不思議な植物エアープランツを持って南紀グリーンハウスの芝崎裕也さんがカフェに来てくれました。大切に大切に育てますよ!
■「エアープランツ」ってなに・・・?
エアープランツは中南米原産のパイナップル科の植物。
土が無くても育つ不思議な植物で、乾燥にも強く、空気だけで育ちます。
分類はまだまだ進んでいません。
うちでは、1200種類のなかの50種類、
一般の方にも比較的育てやすいものを加工しています。
全部花が咲くんですよ。
種がつくとタンポポの綿毛みたいなのが飛び、電線に付着して育つため、害草扱いになっている国もあります。
中南米ではいたるところに自生しているほど。
それだけ丈夫で簡単に育てられるんですよ。
■「熊野舎利木」ってなに・・・?
舎利木とは、原生林の巨木が倒れて、川に流れ込み、
急流にもまれ、岩に打たれて硬い部分が残ったもののこと。
熊野川の流域でとれる良質で形のよい舎利木を、「熊野舎利木」として販売しています。
川底に沈んだ舎利木を水で洗って加工し、エアープランツと組み合わせると、
熊野の自然を取り込んだ素敵な室内装飾品になります。
熊野ならではの商品を紹介したかった、私のこだわりなんですよ!
■ノウハウはどうやって学んだの・・・?
卒業後、愛知県の植物を扱う専門の商社に就職。
世界中の植物の種とか苗を扱う仕事で、珍しい植物を日本に紹介していました。
この時にいっぱい勉強しましたね。
エアープランツを専門にしているお店は日本国内では三社のみ。
生産量ではうちが一番です。
■三重県初のコラボレーション事業への参加!
七里御浜を全国にPRしようということで、
地元の人と、県の職員さんと一緒になって、みんなで汗をかいたイベントがあったんですよ。
「じゃりんぴっく」というマラソン大会。
6年、7年前に終わってしまったけど。
北川知事の時に東紀州という名前ができて南の方は元気がないからと、
一緒になっていろんな企画を考えたりしました。
その時はなんと広報部長という名前をいただいていたので、
県庁の1階から最上階まで「のぼり」を持ってまわり、
最後は知事にまで「来てください!」とPRしましたよ。(笑)
■熊野の花火のお手伝い!
イベントづくりで結束をかためるため、熊野の地域の応援団もしています。
その流れで10年間熊野の花火のお手伝いもさせて頂きました。
あくまでも裏方で。
僕は花火師さんではないから。
僕はいったん熊野を出た人間なので、客観的に熊野のいいところが分かる。
お客さんが最後の花火の大仕掛けが終わると、怒涛のような押し迫ってくるような拍手が聞こえる。
それに感動してワンワン泣いていましたね。
熊野の花火ってのは当日の17日まで10日前から準備するんですよ。
台風来たり波が荒れたりすると準備ができない。
とても大変なんですが、
最後の拍手とともにすっ飛んでしまう!
最高です。