国指定重要無形民俗文化財「上野天神祭(鬼行列とだんじり)」

■開催日時

2014年10月23日(木)~2014年10月25日(土)
※いづれも雨天中止・天候により変更もあります。

■開催場所

上野天神宮、伊賀市街地、三筋町等
※三本の町の筋を行列が練り歩く
※上野市駅周辺に有料駐車場数ヶ所あり(約500台)

■内容

400年余の歴史を有し、関西・秋の三大祭のひとつとも言われている「上野天神祭」。
祭りの行列の先頭は上野天神宮の神輿巡幸です。3台の神輿と人力車に乗った宮司などとともに上野天神宮の祭神が、東の御旅所から西の御旅所まで巡幸されます。続いて鬼行列を先導する、高さ約5m、重さ約120kgの大御幣。5人の男衆が、中央の「神柱」と4本の支柱をそれぞれ支え、息を合わせてバランスを取りながら担いで歩きます。5本の柱は五大力明王(不動明王を中心とする5人の明王)を現しているといわれ、街道の清めを行います。日本一の大御幣を先頭に役の行者や鎮西八郎為朝、百数十体の鬼たちが練り歩き、その後を絢爛豪華な9基のだんじりが続きます。その後、西の御旅所から上野天神宮へ祭神が戻り、行列が終了します。

※この祭りは、毎年10月23・24・25日に行われ、平成14年(2002)2月12日、国指定重要無形民俗文化財に指定されました。
また、上野天神祭供奉面のうち24面や、楼車幕・楼車金具は三重県指定文化財に指定、供奉面と能面の13面は市指定文化財に指定されています。本祭りのだんじり巡行の順番は、毎年9月に行われる「籤取式(くじとりしき)」で決められています。

☆時間等、詳細はこちら→http://www.igaueno.net/maturi/tenjin/

■10月23日(木) 宵宮祭と宵山

『宵宮祭』
東の御旅所にて午後7時から宵宮祭が行われます。
『宵山』
本町・二之町筋で午後7時から午後9時までだんじりに紅提灯の灯りを点し展示をします。

■10月24日(金) 足揃えの儀と宵山

『足揃えの儀』
鬼行列の練行…三之町筋にて午後2時に相生町東詰め辺りを出発し徳居町までを約2時間かけて「三鬼会(相生町・紺屋町・三之西町)」と「徳居町鬼行列」の練り歩きがあります。 
だんじり曳行…本町筋と二之町筋を中心に、午後1時から午後4時まで9基のだんじりが曳行されます。
『宵山』
宵山…午後6時30分から午後9時頃まで、だんじり9基に紅提灯の灯りを点し、だんじりの曳行が行われます

■10月25日(土) 本祭

『本祭』は、だんじりを出す町の「起こし太鼓」で幕を開けます。

午前9時、古式ゆかしい神輿が東御旅所を出発し、町内を巡行してお渡りする『神輿行列』があり、その後ろには、五大力明王を現したもので、鬼行列のしるしでもある「大御幣(だいごへい)」や、徳居町鬼行列のシンボルでもある「鎮西八郎為朝(ちんぜいはちろうためとも)」などが続く『鬼行列』、中でも「ひょろつき鬼」は独特な動きで、大人を笑わせ、幼児を泣かせる愉快な鬼たちで、千鳥足で沿道いっぱいに暴れまわります。これは、後に続くだんじりが通りやすいように、観客を脇に追いやり
道を開ける役目をしていると言われています。『神輿行列』『鬼行列』に続き、豪華絢爛な9基のだんじりが賑やかなお囃子と共にくり出すと、祭りは最高潮を迎えます。万治3年(1660)に再興されて以来、絢爛豪華な懸装品と優雅なお囃子に彩られて、
綿々と今日まで受け継がれてきています。

■お問合せ

◎上野天神祭地域振興実行委員会(上野商工会議所内)
TEL 0595-21-0527
◎(一社)伊賀上野観光協会 
TEL 0595-26-7788
◎伊賀市観光戦略課
TEL 0595-22-9670 ※平日のみ

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