三重テレビ「ゲンキ!みえ!生き活きリポート!」2011年3月13日

三重県産の素材にこだわった、尾鷲の郷土料理「さんま寿司」を多くの人に食べて欲しい!
高い冷凍技術力が、全国発送を可能にしました!

熊野古道が世界遺産に登録されて以来、観光の拠点としても注目されつつある尾鷲。
ここで、郷土料理「さんま寿司」を特産品にしようと頑張っているゲンキさんがいます!

『創作尾鷲さんま寿司 橋本屋』のみなさん!
工場と店舗を併設したここでは、さんま寿司の購入のほか、店内で食事も可能です。

こちらが人気の『おはなはん定食』。
定番さんま寿司、昆布のせ焼きあぶり、たれ焼きの4種類の味が楽しめて、なんと500円!

素材は尾鷲産のさんまと、尾鷲の海洋深層水、さらに海洋深層水から作った塩に天然醸造の米酢。
そしてお米は伊賀米と七穀米のブレンドと、すべての素材を三重県産にこだわっています。
工場に併設した店舗のほか、県内のサービスエリアや名古屋市内のデパートなどで販売しています。

さらにこの「さんま寿司」、なんと全国発送が可能なのです。

それを実現させたのが、この、最新式の急速冷凍機。
通常通りつくったさんま寿司をそのまま冷凍庫に。
マイナス30度でおよそ60分。
急速に凍らせることで、味も香りもそのままの状態を維持。

冷凍後は一般家庭の冷凍庫で保存できるとのこと。
冷凍することで賞味期限も長くなり、ギフト用として全国発送が可能となりました!。

また梱包にもひとこだわり。
さんま寿司を2カンずつ、お菓子を包むような小さな袋に入れることで、お好みの量だけ解凍して食べられるように。
冷凍技術とアイデアで、新しい販売エリアと客層を獲得しました。

なぜさんま寿司を売り出そうと思ったのか・・・社長の橋本考也さんにお話を伺いました。

橋本さん「伊勢と言えば赤福といわれるように、尾鷲といえばこれ!というものを作りたかっ
 た。
 尾鷲にはもともと郷土の伝統料理「さんま寿司」があったので、コレを生かそうと。
 さらに地元資源を活用し、オリジナルな『創作尾鷲さんま寿し』を完成させたんです。
 冷凍することで全国の人に食べてもらって、「尾鷲」を知ってもらおうと思いました」

生で日持ちがしないので、かつてはこの地域だけでしか食べられなかった「さんま寿司」は、冷凍技術の進歩で、全国の人に食べてもらえるようになりました。
今では贈答品やお中元などで、人気が高いそうです。

郷土食を食べてもらい、地域を訪ねてもらい、それがクチコミで広がるほどのブランドを育てる・・・。
『創作尾鷲さんま寿司 橋本屋』の取り組みが、尾鷲のゲンキに一役買っています!!