持続可能な竹林管理の仕組みづくりを目指す!『NPO法人 桑竹会』(ゲンキみえ)

三重テレビ『ゲンキみえ生き活きリポート』2014年11月2日放送

荒廃した竹林を間伐・整備し、切った竹はとことん再利用!
秋のイベントでは、竹灯籠も製作!
どこにも負けない、日本一の竹林を桑名に作ります!

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こちらは桑名市内にある竹林です。
竹を切っている人たちに姿が見えますね。
今回は、竹やぶをきれいにして、環境を守っていこうとしている、『NPO法人桑竹会』をご紹介します!


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『桑竹会』の理事長である神谷勝二さんに、活動についてお聞きしました。

「昔はザルや家のコマイなど、生活の中で竹が使われていましたが、全部、石油化学の製品に取って代わられてしまいました。
そうなると竹は売れなくなり、放置され、年々放置竹林が増えてきました。
そこで定年を迎えた人たちと一緒に竹林を整備しようということで、だんだんと輪が広がっていったんです」

桑竹会が結成されたのは、平成21年で、メンバーは現在30人ほど。
今年8月には、NPO法人にもなりました。

竹林の所有者から依頼を受け、燃料代と僅かな経費で、間伐と整備を請け負っています。
放置され、荒廃化する竹林の整備とともに、伐採した竹の有効活用に取り組み、 竹林の自立・持続可能な管理の仕組みづくりを目指しています。


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こちらが切り出し作業現場。
これまで倒れた竹などでごちゃごちゃだった竹林を、ここまで整備してきました。
古い木から切って、新しい竹を残しているそうです。
切り倒した竹は、運び出しやすいように、その場で小切りにして
みんなで、山から下ろします。

竹の間伐に欠かせないのが、チェンソー。
竹は、細く軽いので、小型のものが使いやすいそうです。


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このきれいに整った竹林をご覧ください!
こちらは桑竹会のみなさんによって間伐、整備された竹林。
ここまでするには、10人掛かりで、のべ30日の作業。
およそ1年半かかったそうです。


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こちらはまだ手入れされていない竹林。
枯れ竹があり暗く、一目瞭然、まったく様子が違います。


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こちらは粉砕機。
木でも竹でもどんどん粉砕していきます。
粉砕機を使っている理由を、小林礼昌さんにお聞きしました。

「粉にしたかったわけではないのですが、整備をする上で切った枯れ竹などを放置しておくわけにはいかないので、早く土に還す方法として、粉砕しているのです」


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竹の再利用の将来を模索している中、いろいろなものに活用しようと動いています。
この竹チップの中で育ったカブトムシは、桑竹会主催のイベントで子どもたちにプレゼントしているそうです。
まさに、竹林からの贈り物ですね。


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この方は、この竹林の持ち主。

「最初は妻としていたのですが、やはり二人では無理で。
神谷さんを紹介してもらって、お願いしました。
本当にきれいにしてもらい、山が生き返ったようで感謝しています」


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作業の時は、みんなでお昼ご飯。

「和気藹々と作業しながら、少しずつきれいになり感謝されるのが嬉しいです」

「自分の身体を動かすと爽やかになるので、やめられないです」

「桑名の竹林を全国一きれいにしたいです」

「家族には筍が取れた時に、『手入れしたから美味しい筍がとれたんだぞ』と自慢しています」

みんなに、自慢できる竹林にしたい・・・。
桑竹会の活動は、竹林の整備だけに留まりません。

竹の魅力・価値を、地域のみなさんに、そして、特に、未来を担う子どもたちに知ってもらおうと季節ごとに、様々なイベントを開催しています。


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中でも一番盛り上がるのが、毎年秋に、桑名西高校の隣接竹林にて行われる『桑西・竹の十三夜(じゅうさんや)』と呼ばれるイベント。
桑竹会のみなさんは、伐採した竹を使い、竹灯籠を作っています。
その数、なんと2000個!
これは大変です。

他にもステージの前面を竹で覆い、竹の上で演じるように見せることや、竹のベンチも作る予定だそう。

今年の『桑西・竹の一三夜』は、11月8日(土)15:00〜20:00に開催。
2000個の竹燈籠、そして、竹のステージで奏でられる音楽が、みなさんを幻想的な世界へと誘います。


荒れ果てた竹林を間伐し、整備し、ふるさとの里山を守る桑竹会のみなさん。
汗をかくのは、健康のため。地域のため、おいしいタケノコのため、と笑います。
夢は、竹の再活用、再資源化。
そして、活動の継続です。