三重県津市大門の商店街を中心に初のバルイベントが開催!
その名も「津ぅのドまんなかバル」!
前売り3000円のチケットで、なんと5軒もの店が回れる!
食べ飲んでの「お店めぐり」にサルシカ隊の面々が出動した〜!!
三重県津市の繁華街である大門で2014年11月15日と22日に開催される「津ぅのドまんなかバル」。
参加店舗62!
サルシカ隊のわれわれは胃袋の限界までその店を回るのであった。
で、2軒目。
観音さん近くの「手打ち弁慶うどん」。
肉うどんとカレーうどんが人気のお店だ。
「こんちわ〜」
ガラリと店の戸を開けると、誰もいない。
明かりこそ点いているが、BGMもお客さんの声もない。
つまりシーンとしている。
うどんを茹でる大鍋からも湯気は立っていなかった。
「誰もいないよ、休みかな」とワタクシ。
「いやー、それはないでしょ、バルの参加店なんだから」と写真師。
店の前に貼り紙でもあるのではないかと外へ出ると、バルのスタッフが歩いていたので、これ幸いと声をかけた。
「あの〜、弁慶うどんさん、誰もいないんですけど」
「あれ、さっきそのへんにいましたけどね」
と、スタッフはかたわらの自動販売機の方を見た。
が、誰もいない。
「あの人すぐどっか行っちゃうから。待っててください、探してきますから」
おいおいおい。
営業時間中に、しかもイベントの真っ最中にどっかへ行っちゃう店主ってどうなのだ。
しかも店は開けっ放しだ。
「いやー、すまんねぇ、なんでしたあ」
ようやくお店に現れた店主は、まるで吉本新喜劇に出てくるおっちゃんのようにスットボケたことを言う。
いやいや、お客さんですって(笑)。
で、バルチケットを出すと、
「ん? なにこれ?」
「え、ほら今日やってるバルのチケットですけど」
「ああ、何を出すんだっけ。頼まれてはいたんやけど、もう忙しくてね」
なんとワレワレが初めてのバルのお客さんであった。
たぶん何人もの人が店を訪ねているはずだが、誰もいないので諦めたのであろう。
写真師とワタクシはパンフレットを店主に見せて、牛皿と瓶ビール1本がメニューであると伝えた。
「なんや、それでええんか。
で、このチケットを受け取って、ワシはどーしたらええんかな」
そんなこと知らんわい!!
ワタクシ、本気でそう答えましたともさ(笑)。
お願いします、お父さん。
とりあえずこの商店街の会長さんなんですから!!
まあ、いろいろありましたが、出てきましたバルメニュー。
牛皿は国産和牛を使用。
「素材とか作り方に特別なこだわりとか特徴があるんですか?」
と聞いたら、
「うーん、特にないなあ」
との返事。
もう!
取材になんないじゃん!!(笑)
アチアチの牛皿を口に放り込み、手酌で瓶ビールを注ぐ。
うんうん、瓶ビールってのがいいねぇ。
あと、昼から飲むってのもいい。
このあと、ビールを飲みつつ店主のお父さんからいろいろと話を聞いた。
が、その大半はとんでもないエロ話ばかりで、とてもじゃなけどここで書けないのである。
もう!
取材になんないじゃん!!
昼のビールとエロ話は酔いがまわる。
さあ、そろそろ次の店にいこう。
ふわふわする身体で「弁慶うどん」をあとにした。
すると、また店主のお父ちゃんがいそいそとどこかに出ていくのが見えた。
もう!
どこへ行くんだよう(笑)。
■弁慶うどん
住所:三重県津市大門23-24
電話:059-225-4878
定休:たぶん気まぐれ
営業:ほぼ間違いなく気まぐれ
写真:松原 豊