三重県津市の繁華街である大門でバルのイベントが開催されることになった。
11月15日（土）と22日（土）の2日間。
レストラン、居酒屋、割烹、寿司屋、和菓子屋、バーなどなど、参加店舗なんと62店！！
なんとも大規模なバルなのである。

今回のバルの企画の概要は次の通りである。
前売り3000円、当日券3500円でチケットを購入する。
そのチケットは5枚綴りになっていて、参加店で使用できる。
基本はおつまみとお酒が１セットで出てくる。
お土産や食事とソフトドリンクのお店もある。
イベント当日はそのチケットを使って５軒のお店を食べて飲んで回るのである。

なんたって前売りでチケットを買うと、１店舗あたり600円である。
普段なかなか入れない高級店や、前々から気になっていたお店に突入できるのである。
なんともありがたい企画だ。

で、われわれサルシカ隊は、昼1、夜2の3チームに別れ、総勢7名で津ぅのドまんなかバルを制覇することにしたのである。

隊長のワタクシは昼チーム。
本来であれば夜みっちりと飲むコースを攻めたかったが、もろもろの都合で昼になった。
まあ隊長だからこそ先頭を切るのである。

同行者は、カメラマンである写真師マツバラ。
そして休日のみビデオカメラマンになる上出カミー。
なんとスチールとビデオの同時取材なのである。

いつもは閑散としている大門であるが、イベント開催日とあってちょろちょろ人が歩いている。
その大半はバルのパンフレットとチケットを手にしていた。

「どこを回ってきたんですか〜？」

インタビューというにはあまりにテキトーな質問を投げると、みんなあちこちのお店の名前をあげる。
どのお店も結構混んでいるようだ。
まだ午後1時前であるにもかかわらず、すでにバルメニューが売り切れたというお店もあるという。
ワタクシはにわかに焦り始めたのである（笑）。

ちょうど1時になった。
1時間おきに動くという仕掛け時計の音楽が鳴りはじめたので、焦っているのについつい見てしまう（笑）。

まず最初の1軒に選んだのは、カレー＆カフェの「わさびの木」。
実はワタクシと写真師マツバラは、すでに一度バルの取材をしている。
それは尾鷲のバルであった。
計10店をまわったのであるが、最初からかっ飛ばしたため、後半はもう地獄の取材となったのだ。

だから今回は、ヘビーなカレーを最初に軽くやっつけて、あとは軽いおつまみ関係のお店を攻めていく作戦にしたのである。
戦略的なのである（笑）。

いきなりお店の前で、コスプレしている人に遭遇。
なんだか今回も波乱の取材になりそうな気配である（笑）。

こちらが「わさびの木」の店内。
お昼をすぎたせいか、ちょうど落ち着きはじめた頃であった。

こちらはまだ比較的オープンして新しいお店で、まだその存在を知らない人が多い。
妻のM子はすでに攻略していて、「あそこのカレーはうまい！」と太鼓判を押していた。
期待できるのだ。

となりの席ではカップルがバルメニューを待ちながら次の店を検討中。
うんうん、微笑ましい。
が、こちらはおじさん3人。
うーむとうなっていたらバルメニューのカレーがやってきた。

こちらのバルメニューはこのハーフカレーとマルンガイ茶である。
カレーはフルーティでまろやか。
が、しっかりとスパイスが効いていて、あとからピリリとやってくる。
濃厚な味わいである。
うまい。

が、3口ほど食べて、写真師とカミーにカレーを譲った。
ここでバクバク食べると、あとが苦しいのだ。

しかしおいしそうに食べている写真師とカミーを見ているとムカついてくる。
まだお腹が空いているのだ。
が、ここが我慢のしどころ。
で、ドリンクを注文。

マルンガイ茶はフィリピンのお茶で、ビタミン、ミネラル、アミノ酸が豊富に含まれている健康茶である。
サッパリとしていておいしい。
胃袋快調！！
よーし、どんどんお店を回るぞ〜。

こうして、津ぅのドまんなかバルめぐりがスタートしたのである。

■わさびの木
住所：三重県津市大門18ー7　２F
電話：059-225-5553
定休：日曜日
営業：11：00〜14：00（お昼のみ営業）

写真/松原 豊