FM三重『ウィークエンドカフェ』2014年10月18日放送

今回お話を伺うのは、『いなべ市観光協会』の太田瑤子さん。
横浜生まれの太田さんがいなべに来てから3年。
いなべの印象は野菜が新鮮でごはんがとってもおいしい。
のんびりできる雰囲気もいいところ。
今日は、紅葉が美しいいなべ市での旅のお話をお届けします。

10-18-1

■いなべ市の良いところ

いなべ市の人口はおよそ46000人。
北勢、員弁、大安、藤原の4つの町が合併して、平成15年12月にいなべ市になりました。
のどかな田園風景が広がり、町の中を走る三岐鉄道は、とっても懐かしい気持ちになれる場所です。

また、いなべには味のある古い言葉が残っているんですよ。
「〜してござる」が「いらっしゃる」という意味だったり、「とても」「すごく」を「しっかり」と言ったり。
「しっかりえらいわ〜」など、変わった言い回しで、味のある言葉ですよね。

■三重県のそばどころ、いなべ市

三重県で一番そばを作っているいなべ市は、三重のそばどころと言えると思います。
そば畑の面積は、ナゴヤドーム約18個分。
想像つきませんね。
いなべのそばの特徴は、甘味があって香りが高いことだそうです。

いなべ市はそばを育てるのにぴったりな自然環境。
そばの花が咲く時は比較的冷涼で、また、朝と夜の気温の差が大きいのも、そばの発育に向いているんです。
なので、住む人にとっては、朝はとても涼しかったのにお昼には厚いということもあります(笑)
おそばのタネを蒔く時期は8月中、そして、10月下旬から11月上旬にかけてが刈り取りです。
栽培期間が2ヶ月ちょっとと短いので、みるみる育つ感じがしますね。
このいなべ市庁舎の前もそば畑です。
今はまだ緑ですが、花の咲く時期になると、一面真っ白な光景となります。
そして実がなったら収穫し、そこからそば粉に。
年越しそばも、その粉で作られているんですよ。


10-18-2

■そば打ち体験もどうぞ!

員弁町にある農産物販売所の『ふれあいの駅 うりぼう』というところでは、第1第3日曜日に、そば打ち体験を行っています。

また、藤原町にある『夢かなえ荘』という特産品開発室でも、そば打ち体験を開催しています。
こちらはおよそ5回で、そば打ちをマスター。
どちらも予約制です。

実は私も、2回ほど体験したことがあります。
捏ねるところまでは手伝ってもらいながらなんとかできたんですが、切るのが難しく、きしめんのようになってしまい、みんなから笑われました。
それでも、自分で打った、打ちたてのそばは美味しいものですね。
捏ねるのには力がいりますが、どなたでもできると思います。
水加減が難しかったですが、サポートしてくれる先生が付いているので大丈夫です。
自分で打ったおそばを食べられるのは楽しいですよ!

そばどころというところで、11月9日(日)、員弁町のいなべ運動公園で『いなべの里 第5回 新そば祭り』を開催します。
名人のそば打ち実演を見ることができたり、西日本各地のそばが集まるので、食べ比べもしてもらえます。
そばの早食い大会もありますよ!
おいしくてお腹がいっぱいになるイベントです!
ぜひ来てくださいね!


OLYMPUS DIGITAL CAMERA

■秋の行楽のオススメは、もみじ祭りと登山!

11月22日(土)から30日(日)まで、藤原町にある聖宝寺で『もみじ祭り』が開催されます。
期間中の土日祝日はライトアップもされますので、ぜひ色とりどりのイロハモミジや銀杏、そして鳴谷瀧・長寿の水・回遊式庭園が楽しめる日本庭園を見に来てほしいですね。
県外からもお客さんが来るほど、人気のスポットです。

他にも11月3日(祝)には、いなべ市北勢町の『青川峡キャンピングパーク』横の公園で、『青川手づくり市』が開催されます。
手づくりのものが集合する、いわゆる『マルシェ』のようなイベントです。

『青川峡キャンピングパーク』ログハウスやキャビンもあり、テント泊も可能です。
アウトドアを楽しむには、うってつけの場所です。
いなべ市はアウトドアのできる場所、外遊びのできる場所がたくさんあります。

私はキャンプはしたことがありませんが、登山をしました。
いなべ市には『藤原岳』と『竜ヶ岳』という、2つの大きな山があり、それぞれ登山道が作られています。
私は両方登りましたが、涼しいですし、これからの季節にはぴったりだと思います。
『藤原岳』は小学校の遠足でも登るので、初心者でも大丈夫だと思います。
私は足が遅いので時間がかかりましたが、一般的には2時間半くらいで登られるようですね。
早い方だと、ほんとうにひょいひょいと。
これからは、山が色づいていくので、本当に良い季節だと思います。
山頂ではおにぎりが美味しいですよ(笑)


10-18-4

■一年を通して楽しめる『いなべ市農業公園』

いなべ市には『いなべ市農業公園』という大きな公園があります。
春は梅まつり、牡丹まつりを開催するので、たくさんのお客さんが来られます。
梅といえばいなべ市。
『うめぼ〜や』というキャラクターもいるくらいですからね。
『いなべ市農業公園』には、100種類4500本の梅林があります。
一斉に色づいて、ピンク色の絨毯のようになる様は圧巻です。
梅の種類も違えば色も違います。
淡いピンクから濃いピンク、赤や白・・・いろいろ混ざっていて綺麗です。

梅林公園でお花が終わっても、今度はなった実を取ることができます。
6月には『梅の実もぎ体験』があり、バケツ一杯にみなさんとって行きます。
梅干しを作ったり梅酒を漬けたり。。。それぞれのご家庭で、作られているそうです。

もちろん梅の時期が終わっても開園しています。
桜、あじさい、はなもも・・・季節を通じていろいろな花が咲いているので、お散歩されている方もよく見かけますね。
一年中、お花をめぐって楽しむこともできますし、公園内にはパークゴルフ場もありますので、そちらも楽しめると思います。

自然を満喫すると言えば、いなべ市内にはマス釣りができる場所が2ヶ所あり、
秋は紅葉した藤原岳を背景に、マス釣りを楽しむことができます。
マス釣りできるお店の1つは、ルアーのようなもので釣るんですが、もう一ヶ所は竹竿にテグスが付いていて、粘度のようなエサを付けて針金でヒョイと引っ掛ける方法。
面白いですよ。
初めての人でも簡単に釣ることができ、その場さばいてもらい塩焼きにして食べることができます。
これが美味しいんですよ!