FM三重「ウィークエンドカフェ」2009年9月12日放送

東紀州でデザインに携るお仕事をしているのが東さん。
デザイン会社『ディーグリーン』の代表です。
最近では、紀北町のフリーペーパーも商工会青年部の方たちと一緒に作りました。
いまや名物となったご当地バーガー「つみなあじミンチカツバーガー」のネーミングもこの方。
今度はどんなグルメが生れるのでしょうか?
もう、東さんの頭の中では構想が生れています・・・・。

■今、どんな企画を考えている・・・?

今は和菓子とか洋菓子とかお菓子屋さんをメインにして考えています。
なかなか紀伊長島はスウィーツの目立ったもんがないんです。
やっぱりスウィーツを目立たせたいな!
それから、お土産にしたり、町の人に買ってもらったらいいなと思う。

今は企画中なので、モザイクをかけながらで。
真似しないと思うんですけど(笑)

紀北町の地元の魚ってマンボウじゃないすか。
だから、マンボウの形した最中とか作ってみたりとかしたい。

うちの地元は漁師まち、魚まちという場所なので、
「魚まち最中」とか作りたい。

独特なお土産物を作っていきたいなって思っているんですけどね。
かつおであったりとか・・・。
本物の魚をそ使うわけじゃないですけど、イメージのわくものですね。
「ここへ来たからこのお土産買おう!」みたいな。

後は、カフェ的なものを作りたいですね。
せっかく熊野古道があるのに、人が歩いていても休むところがないです。
コミュニティ広場じゃないですけど、ディーグリーンがプロデュースするデザインの、ちょっとこだわりあるお店づくりをしていきたいな。

■売り方のコツ・・・?

作ったら売れるっていうものじゃないですよね。
ちょっとしたこだわりやイメージを大事にしていきたい。

ここはお菓子屋さんも多いんですけど、昔ながらのやり方のところが多い。
それもいいんですけど、
もう少し「手に取ってもらう仕組み作り」を考えてもらってもいいのかな。

ちょっと気の利いたおもてなしの心って言うじゃないですか。
それって田舎にいるとわかりにくい。
お水一杯を出すにも出し方で違う。
どういう出し方が気に入ってもらえるんか考える必要がある。
例えば、氷一個入っていれば嬉しいとかね。
そういうことでお客さんって増えると思います。

そういう気持ちを持てるようなお店作りをしていきたい。

■初めての仕事はどんなの・・・?

一番最初にやった仕事は、26、7歳ぐらいかな。
あんまり覚えていないんですけど、チラシの仕事だったと思います。

地元の印刷屋さんにデザインできるならチラシのデザインをしてと言われて。
それまではHPのデザインしかしたことないのに!!

もう、必死でしたね。
デザインの仕方も違うし、文字の置き方も違う!
その辺が難しかったですね。

あと、イラストを自分で描かないといけない。
パソコンで~!(笑)

それに、チラシは誤字脱字はもってのほかじゃないですか。
わからない文字とか調べたり・・・
構成の作業はアナログですね。

結局、漢字や文脈も知ってないといけないし、
困りましたね、正直。

また、漢字の使い方も難しい。
例えば「まち」という漢字。
田んぼのついた「町」を使うか、人偏の「街」を使うか。
雰囲気的にちがいますよね。
そういうとこで、かなり勉強しましたね。

作るなら、「よかった」と言ってもらえるものじゃないと意味がない。
効果がなくてもダメ。
今でも、難しいなと思いますね。

■実際に販売しているものって・・・?

「つみなあじミンチカツバーガー」です。
名前は僕が決めたんじゃないんですけど。(笑)
「いかすサンドイッチ」っていうのもあるんですよね。
新製品です。
いかのつみれをナンプラーでちょっとタイ風のサンドイッチにしたんですよね。
いかすでしょ。(笑)おいしいんですよ。

昔からここでは、あじのつみれを食べてて、
おすましとかおみそ汁とか入れてるんです。

■どうやって作られたの・・・?

たまたま行った居酒屋さんであじのミンチをフライにしてくれたんですよ。
ミンチカツみたいな感じで。
美味しいやん!
これハンバーグにしてみたら意外といけるかも・・・から始まって。

その居酒屋さんのスゴク料理が好きで協力してくれて。
5~6人集めて試食会を開き、
ソースはこれがええとか、あじのミンチの大きさとか
意見を集めましたね。
それから、売り出すから名前を公募したりしました。

魚まちに来たらこれを食べてもらうという名物を作ろう!

地元のお魚を使った、
あじのミンチバーガーだけじゃなくって、
地元のお魚を使ったハンバーガーというコンセプトで毎年色々考えていこう!

魚まちに来ても食事することが少ないので、
食事のできる場所を増やす仕組みづくりが大事だと思います。

獲れたての旬な魚を使ったハンバーガーづくりと販売が、現時点での目標。
一応販売はしているんですけど、ちゃんとした販売の形ができていない。
どこで食べても同じ味が食べれる仕組み作りをしていきたいですね。