客さんとオーナーさんをつなぐこと。
ここにいる私たちがオーナーさんたちに『どんな人がどんな感想で買っていった』というのを伝えていくのが大切な仕事だと思っています」

と、西川さん。


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ちなみにこちらは新企画のハコデカ。
改めて説明する必要はありませんよね。
その名前の通り、大きなハコでの展示サービス。
オーナーさんの要望によってはじめられたそうです。

新しい何かがはじまる可能性を秘めた魔法のハコ。
ひとつひとつは小さくても、
そこに詰められたオーナーさんたちの夢、熱い思いはまさに無限大。
人と人をつなぎ、
思いとチャンスをつなぎ、
夢が可能性に変わる・・・・。
サービス開始から4年。
『ハコチカ』にはまだまだ成長の可能性があるようです。

あなたも「新しい何か」を探しに、『ハコチカ』へ行ってみませんか。