FM三重『ウィークエンドカフェ』2014年8月2日放送

四日市インターを降りて車で国道477号線、通称湯の山街道をゆっくり走っていると道の駅菰野が見えてきました。
ここは菰野の名物がたくさん販売されていて、平日はお茶のサービスを受ける事ができます。
その道の駅の2階に菰野町観光協会があります。
今日のお客様、日沖さんと堀内さんはいつもここで菰野のPRのことを考えています。
今日は御在所ロープウェイに湯の山温泉、カモシカ、マコモの町、菰野町の魅力をお届けします。

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   左:日沖さん 右:堀内さん




■『サマーライナー』で菰野を思う存分楽しんで!

日沖 昔は名古屋から菰野の湯の山温泉駅をつなぐ直通の特急列車があったのですが、今はありません。
そこで、夏季限定で回数限定で走っているのが『サマーライナー』。
7月から始まって毎週土曜日、一部、日曜日も走ることもあります。
サマーライナーでは、1人一本、キリンの一番搾りか生茶をサービスで提供しているんですよ。
お酒やソフトドリンクを飲みながら、名古屋から湯の山の駅まで、のんびりと景色を楽しんでほしいですね。

毎年乗ってくださるお客さんもいますし、満員御礼になることもあるので、ありがたいです。
私もスタッフとして乗ったことがありますが、名古屋から四日市、そして湯の山・・・どんどん田舎の風景が広がってくるので、菰野へのプロローグのような感じで、風景を楽しむことができるんです。

家族やグループの誰か1人が運転で疲れてしまうのではなく、みんなでおしゃべりしながら、楽しめるの利点だと思います。
家族連れ、カップル、ご年配の方・・・いろいろな人に来ていただいています。


堀内 菰野町には鳥居道山キャンプ場、朝明キャンプ場、八風キャンプ場、尾高キャンプ場・・・4つのキャンプ場があるんです。
その一つ、朝明キャンプ場では8月2日から9日、16日の土曜日に、ちびっ子のマスつかみ大会が開催されます。
毎年人気で、定員オーバーするくらい、たくさんのちびっ子が参加します。

また、8月16日は三滝川の燈火まつり。
ロープウェイでは16・17日と光る泥団子づくりを開催しますし、8月30日は御在所に三重県内のご当地キャラクターが大集合しますよ!
ぜひ、菰野町の夏を満喫してほしいですね。


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■お菓子『菰野めぐり』の開発と、ゆるキャラ『こもしか』の誕生

堀内 今年の3月に『菰野めぐり』というお菓子が完成しました。
これはゴーフレットに、湯の山温泉や五百羅漢、福王神社など、菰野町の観光スポットを天然の着色料を使ってカラー印刷したものです。
『おかみの会』や観光協会とコラボレートした商品なんですが、これが結構好評でして。

今までだと、湯の山なら湯の山と、スポットのお菓子しかありませんでした。
これなら県外、菰野町外の人にお土産で渡した際、菰野町全体のオススメ観光スポットを凝縮してあるので、興味を持ってもらいやすいと思います。
『菰野めぐり』には、今イチオシのキャラクターも入っているんですよ。


日沖 それが今年の3月に誕生した観光PRキャラクター『こもしか』です。
公募から選ばれたキャラクターで、身体が御在所に生息している『カモシカ』、そして菰野町の町名の由来となったと言われる『マコモ』が角となっています。
角が緑色なので、県外に行くと、よく「ネギ?」って言われるんですが、いやいやマコモですよと(笑)
県外の人はマコモを知らないんですね。
菰野町の由来であることと特産品であること、それで角を表しているんだよ、という説明から菰野町を知ってもらうきっかけになっています。


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■『僧兵まつり』について

堀内 湯の山温泉の『僧兵まつり』は菰野町を代表する素晴らしいまつりだと思います。
私は生まれも育ちも菰野町なんですが、観光協会に入るまでは、恥ずかしながら『僧兵まつり』についてほとんど知らず、子どもの頃に見に行ったことがある程度でした。
昨年観光協会に入ってから、改めて『僧兵まつり』を近くで見て、その迫力と素晴らしさに圧倒されたんです。
ポスターで我々もPRするのですが、県下最大の火祭りの『僧兵まつり』は、実際見みないと、その迫力は伝わらないかもしれません。

本物の松明が燃えて僧兵に扮した男性たちがそれを担いで運んでいく・・・近くで見ている人にも火の粉が飛んでくるし、とても熱いです。
こんな勇壮で素晴らしいまつりを、今年はさらに県外の人たちにPRしていきたいと思っています。

僧兵役の人たちは『三岳寺』というお寺でお参りを済ませてから水をかぶって担ぎます。
下の人たちは本当に熱くて、火傷をしながら担ぐそうです。
けれど(大阪の)岸和田のだんじり祭りもそうですけど、危険が伴いつつ、それでも迫力があるお祭りはなかなか見られないと思います。
このお祭り、知らない人がとても多いのですが、歴史も古く素晴らしい祭りなので、ぜひ知って、来てほしいと思います。

基本参加するのは湯の山近辺の男性。
担いだ人に話を聞くと、やはり『担ぐことが誇り』だそうです。
それくらい大きくて、由緒のあるお祭りなんですね。


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■おはぐろ登山

日沖 8月9日に『おはぐろ登山』をいうユニークなイベントを開催します。
若い人にはピンと来ないかもしれませんが、昔の女性は結婚すると歯を黒く塗っていました。
実はおはぐろの材料として、マコモの中にある『黒穂菌』という菌を使っていたそうなんです。
それにちなんで8月9日を『はぐの日』に。
『ハグをする』と『おはぐろ』をかけて、8月9日におはぐろで登山をし、山頂でおはぐろでお出迎えをしようというユニークなイベントを去年から開催しました。
ちなみに去年は50名ほどが参加しました。
おはぐろで他の登山客に笑顔を振りまきながら、そして山頂で他の登山客にもおはぐろをしてもらい、楽しもうというイベントになっています。

菰野町には、年代それぞれで楽しんでもらえるところがたくさんあるので、ぜひサマーライナーに乗ってきてくださいね!


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