FM三重「ウィークエンドカフェ」2009年05月30日放送

今日のゲストはふるさと企画舎の田上至さん。
キャンプin海山で遊びの達人として自然あそびを私たちに教えてくれます。わたしも一度でいいから「ゆらゆら帯」体感したいなぁ。一年を通じて、自然遊びが出来る場所、海山 。田上さんのお話も楽しいですよ!自然を感じたいなら海山で遊ぼう!

■キャンプ場を始めたキッカケは・・・?

環境フェアとか、遊びのインストラクターの「遊びの達人」だとか
そういう分野でやっとるなかで、キャンプ場ができたんですよ。

狙いが施設だけのキャンプ場ではあかん!というところがすごく良くて、
ソフト面を大切にしようと。
遊びを教える、ほいでキャンプ場に宿泊してもらうというスタイルをとったんです。
行政とうまく絡みあいましたね。
まわりの自然を守りたいという気持ちと、
当時環境という重大な部分がありましたし・・・。

昔を思い出しながらしゃべると、懐かしいですね。(笑)

■キャンプのメニュー作りは誰がしているの・・・?

遊びの達人、インストラクターの時もそうだったんですが、
自分達の楽しい事を企画しとるつもりなんで。

情報を発信して、お客さんからアドバイスをもらったりしながら
メニューを作っています。
ただね、
遊びの達人の時からそうだったんですけど、
1つ大切なコンセプトがある。

大きなイベントを1回打つよりも小さなイベントをたくさん打ちたい。
なぜなら、参加者との密度がたかくなるから。
僕たちの人柄をみてほしい部分があったもんで。

人手不足な部分もあるのですが、やっぱり密度を大事にしたいですね。

■お勧めの場所は・・・?

現在のお勧めは3メートルほどの落差を滑り落ちる魚飛渓の天然岩のすべり台ですね。

滑り台でと飛び込むんですよ。どっぼんと
これが大人気ですね!
小学校低学年から飛び込んでいるかいな。

勇気がいりますよ~。
ちょっと怖いですよ。上に上ると足がすくむような感じ。

子どもは身軽いで。
その分、大人はもってとしとるでな。(笑)

私のお勧め、これなんかも子どもの遊びなんですよ。
昼の石の裏にいる小エビをとって・・・。

僕たちの子どもの頃はひもじかったじゃないですか。
子どもなんで、エビくらいしか獲れんじゃないですか。
獲って家に持ってきたら、姉きが甘辛くとフライパンで炒めてくれたんですよ。
つまみで飢えをつないできた。
だから、思い入れがある。 あんまり人気ないですけどね。(笑)

■一番の醍醐味は・・・?

それでね、キャンプ場に来てもらえたらですね、
カナディアンカヌーをぜひ体験してもらいたいですね!
銚子川は透明度が高いもんですね。
夏の夕暮れ・・・
昼間は海の方からキャンプ場へ流れているんですけど、
夜は山から海の方へ風が吹くんです。
その境目の「なぎ」のころに
カヌーをこぎ出すと空を飛んでいる気分になるんですよ。

深さ4mもある川底がね、
透き通って、もう水がないような感じになるもんで、
いま、僕空をとんでいるよ~って感じ!!
なかなかチャンスは少ないですよ。
あれを味わったらやみつきですよ。
空を飛ぼう!みたいな。(笑)

それでもね、あの不思議な感覚はめったにないんですけど、
是非、味わってほしいですね。
僕が経験したのは3、4度ですね。
水面がガラスのようにピタッと止まらなあかんのですよ。

この間もあった!
参加者の人について行ったんですけど、
その時ピタッと風がやんで・・・。
今、底を見てみなって、
そしたら「キャー」って言うたでね。
4m底の魚までハッキリ見えますよ。
そうすると、自分が空を飛んでいるような気分になります。最高!

■目指しているものは・・・?

僕らは「ふるさと企画舎」ですから、
紀北町が第二の故郷になってほしいという気持ちでやっているもんで、
何回も来てくれるお客さんには「おかえり」って言うんですよ。
そういう輪を時間かけてゆっくり作っていきたい。

心の通ったお付合いのできるリピーターさん、
第二の故郷と思ってくれるリピーターさんを増やしていきたい!

赤ちゃんで来よった子が中学生になってたり、
成長が見えるっていうのは嬉しいですね。
ドングリを握りしめた小さな手が、大人の手になっていくんですよ。

キャンプインで出会って近所づきあいしているとか、
キャンプ場やイベントの中で知り合って結婚したとか、
めちゃめちゃ嬉しいですね。

■お勧めポイントスペシャル・・・?

透明度が高い銚子川は、
源流から河口まで透明度がほとんど変わらないんです。
となると、海にぶつかると面白い現象が起こる。

淡水と海水のまざるところ。

海水は比重が重いもんでもぐるし、川の真水は流れこんできて上へ行く。
潜ると、海水と真水の境目がはっきり見える。

下はゆらゆらとしていて、上はピシッと流れている。
神秘ですね。
下にチヌの魚が泳いでいて、上にアユが泳いでいる
なかなかないよ
透明度がポイントなんですよね。