紀北町 古里観光協会の会長さんです。 民宿やみかん作りなどお忙しい毎日を過ごされています。古里はおかえりなさいの町。夏は風鈴、冬はイルミネーションなどお客様を 楽しませてくれます。観光協会のメンバーで作られたTシャツはいろとりどり・・・。イベントの時はおそろいのTシャツ姿の民宿の女将さんたちの姿みてくださいね。
■始めたきっかけは・・・?
昔の紀伊長島は観光でもってきた町。
海山は海山、尾鷲は尾鷲でそれぞれの街の目標もって
すすんできたと思うんですわ。
30~40年ぐらい前には、民宿は26件ぐらいあった。
観光協会の会員さんも40件ぐらいあった。
・・・けど、平成21年には11件。半分以下に減ってきたんです。
このことを踏まえて、この先さらに減るだろうと
みんなの危機感が非常につのってきました。
このままではあかん、自分達でなにかせなあかん!
だから、有志で何かを考える会のようなもの作ろうと、
「ゲンキな村づくり塾」という物を発足させました。
民宿の女将さんたちと一緒に、
今日まで50回ぐらい会議を重ねてきました。
3年目にして私の活動そのものが、
やっといろんな方に評価されるようになってきました。
■町の名前が変わった・・・?
14年前に合併し、「古里」という名になりました。
地名はイメージが強いので古里という名はいいと思う。
アドバイザーさんが、
「古里って素晴らしいんじゃないですか。お客さんにも故郷があるでしょ。
『貴方の故郷に帰ってお帰りなさい』という気持ちで
お客さんを受け入れたらあかんのですか」と言ってくれました。
今、おかえりなさい貴方の故郷へという意味で
「いらっしゃい」ではなく、「おかえりなさい」とお客さんを迎えています。
■「らしさ」を求めるということ・・・?
夏になれば宿から温泉へ行くコース、宿から海へ行くコースに
自分達で風鈴をかけています。
風鈴というのは音色を聞いたら涼しいとか、ホッとするとか、
そのような気分になりますよね。
騒音的なものもありますもんで、そこは気をつけています。
お客さんというのは、地域全体で受け入れるとうことが大事だと思う。
地元の商売をしていない人たちにも、軒先を風鈴を2つ飾ってくれないかとお願いをしてきた。
快くみんなが受けてくれたのが嬉しいです。
来たお客さんに対してもてなす気持ち、
地域全体でもてなす気持ち、が大切ですね。
■おそろいのTシャツ・・・?
女将さんらと話し合ってTシャツ作りました。
観光協会と民宿の従業員の方に。
全部で6色ぐらいあります。
僕は紺色です。(笑)
なんか行事がるとみんなが着ます。
そうするとお客さんは「あれ?」って思うみたい。
JRが50周年記念のイベントをしたときも、
参加した女将さんたちがそのTシャツを着て、宣伝してきてくれました。
何かがあるとみんなそれを来て行きいきよる・・・
民宿の女将さんたち、まとまりのあるイメージになります。
みんなの目標は一緒なので。
私の責任はやる気のある人を一人でも多く作ること。
やる気のある集団ができれば、自然に進んでいきますから。
今は非常にやる気のある人が多くなってきています。
■名産ミカンの美味しい食べ方・・・?
ミカンも色々品種があって、
旬な時期に旬な物を食べるのが基本!
尾鷲ミカン、普通のミカン、デコポン、ポンカンとか色々ありますけど、
例えばネーブルなら2月に食べられたら最高!
その品種で一番最高の時期に食べてもらうのが、
一番のこだわったミカン作りとちゃうかな。
うちのお客さんはお任せで送って下さいって言われます。
ミカンでも時期時期によってみんな違うでしょ。
食べたら一番美味しいと思う時期に送らせてもらってます。