FM三重「ウィークエンドカフェ」2010年9月11日放送

今日のゲストは、桑名市にある元気な商店街、桑名市寺町通り商店街振興組合理事長の林恒男さんです。
仏壇などを扱う株式会社 五大の社長さんでもあります。
寺町通り商店街は全国からもたくさんの視察がやってくる注目の商店街なんですよ。
たくさんの人でにぎわう三八市の歴史や商店街の体験イベントのことなど盛りだくさんのお話を伺いました。
今度は三八市のときにお邪魔しますね。

■『寺町通り商店街』といえば、『三八市』ですね!

ええ。五十年以上続く、寺町商店街の名物市です。
毎月3と8のつく日に開催しています。
実は私の父も発起人の一人で・・・当時30代の店主10人くらいが中心となって、商店街の名物を作ろうとしたのがきっかけだそうです。
当時はもっと店主に元気があったんですかね(笑)
オート三輪で野菜などを仕入れ、市内にビラを配ったりとして広めたそうです。
市に出るのは、商店街の35のお店と、出店者の人々。

出店者は岐阜の海津町の農家の方々。
旧多度町で市を開いていたところに、親父たち商店街の人が出向き、「桑名寺町通り商店街でも朝市を開いて欲しい」とお願いしたそうです。
それからはじまって五十数年・・・出店者も二代目三代目となっています。

商店街と出店者がミックスして市を立てるので、より活気が出てお客さんも親しみやすいようです。

■他にも催しごとを行っているようですが・・・

『体験コーナー』というのを作って、お店の特色を生かした体験を行っています。
魚屋さんでは、魚を捌いてアジフライを作ったり、タバコ屋さんでは、煙草の空き箱で鍋敷きを作ったり・・・。
他にも、私どもの仏壇屋では腕輪作り、佃煮の貝新さんでは時雨煮を使った饅頭作り・・・。

市内の小学校に案内のチラシを配ってもらったところ、見た生徒さんが体験に来てくれるようになりました。
社会教育の一環として商店街全体で推し進めながら、名物イベントにしたいですね!

お店も手間はかかりますが、『経験をする』ということが、生徒さんにとってもお店にとっても、もちろん商店街全体にとってもプラスになると思ってます!

■訪れる人に一言『寺町通り商店街ってこんなところ』!

まず、戦後から50年以上続いていることですね。
少しでも商店街を盛り立てようと、長い間にいろいろなイベントを行ってきました。
定期的に開催している夜町や餅つきなどは、自然発生的に行われていたイベントが、今も残ったものです。
商店街の裏にある桑名城の外堀も、今は整備されて、市民の憩いの通になっています。
ソメイヨシノよりも一ヶ月以上早く咲く「河津桜」も植樹されたたので、一足早い春を楽しむことができますよ!